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2010年11月17日(水)の記事

タンク殺人裁判 被告「命返して」

去年6月、米原市で、交際相手の女性を汚水タンクに落とし窒息死させたとして殺人の罪に問われている男の裁判員裁判は、8日目の17日、被告人質問が行われ、女性が死亡したことについて被告の男は、「何があったのか犯人に問いただしたい。彼女の命を返してほしい」などと述べました。この事件は去年6月、同じ職場で働く交際相手だった、長浜市の小川典子さん当時28歳を鈍器のようなもので殴った上、米原市伊吹の汚水タンクに落とし、窒息死させたとして、米原市の会社員・森田繁成被告41歳が殺人の罪に問われているものです。公判8日目の17日は、主任検事の証人尋問が行われ、逮捕直後の去年6月〜7月にかけて検事が行った取調べにおける被告の供述などについて証言しました。この中で主任検事は森田被告の供述が取調べ時と法廷で大きく変っていることのほか、黙秘を続ける被告に対し、「犯人でないなら、交際相手を殺した真犯人を探すためにも知っていることを話してほしい」と説得したことなどを証言し、捜査の正当性を主張しました。また午後からは、被告人質問が行われ、裁判員から亡くなった小川さんについて聞かれた森田被告は、なぜこのようなことをしたのか犯人に問いただしたい。出来ることなら彼女の命を返してほしい。」と述べ、真犯人への憤りを訴えました。しかしこのあと、犯人でないとしながら取り調べで黙秘を続けたことや、小川さんが亡くなる直前の10日夜のことについて、警察に話さなかった理由を裁判長らから問われると、森田被告が黙ってしまう場面もありました。裁判は明日も行われ、被害者遺族の証人尋問などが行われます。

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