泉南アスベスト訴訟控訴審 原告らが裁判官へ手紙 |
裁判官にあてた50枚の手紙 |
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大阪府泉南地域のアスベスト被害をめぐる国家賠償訴訟の控訴審が始まりました。
一審で勝訴した原告たちは、早期救済を求める手紙を裁判所に提出しました。
「みんな寝静まった頃、咳が出る。迷惑をかけまいと必死でタオルで口を押える。まるで地獄にいるような苦しみです」(88歳男性の手紙)
便箋で約60枚。
控訴審を前に原告たちが裁判官にあてた手紙です。
石綿肺などの病に冒された原告たちに残された時間は、決して長くありません。
「ほこりの中で働いてよかったと思いながら自分の一生を終わりたいです。どうかもう一度、私たちに光をください」(67歳女性の手紙)
大阪府泉南地域のアスベスト工場で働いていた元従業員たち29人が、国を訴えた裁判。
今年5月、大阪地裁は「健康被害の発生を認識しながら対策を怠った」として、国の責任を初めて認め、約4億3500万円の損害賠償を命じました。
国も一度は控訴しない意向を示したものの「法律的な論点が残されている」として控訴。
未だ解決に至らない中、提訴から4年半の間に原告3人が亡くなりました。
原告団は、一刻も早い解決が必要として、大阪高裁に対し、速やかに和解勧告を行うよう申し入れ、原告たちの手紙を提出しました。
「あと何人死んだら、国は責任を認めるのだろう。原告全員が死ぬのを待っているのではと、思ったりしました」(54歳女性の手紙)
17日に始まった控訴審で、裁判長は「検討が尽くされておらずきょう和解勧告はできない」としながらも、早期解決の必要性は認めました。
原告の女性(71)は「私たちの病気はもう治らない病気ですけど、亡くなるまでに速やかに解決してもらいたいなと思っています」と話しました。
裁判長は「次の弁論で一定の見解を示す」と述べていて、早ければ来年1月にも和解勧告が出される可能性があります。
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2010/11/17 20:13
更新) |
兵庫・西宮市 夫婦殺害 60万円手つかず |
怨恨による殺害か |
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兵庫県西宮市で、夫婦が殺害された事件で、屋内に現金約60万円が残されていたことが分かりました。
警察は怨恨による殺害の疑いが強いとみています。
この事件は今月12日、西宮市に住む一級建築士の水田実さん(62)と妻の輝子さん(62)が自宅で胸などを刺され、殺害されているのが見つかったものです。
自宅は4階建てで1階の事務所と車庫には犯人のものと思われる血の付いた足跡が残されていましたが2階より上に侵入した形跡は残されていません。
また、その後の調べで屋内には現金約60万円と通帳が残されていたことが新たに分かりました。
警察は怨恨による殺害の疑いが強いとみて、携帯電話の通話履歴などから交友関係を調べています。
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2010/11/17 20:13
更新) |
門真17歳少女変死 「自分でこけた」と口止め |
死亡の経緯も捜査 |
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大阪府門真市でことし9月17歳の少女が変死した事件で、少女に暴行を加え重傷を負わせたとして逮捕された姉と交際相手の男が少女に嘘の説明をさせ暴行を隠していたことが分かりました。
今年9月、自宅の玄関で倒れているのが見つかった、田代悠里子さん(17)。
病院に運ばれましたが体には無数の傷がありまもなく死亡しました。
警察は姉で無職の恵里子容疑者(21)と交際相手の梅ア大吾郎容疑者(30)を今年6月に悠里子さんに暴行を加えた傷害の疑いで逮捕しました。
【近所の人】「6月に玄関前に倒れていた。大丈夫と声をかけたら口元をマスクで押さえながら『大丈夫』と話していた」。
事件の兆候は2年前の9月にありました。
悠里子さんに大きなけがが絶えないことから警察は児童相談所に「要保護児童」として通告。
児童相談所はこれまでに8回悠理子さんと面談しましたが、姉たちから暴力を振るわれたことを一切話しませんでした。
【大阪府中央子ども家庭センター・神田眞知子所長】「『見知らぬ人、数人からに暴行』、『バイクにはねられた』と説明していた。保護を再三、申し出ても本人が拒否したので、保護には至りませんでした」。
その後の調べで恵里子容疑者が「梅ア容疑者が妹に『こけた』など嘘の説明をするように指示していた」と供述していることが分かりました。
二人は3年ほど前から交際。
梅ア容疑者のマンションと恵里子容疑者の実家を行ったり来たりする生活をしていました。
二人は生活保護費を15万円受給していましたが、さらに悠里子さんの毎月のアルバイト代、約17万円もとりあげ、ゲーム機の購入などに使っていました。
また近所の人が2人の部屋のゴミ捨てをさせられている悠里子さんの姿を目撃していました。
【悠里子さんの知人】「殴られたような跡があったので『どうしたの?』と聞いたら、『こけた』と言った。そうなん、って言うしかなかった」。
梅ア容疑者は容疑を認めているということですが、恵里子容疑者は「ケガはさせていない」と否認しています。
警察は悠里子さんの死亡の経緯についても追及しています。
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2010/11/17 20:13
更新) |
「アニメの聖地」でフィギュア盗難 |
アニメグッズ25点盗難 |
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人気テレビアニメ「けいおん!」の聖地といわれる滋賀県豊郷町の小学校の旧校舎でファンが持ち寄ったアニメグッズ25点が盗まれました。
滋賀県豊郷町の豊郷小学校の旧校舎には高校の軽音楽部を舞台にした人気テレビアニメ「けいおん!」のキャラクターグッズがずらりと並んでいます。
豊郷小学校の旧校舎は、アニメに登場する高校に似ていることから大勢のファンが訪れアニメグッズを持ち寄るようになりました。
そのアニメファンの聖地で17日未明、窓ガラスが割られて展示されていたフィギュア22体とギター3本、それに30万円の入った金庫がなくなっているのが見つかりました。
豊郷町産業振興課の清水純一郎主査は、「せっかく全国の皆さんが持ち寄った思い入れのある品物ばかり残念です」と話していました。
豊郷町では、今後アニメグッズの展示を続けるかどうか検討するとしています。
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2010/11/17 19:10
更新) |
中学生に暴行の元大学生 起訴事実認める |
亀山祐輔被告(23) |
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女子中学生に暴行を繰り返し、自宅アパートに放火したとされる元大学生の男の初公判が行われ、男は起訴事実を大筋で認めました。
現住建造物等放火などの罪に問われているのは、元龍谷大学の大学生・亀山祐輔被告(23)です。起訴状によりますと、亀山被告は3年前、携帯電話のサイトで知り合った当時中学1年の女子生徒を刃物で脅して暴行し、その後も裸の写真を送りつけて会うように脅迫しました。さらに去年12月には、女子生徒が住む大阪府阪南市のアパートに放火し全焼させました。初公判で、亀山被告は、起訴事実について大筋で認めました。また冒頭陳述で検察側は「被告は、女子生徒が連絡をしてこないことに腹を立て、放火すれば怖がって連絡してくると考え火をつけた」と述べました。
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2010/11/17 15:05
更新) |
もちつき大会で国際交流 |
伊香立小学校(滋賀県大津市) |
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滋賀県の小学校では、国際学校の子ども達を招いて一足早いもちつき大会が行なわれました。
これは大津市の伊香立小学校が国際交流行事の一つとして、京都インターナショナルスクールの生徒らを招いて開いたものです。もちつき大会は、初めてという子どももいましたが慣れない杵をしっかり持って、用意された36キロのもち米を突き上げていきました。
子供たちは「楽しかった」「つくのが楽しかった。けど、ちょとだけ重かった」と感想をのべ、自分達でついたばかりのお餅を黄な粉につけたり、しょうゆにつけて、楽しそうに食べていました。
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2010/11/17 15:03
更新) |
少女変死 妹のアルバイト代を姉らがとりあげ |
門真市の少女の自宅 |
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大阪府門真市で今年9月、17歳の少女が自宅で変死した事件で、傷害容疑で逮捕された姉と交際相手が、少女のアルバイトの収入を全額とり上げていたことがわかりました。
無職の田代恵里子容疑者(21)と交際相手の梅ア大吾郎容疑者(30)は、6月、門真市で田代容疑者の妹の悠里子さん(17)に全治2か月以上の重傷を負わせた疑いで逮捕されました。田代容疑者は「ケガをさせたことはない」と容疑を否認していますが、梅ア容疑者は「悠里子さんがゴミを出さなかったから暴行を加えた」などと容疑を認めています。2人は病気を理由にあわせて約月15万円の生活保護を受給していましたが、悠里子さんの月約17万円のアルバイト代をとり上げゲームなどに費やしていたことが分かりました。また児童相談所によりますと、6月まで10回にわたり家庭訪問などを行いましたが、悠里子さんが保護を断ったということです。悠里子さんは、9月に自宅で倒れた後死亡していて、警察は日常的な暴行などがあったとみて追及しています。
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2010/11/17 12:38
更新) |
こんにゃくゼリー死亡事故 両親の訴え棄却 |
のこんにゃくゼリー「蒟蒻畑」 |
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こんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡した兵庫県の1歳の男の子の両親が製造した会社などに賠償を求めた裁判で、神戸地方裁判所姫路支部は両親の訴えを退けました。こんにゃくゼリーの事故を巡る裁判の判決は初めてです。
訴えによりますとおととし7月、兵庫県内に住む当時1歳11ヶ月の男の子がマンナンライフ製のこんにゃくゼリー「蒟蒻畑」を喉につまらせおよそ2ヵ月後に死亡しました。男の子の両親は、こんにゃくゼリーは、噛み砕きにくく喉に詰まり易い欠陥があったとして製造物責任法などに基づき会社などにおよそ6200万円の損害賠償を求めていました。17日の判決で神戸地裁姫路支部の中村隆次裁判長は、「1998年から国民生活センターが警告し、マンナンライフも弾力性を変えるなど一定の対策はとっていた。『子どもや高齢者に不向きである』との警告表示もあり、おととしの段階で欠陥は無かった」として両親の訴えを退けました。原告側代理人は「控訴するかどうかは両親と相談したい」としています。
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2010/11/17 12:37
更新) |
風俗店店員の男性が顔さされる |
店員が刺された現場(大阪市淀川区) |
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17日未明、大阪市淀川区で風俗店従業員の男性が同僚の女性と一緒にいた男に刃物で顔を刺され、重傷を負いました。
午前0時半ごろ、淀川区十三の風俗店で勤務していた男性(30)が、同僚の女性(27)からの無言電話を受け女性の自宅近くに向かったところ、十三元今里2丁目の路上で女性と一緒にいた男に刃物で顔を刺されました。男性は頬を貫通する重傷で、男は逃走しました。警察の調べによりますと、女性は帰宅途中に男にナイフを突きつけられ、「人から頼まれた。1時間付き合ってくれたら帰してやる」などと脅されたため、ポケットの中で携帯電話を発信状態にしていました。男は23歳から25歳位、身長160センチから165センチで黒っぽいジャケットを着ていたということです。警察では殺人未遂事件として捜査しています。
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2010/11/17 12:38
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槇尾川ダム 賛否両論の意見書を知事に提出 |
大阪府和泉市の槇尾川ダムについて建設するかどうか検討してきた府の委員会は、継続と中止の2つの内容を盛り込んだ意見書を橋下知事に提出し、最終判断をゆだねることになりました。
17日午前、大阪府河川整備委員会の山下淳委員長が橋下知事に意見書を提出しました。河川整備委員会は、去年9月に本体工事に着工した槇尾川ダムについて、橋下知事の指示で建設の継続か中止かを検討してきました。これまでに山下委員長は、「ダム建設を中止し、河川と堤防の改修が妥当とする」意見書の案を提示していました。しかし委員会として意見を一本化することができずダム建設の継続と中止の2つの内容を盛り込んだ意見書となりました。山下委員長は、「不細工な意見書で、委員長として責任感じる」と話しましたが、橋下知事は「専門家の議論なんで委員会のあるべき姿」と応じました。専門家の意見がまとまらなかったことでダム建設を続けるかどうかは橋下知事が、政治判断することになります。
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2010/11/17 12:21
更新) |
高校同級生殺人 起訴事実認める |
奈良県桜井市で去年、高校3年生の同級生を包丁で殺害したとされる少年の裁判員裁判が奈良地方裁判所で始まり、少年は起訴事実を認めました。
殺人などの罪に問われているのは事件当時、私立高校3年生だった19歳の少年です。
起訴状によりますと、少年は去年7月、近鉄桜井駅のホームで同級生だった濱田知哉さん(当時18)の腹や背中などを包丁で刺して、殺害したとされます。
17日の初公判で、少年は「間違いありません」と起訴事実を認めました。
冒頭陳述で検察側は、「犯行の計画性などから心神耗弱であったとは言えず、犯行に至る経緯や遺族感情などを考えると、刑事処分を科すべき」と述べました。
一方、弁護側は「少年は犯行時、心神耗弱状態にあり、少年院へ送致すべき」と主張しました。
判決は今月24日に言い渡されます。
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2010/11/17 12:20
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京都御所 秋の一般公開 |
紅葉シーズンをむかえた京都御所では17日から秋の一般公開が始まり、観光客で賑わっています。
午前9時、開門を待ちわびた大勢の観光客が京都御所の苑内に入りました。通常、御所は事前に申し込まないと見学できませんが、毎年春と秋の一般公開は誰でも自由に入れます。御所の一番の見どころとされるのは「紫宸殿(ししんでん)」で、「即位の礼」など重要な儀式で使われる「高御座(たかみくら)」を見ることができます。また宮中の装飾品などを夏用から冬用に取り換える「更衣(ころもがえ)」の儀式の様子が人形で再現されています。観光客は優雅な王朝絵巻を紅葉とともに楽しんでいました。この一般公開は今月21日まで行われます。
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2010/11/17 12:20
更新) |