京都市の土木建築業の男性(65)から、あいさつ料として現金を脅し取った疑いが強まったとして、京都府警組織犯罪対策2課などが、指定暴力団山口組ナンバー2の若頭で名古屋市に本部のある弘道会の高山清司会長(63)について、恐喝容疑で逮捕状を取ったことが17日分かった。18日にも逮捕する方針。
弘道会は山口組トップの篠田建市(通称・司忍)6代目組長の出身母体。今回の恐喝事件を巡っては、山口組2次団体の淡海一家(大津市)総長、高山義友希被告(53)らが05~09年、土木建築業の男性からあいさつ料4500万円を脅し取ったとして組織犯罪処罰法違反罪で起訴されている。
捜査関係者によると、高山被告らはその際「山口組としての決定事項を伝える」「名古屋の頭に届ける」などと迫っており、府警は「名古屋の頭」に当たる高山会長の共謀を問えると判断したとみられる。
毎日新聞 2010年11月18日 2時30分