東大医科研病院治験審査委員会審査状況

 スタンス 2010.11.16 11:00:00

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東京大学医科学研究所附属病院治験審査委員会 審議状況
http://pub.ne.jp/jyubusan/image/user/1289904654.jpg

● 「重篤な有害事象」の報告、審議件数が、非常に少ない(和歌山医大病院、東大病院、京大病院に比べて、また件数を勘案しても)。

● 審議時間が、短い。

● 「修正・否認」なる案件が出れば、議論がなされているはずだが、審議時間からすれば、その様子を窺うことが出来ない。

● なぜ「(案)」の開示か、不明。

● なぜ「平成21年度第2回議事要旨(案)」「平成21年度第3回議事要旨(案)」のファイル名だけが異なっているのか。

「平成21年度第2回」:「進行膵癌に対する腫瘍新生血管関連遺伝子VEGFR1 由来HLA-A2 拘束性エピトープペプチドを用いた腫瘍新生血管特異的ワクチン療法とGemcitabine 化学療法の併用療法(第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験)」(と「HLA-A24」)の終了審査の委員会

「平成21年度第3回」:その他のVEGFR1由来ペプチドをも用いた第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の終了審査の委員会



● 「議事要旨」の作成日と、開催日のバランスが欠けている。

● 「迅速審査」(委員会事後承認案件?)の件数が多い。「臨床試験の審査数」に比べても。

● 「平成21年度第8回」までの審査会は、「体制整備」段階、それ以降が「本格」段階なのか。

● しかし、9回、10回の審議時間は、11分と10分。

総じて、東大医科研病院の治験審査は、十分に機能していない「印象」を与えています。

例えば朝日新聞に開示した議事内容が、開示している「審議要旨(案)」には、なんの痕跡もないのは何故か、も含めた議事要旨の中身については、別途考えてみたいと思っています。

臨床試験の実態に初めて触れ、患者あるいは市民サイドから、実情を知っておく必要性を感じています。

各地の病院の「治験審査会」に、患者あるいは市民が、オブザーバーとしてか、あるいは正規の「審査委員」としてか、参加する道を開くことが必要と考えられます。政府行政レベルだけではなく、治療の現場に、どう係わっていくのか、が課題と思われます。「臨床試験」を活発にするためには、患者市民の試験機関への参加と実態のオープン化が必須のことと思います。

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