2010年11月17日
第650話「すべての想いを…XⅥ」
テーマ:すべての想いを…
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BGM(美沙Ver)
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「待って、ヒカルさん」
背中のほうから聞こえてきた声に、
え…?!
と振り返ると、
「やめてあげて、ヒカルさん」
義母が立っていたわけであり…
義母は…
俺に無理やり外に連れ出されそうになって、
泣きじゃくっている静香のほうへ、
ゆっくりと歩み寄ると…
「美沙のために…
来てくれたのよね…?」
それは…
まるで目の前の静香が…
本当の自分の子供であるかのように…
愛しいわが子に対するような
優しく愛に溢れた言い方でさ…
「わ、わたし…ううっ…
わたし、わたし…あ、謝らなきゃ…
ひくっつ、ひくっつ…」
義母は…
激しく嗚咽し、肩を震わせている静香の背中に
そっと手をやり、
「泣かなくていいのよ。
さ、お入りなさい」
「わ、わたし…ひくっ、ひくっ…
ご、ごめんな…ひくっ…さい…」
「ほらほら、そんなに泣かないの。
可愛い顔が台無しじゃない」
少し頬を緩めながら…
ポケットからハンカチを取り出し、
静香の涙を拭いてあげる仕草は…
知らない人から見たら…
静香と義母が、本当に親子かと思いかねないほど、
ごく自然の動作のように思えたわけで…
ゆっくりと家の中に静香を招きいれると、
義母は、俺に向って、
「ヒカルさん、
中までつれてってくださる?」
そう言われて…
素直に「はい」なんて言えるわけなかった。
義母は、この子のことを、
ただの俺の知り合いだとしか思っていないから、
さっきみたいに優しいことが言えるであって、
俺とこの子のせいで、
どれだけ美沙を苦しめて、
どれだけ美沙を追い込んでしまったか、
もし知ったとしたら…
そう考えると、
このまま静香を家の中に
入れることなんて出来るわけなかった。
「あ、あの…
この子を家に入れるのは…
ちょっと…」
恐る恐る言うと…
「どうして?
わざわざ美沙のために来てくださったのに、
追い返すことなんて出来るわけないじゃない」
「そ、それは…
普通だったらそうでしょうけど…
でもこの子は…」
「この子は…なに…?」
「この子は…」
言わなきゃ。
言わなきゃダメだ。
そう思っても、なかなか言葉が出てこない。
美沙の前にこの子を連れていくなんて、
そんな酷いことさせちゃいけない。
分かりすぎるぐらい、分かっていたけど…
いざ、義母に俺たちの『事実』を口にしようとすると、
なかなか覚悟が決まらず…
躊躇してしまうわけで…
だけど…
俺の横で、小さくさくひくひく嗚咽しながら、
俯いている静香をチラッと見て…
ダメだ…
隠し通すことなんて絶対できない。
ちゃんと…
ちゃんと言おう。
「お義母さん…」
と顔をあげたそのとき、
「いいの。分かってるから」
思いかげない言葉に、
「え?」
「分かってますよ。
言わなくても分かってますから」
「お義母さん…」
「それ以上言わなくていいから」
「でも…」
「美沙もね…
賑やかなほうが喜ぶと思うから…
だからそれ以上はもういいの。
ね?」
「……」
なにも言えなかった。
そして、義母が静香のことを
分かったうえで…
家の中に招き入れたことが
信じられなかった。
でも…
「ほら、そろそろお坊さんも来られるはずだから、
早くつれてってあげて」
そう急かされると…
「は…い…」
頷くしかなかった。
こうして…
思いもよらぬメンバーで、
三回忌が始まったんだけど…
始まる寸前に部屋に入ってきた渚ちゃんは…
俺の斜め後ろにひっそりと座っていた静香を見て、
一瞬、驚いた表情をしていたけど、
すぐにポーカーフェイスに戻し、
そのあとは、いっさい俺たちに視線を合わせることもなく…
重苦しい空気のなかを、
お経だけが部屋に響いていました。
【問題】
無事にお経も終わって、お坊さんが帰ったあと…
渚ちゃんは、立ち上がると…
・・・・・・!!!
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次回も…
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続きます。お見逃しなくっ!!!