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米原タンク殺人、裁判員裁判 事件直前「被害者の顔にあざ」 滋賀

2010.11.17 02:06

 ■第7回公判、同じ職場の女性証言

 米原市で昨年6月、交際相手の長浜市の会社員、小川典子さん=当時(28)=を汚水タンクに落とし、窒息死させたとして、殺人罪に問われた会社員、森田繁成被告(41)の裁判員裁判の第7回公判が16日、大津地裁(坪井祐子裁判長)であった。被告や被害者と同じ職場で働いていた派遣従業員の女性が証人として出廷。被害者は「顔にあざがあるのを化粧で隠しているときがあった」とし、時期は昨年6月に起きた事件直前の「昨年春から夏ごろ」と証言した。

 女性は、弁護側の証人尋問で被害者のあざについて聞かれ答え、「青くなっていた」とも証言。裁判員の質問に、位置は「ほほの辺り」と述べた。

 一方、森田被告は、弁護側や裁判官の被告人質問で、被害者との不倫関係が会社に知られると、派遣勤務だった被害者は「処分を受ける」としたが、自分は「本社の人間なので、注意されていたと思う」と説明。また、裁判長が犯行があったとされる昨年6月10日夜に被害者と会った理由を聞くと、被告は「被害者が6月10日朝に道路に放置した車の処理。仲直りも含めて」などと説明した。

 17日は、主任検察官の証人尋問や被告人質問などが行われる予定。

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