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「被害者暴力受けた」 友人証言、被告は完全否定 滋賀・タンク殺人公判

2010.11.16 03:59

 米原市で昨年6月、交際相手の長浜市の会社員、小川典子さん=当時(28)=を汚水タンクに落とし、窒息死させたとして、殺人罪に問われた会社員、森田繁成被告(41)の裁判員裁判の第6回公判が15日、大津地裁(坪井祐子裁判長)であった。被害者の友人が証人として出廷し、検察側の尋問に、被害者が被告から暴力を受けていたとする証言をした。これに対し、森田被告は弁護側の質問で、被害者への暴力を完全否定した。

 被害者の友人2人が証人として出廷。このうち、1人は、検察側に被害者からの悩みについて尋問され、「被害者が亡くなる半年ほど前から『(被告に)暴力をふるわれる』と3回ほど相談を受けた」と証言。さらに、「車内でシートに押し倒されたり」などと具体的な暴力内容について述べ、「昨年4月ごろ、『暴力が始まると止められない。殺されるかもしれない』と疲れた様子で言っていた」と説明した。

 これに対し、森田被告は、弁護側が「被害者に暴力をふるったことはあったか」と質問すると、「ない」とはっきりした口調で否定した。そのうえで、「被害者は仕事がうまくいかないときなどに、車内で両手を振り回したりすることがあった」とし、「ヒステリックになるときは押さえ付ける」とした。

 また、森田被告は、弁護側の質問で、事件があったとされる昨年6月10日の翌11日昼ごろ、被害者にメールを送った後、連絡していなかったことについて、「被害者の返事を待とうと思ったから」と答えた。

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