黒岩比佐子さん
黒岩 比佐子さん(くろいわ・ひさこ=ノンフィクション作家)が17日、膵臓(すいぞう)がんで死去、52歳。通夜は18日午後6時、葬儀は19日午前10時30分から東京都文京区小石川3の7の4の真珠院で。喪主は弟清水章(あきら)さん。
資料集めから明治期の古書収集が趣味となり「『食道楽』の人 村井弦斎」(サントリー学芸賞)では、弦斎再評価のきっかけを作った。著書に「編集者 国木田独歩の時代」(角川財団学芸賞)、「古書の森 逍遥」など。昨年11月にがんが見つかり、治療を受けながら書き上げた社会主義者・堺利彦の評伝「パンとペン」が10月に刊行されたばかりだった。