2010 ツール・ド・ジャポン 第5戦 西湖ステージ Dクラス
Dクラス、ド平坦、20km。
勝って得るもの無し、負けたら噴飯モノ。 1位以外は全て負けと等しいような状況下でのスタート。
でも試走の段階で勝つイメージはかなりできていたのでいつも程緊張はしなかった...かな、どうかなww。
最初はローリングスタート。下りきった辺りからアクチュアルスタート!
一気にペースが上がる。
と、同時に僕はずるずると後退ww。
こんなところから位置取りする気になるか!
皆どんだけ殺気立ってんのww。
だからJCRCって嫌いww!!
ここで黄色ジャージの二人がすげえ勢いで一気に前に出る。
元気やな...。
アタックという程のキレはなく、集団を牽いてくれる。
一体何のサービスか知らんが...いい子だww。
前の二人がかなりのペースで牽くので余計なアタックも出ず、一定ペース。
最初の直角コーナーを曲がって湖南になると黄色ジャージは力を使い果たしたかずるずると後退...
以後二度と前方で見る事はなかった。
ご苦労。
まあ、多分僕より良い脚持ってたのに...残念ね。また頑張ってね。
そっからはFORZA!、内房レーシング、東京電力、セマス新松戸、オーベスト、ホットロードの方々辺りが前を牽く。
なんかやっぱ実業団戦よりごちゃごちゃしてて埋もれたくないので5番手あたりを維持。
もちろん前なんか絶対に牽かないポッツアート直伝(?)のコバンザメ走法ww。
汚えって?
バカ言うなww勝ちゃいいんだ(←ゲス杉)。
まあ前も言ったけど集団内で嫌われたくなきゃちゃんと前牽きましょうww。
ただ乗りはダメ・絶対!
ここで一名逃げが出る。
馬鹿なww。
このコース、この地点で1人逃げを打つとは積極的に負けに行ってるとしか思えないが...。まあいいさ。
そもそもカテゴライズされている=(多少の幅はあれど)脚力は同じ程度なわけで、そこを単独で、この見通しの良いド平坦コースで、集団引き離して10km以上も逃げられる脚があるならこのクラスにいないだろうというわけで...。
放置。
ただこの人が意外と頑張ってた。
だが残念ながら頑張れば頑張る程、集団のちょうどいいペースメーカーになるのよねコレ...。
さっきの黄色い二人といい、1周目は捨て身の(?)アシスト陣(違います)のおかげで一定ペースで楽だったよ。
ご苦労。
さて、この後は唯一の登り区間。直角コーナーからの100m程度か。
最終周でのここの位置取りは重要だと思いテスト走行。
10番手あたりでインから入って、ちょとラインを外してガッツリもがいてみる。
坂を登りきってからも少し踏んでみると集団先頭はだいぶ後方に。
ちょっと踏み過ぎだな。ラスト、ここで先頭に出るのは良くないからもうちょい抑えめで3〜5番手あたりに入れればベスト...か。
ん。よし、イメージは固まった。後は周り次第で臨機応変に対応...かな。
しばしコース端でスピードダウンし集団が過ぎるのを待つ。ドリンク補給。OK。リスタート。
こっからゴールまで前は上記の5、6人がかなりのペースで引き続ける。
ここまではAv43km/h弱とBクラス並みのスピード。 スタート/ゴール地点は5番手で通過。
2周目に入って下りきっても今だ先頭は決まったメンバーが引き続ける。
頑張るのお...。
それを後ろからうまいこと先頭交代に加わらず静観...。
ホント...ありがとな。なんか、こんなに牽いてもらって...。
しかし直角コーナーから湖南に入るとさすがに集団活性化。
いままで見た事なかったジャージが積極的に飛び出て行く。
めんどくせえww(お。
どうせゴールスプリントになるんだから直前までおとなしくしてろよMAJIで...。
こんなとこで位置取りする気にもなれなかったのでずるずる後退...。
どーせ100m登りでかければ追いつける...っつーかむしろこの辺りからの方が好都合と思い集団中程でおとなしく過ごす。
前方は2人の逃げが出たが満を持してというよりは最後の足掻きな感じのキレ無しアタックだったのでまたも放置。まあ僕がどうしようが集団が元気だったので勝手に追いついてくれた。gj。
20番手あたりで直角コーナー→登り区間。
またしてもインにラインを外して頂上までもがく。
完璧ww3番手で先頭復帰。
あ〜...でも前の二人ちょっとキツそうだな...。
案の定残り800m、微妙な登り直前で前2人が一気にタレた。
おい!もうちょっと頑張れよ!!(お前が頑張れよww。)
と思った矢先、右から深緑のジャージが一気に捲って行った。
何この人天使ww?
あっさり列車を乗り換え深緑ジャージの人の後ろに。
そして最後のストレート、残りは500mくらいか。
いや〜、発射台もう一人くらい欲しかったな...。
と思いきやこの深緑ジャージの人がめっちゃ粘ってもがいている。
ってゆーかゴール直前のもがき方。
何この人天使レンショーww??
どう見ても僕のレンショーアシストです(違います)本当にありがとうございました。
スプリントスタートと決めていたラスト200mの青看板下を通過。
ここまで来ても視界には前の深緑ジャージさん以外誰も入ってこない。
決まった...。
13Tに入れてブースト・オン。
かかり具合、フォーム、残り距離全て完璧。
最後に最終的に2位になった人が一瞬視界に入ってきて
「うおおおおおおお〜〜〜〜〜〜!!!!」
と雄叫びをあげて捲ろうとしてきた。
クックッ...愛い奴...。
12Tで息の根を止めようと(ひでえww)思った瞬間ロングスプリントだったのか2位の人がやめちゃったので12Tも使わずそのままゴール。
しっかりとバキューンポーズも決めて(コンタドール支持的な意味でww)完璧。
レース運び、戦略、戦術、スプリント、全て完璧
ええ、完璧失格でしょうww。
でもいいの。もうJCRC出ないからww。
マジであのヘルメットカバー付けて走るくらいならやらないww。
1年に1回、YCメンバーの皆さんが出るのに便乗、とかは是非!って感じだけど...。
まあともかく勝ちは勝ちだ。
応援してくれたお仲間さん達も祝福してくれつつ
「いや〜、やっちゃいましたね」
僕「ええ、失格でしょうねww」
「でしょうねww」
そんなわけで、さっ、帰ろう帰ろうと思って自転車片付けて着替えようとしたら普通にリザルトに掲示されてたと聞く。
ガッツポーズ失格じゃねえのかよww。
しかも後で見たらD2クラスの人はリザルトに
「ゴール時手放し注意」
とか書かれてるのに僕のところには注意書きすら無し。
え?なにこれ?スルーされてるww??
でもまあせっかくだから表彰式ばっくれるのもアレだしトロフィーとかメダルetc...をありがたく頂きました。
でもポディウムガールからのキスは無し。
それぐらいさせろよ日刊スポーツww!!
別に一流芸能人でもあるまいし、もう!、露出はすくねえしなんなのもう!(←言い過ぎww)。
本場のレースの何を見てるんだ何を!(←ホント何を見てるんだお前ww)
ポディウムガールのキスでレースは完結するんだろうがヴォケがあ!!
でもまあこんなふざけた事書いてますけど、絶対勝利、1位以外は全て失敗と言われるレースで実際1位を取る事の難しさ、厳しさ、プレッシャーは結構なものだった。
どんな些細なミスも犯せない。パンク、メカトラはもちろん、落車でもすれば一巻の終わり、体調管理、充分で完璧なアップ、位置取り、脚の溜め具合、そして仕上げのスプリントの開始位置、ギア選択、もちろん絶対的な脚力。
どれを欠いても「1位」という結果は得られない。非っ常〜にデリケートなレースでした。
もう2度と経験したくないなww。
キツいレース、レベルの高いレースにただただ自分の持ってる力を100%ぶつけるのとはまた違う意味で精神的に厳しいレースでした。
何が言いたいかって言うとそれをSクラスであっさりやってのける飯島誠はやっぱりすごいってこと。
エスポワールをふんだんに使ってレースをコントロールしてちょっと狡いとか世迷い言を抜かしていた選手、観客がいましたが何を馬鹿なってー話ですよ。
僕が前を牽かないとかゴール直前までドラフティングしてたとかを気に食わない選手も人もいましょうが、それもまたロードレースというのも事実。
実際レース全体通して前を牽いていた5〜6人は結局リザルトでは15位以下...。単純な脚力では僕より強い人もたくさんいたでしょう。ただ彼らはロードレースではなく「脚比べ」をやってしまったってことで...。
自分の全てをぶつけて玉砕するというのも、男らしいとは思う。「その意気や良し」という感じはしますが、決して難しい事ではない。自分の力をただ出し切れば言いわけで...。
その1000倍デリケートで神経すり減らして気を使う作業を続けて最後に勝利をつかむのを汚いと取るか徹底してると取るかは人次第。
走る以上僕は勝ちたい。例え自分の力が及ばなくても最後に勝利をさらうだけでも良いと思っている。
1番強くなくても良い。1番にゴールを切れれば。2位に誰が入ってポイントがどうのいうよりもな...。狡いって言うなw。負けず嫌いっていってくれww。
さて、いよいよシーズンオフ。3月からのインターバル練までの約4ヶ月。
LSD1万2000キロの旅スタートです。
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