文科相 家族会に理解求める
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文科相 家族会に理解求める

11月11日 18時55分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

高校の授業料の実質無償化の対象に朝鮮学校を含めるかどうかをめぐって、高木文部科学大臣は、北朝鮮による拉致被害者の家族会の代表と面会し、さきに決めた個別の教育内容を問わないなどとする審査基準について、理解を求めました。

北朝鮮による拉致被害者の家族会の代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんらは、文部科学省が今月5日、無償化の判断にあたっては個別の教育内容を問わないなどとする審査基準を決定したのを受け、11日に高木文部科学大臣を訪ね、面会しました。この中で、飯塚さんは「拉致問題が進展せず、政府は北朝鮮に制裁を課している。こうしたなかで、朝鮮学校を無償化の対象に含めるのは矛盾しており、北朝鮮側に誤ったメッセージを与えることになる」と述べ、無償化に反対する考えをあらためて伝えました。これに対し、高木大臣は「朝鮮学校から無償化の申請があれば、教科書の記述などを確認して、教育内容に問題があると判断すれば、改善を促すことにしている」と述べたうえで、文部科学省が決めた審査基準について理解を求めました。