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文書番号: 289022 - 最終更新日: 2005年8月16日 - リビジョン: 3.0

Windows XP で Boot.ini ファイルを編集する方法

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP289022

目次

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概要

この資料では、[起動と回復] ダイアログ ボックスで Windows XP の Boot.ini ファイルを表示し、手動で構成する方法について説明します。

Windows XP では、Boot.ini をすばやく簡単に見つけ、ファイルの確認および編集を行うことができます。

Boot.ini ファイルを編集する前に、バックアップを作成しておくことを推奨します。最初に、隠しファイルが表示されるようにフォルダ オプションを変更してから、Boot.ini ファイルをバックアップします。


Boot.ini ファイルのバックアップを作成する

  1. [マイ コンピュータ] アイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    または
    [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、sysdm.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [詳細設定] タブで、[起動と回復] の [設定] をクリックします。
  3. [起動システム] の [編集] をクリックします。メモ帳でファイルが開き、編集することができます。
  4. メモ帳で、[ファイル] メニューをクリックし、[名前を付けて保存] をクリックします。
  5. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスの空白領域を右クリックし、コンテキスト メニューの [新規作成] をポイントし、[フォルダ] をクリックします。
  6. 新規フォルダの名前を、たとえば temp のように入力し、Enter キーを押して temp という名前のフォルダを作成します。
  7. temp と名前を付けた新規フォルダをダブルクリックし、[保存] ボタンをクリックして Boot.ini ファイルのバックアップ コピーを保存します。

Boot.ini ファイルを編集する

Boot.ini ファイルを表示し、編集するには、以下の手順を実行します。
  1. [マイ コンピュータ] アイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    または
    [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、sysdm.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [詳細設定] タブで、[起動と回復] の [設定] をクリックします。
  3. [起動システム] の [編集] をクリックします。

Boot.ini ファイルの例

Windows XP Professional コンピュータで使用されているデフォルトの Boot.ini ファイルの例です。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect
別のパーティションに以前の Windows 2000 がインストールされている場合の Boot.ini ファイルの例を以下に示します。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(1)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(1)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Windows XP Professional" /fastdetect
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT="Windows 2000 Professional" /fastdetect

Boot.ini を変更する

[起動と回復] ダイアログ ボックスを使用して Boot.ini ファイルを変更する場合、デフォルトのオペレーティング システムの選択、タイムアウト値の変更、または手動でのファイルの編集が可能です。ここでは、コマンド ライン ユーティリティの Bootcfg.exe を使用する方法について説明します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに cmd と入力し、Enter キーを押します。
  3. コマンド プロンプトで bootcfg /? と入力し、Enter キーを押します。
  4. BOOTCFG.exe のヘルプとパラメータが表示されます。

オペレーティング システムを追加する

コマンド プロンプトで、次のように入力します。
bootcfg /copy /d "Operating System Description" /ID #
Operating System Description にはテキスト (Windows XP Home Edition など) を記述します。また、# には、コピーの作成元となる Boot.ini ファイルの operating systems セクションにおけるブート エントリ ID を指定します。


オペレーティング システムを削除する

コマンド プロンプトで、次のように入力します。
bootcfg /delete /ID #
# には、BOOT.INI ファイルの operating systems セクションから削除するブート エントリ ID を指定します (たとえば、2 番目に記載されているオペレーティング システムの場合は 2 です)。


デフォルトのオペレーティング システムを設定する

コマンド プロンプトで、次のように入力します。
bootcfg /default /ID #
# には、BOOT.INI ファイルの operating systems セクションで、デフォルトのオペレーティング システムにするブート エントリ ID を指定します。


タイム アウト値を設定する

コマンド プロンプトで、次のように入力します。
bootcfg /timeout #
# には、デフォルトのオペレーティング システムが読み込まれるまでの時間を秒数で指定します。


Boot.ini ファイルを開いて、変更を確認する

  1. [マイ コンピュータ] アイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    または
    [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、sysdm.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [詳細設定] タブで、[起動と回復] の [設定] をクリックします。
  3. [起動システム] の [編集] をクリックします。



関連情報

このトピックの詳細については、以下のいずれかのリンクをクリックしてください。
Windows 2000 Boot.ini ファイルで使用するセーフモード ブート スイッチについて (http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;%5Bln%5D;239780)

モデムを使用してリモート デバッグ セッションを設定する方法 (http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;%5Bln%5D;148954)


関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 289022  (http://support.microsoft.com/kb/289022/EN-US/ ) (最終更新日 2005-05-18) を基に作成したものです。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Home Edition
キーワード: 
kbenv kbhowto kbhowtomaster KB289022
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