関西テレビ放送株式会社

１６日午後、兵庫県姫路市のマンションの駐車場で男の子が倒れているのが見つかり、その後死亡しました。
ベランダから誤って転落したとみられます。
午後３時過ぎ姫路市広畑区東新町の８階建てマンションの駐車場で、小学生くらいの男の子が倒れているのを住人が見つけ、消防に通報がありました。
男の子は、マンションの８階に住む小学２年生の名倉和也君（７）で、全身を強く打っていて消防や警察が駆けつけた時には意識はなく、およそ６時間後に搬送先の病院で死亡しました。
警察の調べによりますと、名倉君は自宅の子ども部屋にいたとみられ、母親から目の届かない状態にあったということです。
また、部屋に隣接するベランダには子ども用のジャングルジムがあることから警察は、名倉君がベランダから誤って転落した可能性が高いとみて調べています。

大阪府門真市でことし６月、１７歳の少女を暴行し重傷を負わせたとして少女の姉と交際相手の男が逮捕されました。
少女は約３か月後にも自宅で倒れているのが見つかりその後死亡しています。
傷害の疑いで逮捕された住所不定・無職の梅�ｱ大吾郎容疑者（３０）と、田代恵里子容疑者（２１）はことし６月、田代容疑者の妹の悠里子さん（当時１７歳）の顔や頭などに殴る蹴るの暴行を加え全治２か月以上の重傷を負わせたとされます。
悠里子さんは当時救急隊員などに「自分でこけた」と話していましたが、約３か月後の９月にも、自宅の玄関で倒れているのが見つかり、その後死亡しました。
警察の調べに対して梅�ｱ容疑者は容疑を認めていますが、田代容疑者は「ケガはさせていない」などと容疑を否認しています。
警察は悠里子さんが死亡した９月にも２人が暴行したとみて調べています。

尖閣ビデオ流出問題で、捜査当局は１５日、４３歳の海上保安官を逮捕しない方針を決めました。これを受けて、海上保安官は１６日未明、第五管区海上保安本部を後にしました。
「自分が映像を流出させた」と告白した４３歳の海上保安官。捜査当局はきのう、証拠隠滅や逃亡の恐れがなく、映像流出の経緯の説明にも矛盾がないとして逮捕しない方針を決めました。これを受け、海上保安官は、１６日未明、弁護士を通じてコメントを発表し、映像を流出させた動機などについて初めて明らかにしました。「私が事件を起こしたのは、政治的主張や私利私欲に基づくものではありません。ただ広く１人でも、一人一人が考え判断し、そして行動して欲しかっただけです。私は今回の行動が正しいと信じておりますが、反面、公務員のルールとしては許されないことであったと反省もしております。」（海上保安官のコメント）五管本部を出た、海上保安官は今後、しばらく有給休暇を取るということです。今後の事情聴取の予定は決まっていませんが、任意の捜査は続けられ、警視庁が書類送検した後、検察当局が刑事処分について、最終的な判断を下すことになります。一方で、海上保安庁による懲戒処分は避けられない見通しです。

１６日未明、大阪府枚方市の住宅を全焼する火事があり、焼け跡からこの家に住む８５歳の男性の遺体がみつかりました。１６日午前３時４０分ごろ、枚方市香里園山之手町の住宅から「うちの家が燃えている」と消防に通報がありました。消防車１５台が出動し、火は約３時間後に消し止められましたが、木造２階建ての住宅を全焼しました。【近所の人】「（音が）『ボン、ボン』とかね。結構、炎が激しかったですからね・・・」「おじいちゃんが１人残ってるってみんな心配してた」この火事で、１階の台所からこの家に住む長谷川守さん（８５）の遺体が見つかりました。出火当時、家にいたほかの家族３人は２階で寝ていて、煙を吸うなどして病院に運ばれましたが、いずれも症状は軽いということです。１階の居間のストーブ付近が激しく燃えていて、警察と消防は、ストーブが火元とみて調べています。

京都大学大学院生の男が、女子高生の下着を脱がせるなどした強制わいせつの疑いで逮捕されました。男は容疑を否認しています。強制わいせつの疑いで逮捕されたのは京都大学大学院・農学研究科の岡治宏典容疑者（２６）です。調べによりますと岡治容疑者は、１６日午前９時ごろ、京都市内の高校で登校してきた女子高生（１７）のあとをつけて敷地に侵入し、スカートをめくって下着を脱がせた強制わいせつの疑いがもたれています。女子高生が振り返ると、岡治容疑者は逃げましたが、再び後をつけてきたため女子高生が待ち伏せし、通行人の男性（３７）と一緒に取りおさえました。調べに対し岡治容疑者は、「スカートはまくり上げたが下着は脱がせていない」と容疑を一部否認しています。京都大学は「事実を確認できていないのでコメントできない」としています。

国の基準で水俣病と認められなかった関西在住の患者たちが、国などを相手に損害賠償を求めた裁判で、一時金や医療費などを支給することで基本合意しました。これで和解に向けて大きな一歩を踏み出しました。
【原告・大下裕美子さん】「幼いときからずっと我慢してきた。すごく嬉しく思います」。訴えていたのは大阪や京都などに住む３０９人の患者たちです。この患者たちはかつて熊本県の不知火海沿岸に住み、排水に汚染された魚を食べてメチル水銀中毒になったものの、国の基準では「水俣病」と認定されませんでした。原告側は、国と原因企業の「チッソ」などに対し、損害賠償を求めていましたが、今年７月になって大阪地裁が和解を勧告していました。そして１６日、チッソが一律２１０万円の一時金を支払い、国と熊本県が毎月の療養手当や医療費の自己負担分を支給するという基本合意が成立しました。これで和解に向け大きな一歩を踏み出しました。基本合意は熊本・新潟に続き３例目です。【原告・大下裕美子さん】「気持ちはほっとした。体が治ることはない。これから死ぬまでこの身体でがんばっていきます」。松本環境大臣は「ここに至るまでの原告の皆様のご努力に心から敬意を表し、すべての被害者の救済に向けて全力を尽くしたい」とコメントしています。

大阪府岸和田市で先月、下校途中の小学生の女の子を車で連れ去ろうとしたとして、２５歳の配管工の男が逮捕されました。
未成年者略取未遂の疑いで逮捕された貝塚市久保の配管工・平井孝典容疑者（２５）は、先月２５日夕方、岸和田市で下校途中の小学６年生の女の子（１２）を車に連れ込み連れ去ろうとした疑いがもたれています。
平井容疑者は、「石があたって車が傷ついた、謝れ」と脅して女の子を車の後部座席に乗せました。しかし、女の子は傘をはさむなどしてドアが完全に閉まらないようにして、車が走り出したと同時に逃げ出し無事でした。調べに対し平井容疑者は「車には乗せたが、謝ってもらうためだった、さらおうとしたのではない」と容疑を否認しています。事件があった日には付近で小学生と中学生の女の子が同様に車に乗せられそうになっていて、警察は平井容疑者によるものとみて調べる方針です。

１６日午前、和歌山県御坊市の山林で火災が発生し、８合目まで火が燃え広がり、現在も消火活動が続いています。
１６日午前１１時１０分ごろ、和歌山県御坊市の湯浅御坊道路近くの通称「鳶山」と言われる山で、女性から「火が山に燃えうつった」と通報がありました。
警察の調べによりますと、現場近くで土木業者の６６歳の男性が伐採した木を燃やしていたところ、火が山に燃え移り、一気に燃え広がったということです。
近くの住民は避難していて、けが人はいません。
この山は標高約１５０ｍで、防災ヘリや消防車など１５台が出動し、消火活動を続けていますが、現在も山頂に向けて火の手が広がり、現在７合目から８合目付近まで燃えています。
和歌山県には乾燥注意報が出ていて、消防が注意を呼びかけています。

本格的な積雪シーズンを前に、名神高速道路では大雪などの対策作業の安全祈願祭が行なわれました。
祈願祭は行われたのは彦根インターチェンジで、１６日午前１１時から関係者らが集まり、除雪車など９０台を前に期間中の安全を祈りました。
この彦根の管理区間は、名神高速道路の八日市から関ケ原までの４５キロと北陸自動車道の米原から木之本までの２４キロに及ぶ、非常に積雪の多い地域を抱えています。
関係者がショベルやロータリーなど、除雪車の動作を入念に点検してから、出陣していきました。
車両はそれぞれ４ヶ所の作業基地に配備され、来年３月末まで除雪体制を整えます。

一方、日本海側の近畿北部では本格的な雪のシーズンを前に１６日、ＪＲ山陰本線でラッセル車の試運転が始まりました。
ラッセル車の試運転は毎年、この時期に行われているもので、兵庫県豊岡市のＪＲ豊岡駅では、朝のまだ暗いうちから点検作業がスタートしました。
ラッセル車は、線路の雪を除雪するフランジャーやウイングの作動状態などが入念にチェックされた後、動き出しました。
去年、ラッセル車が出動したのは４日間だけでしたが、積雪の時の安全運行を担っているだけに、試運転では沿線の状況などを確かめながら、ゆっくり走っていました。
試運転は山陰本線のほか、播但線、舞鶴線でも今月２６日まで行われる予定で、３０センチを超える積雪が予想される時に出動することになっています。

尖閣ビデオ流出問題で、捜査当局が逮捕しない方針を固めた４３歳の海上保安官は１６日未明、第五管区海上保安本部を後にしました。
６日間過ごした五管本部を出る際、海上保安官は落ち着いた様子で報道陣に深々と一礼をしましたが、何も語らず固い表情のまま、庁舎を後にしました。
海上保安官が五管本部を出る際、少し緊張した表情で疲れたようにみえました。
その前に、担当弁護士が、「ただ広く、一人でも多くの人に、遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人一人が考え判断し、そして行動してほしかっただけです。私は今回の行動が正しいと信じておりますが、反面、公務員のルールとしては許されないことであったと反省もしております。」と、海上保安官のコメントを代読しました。
五管本部を出た海上保安官は神戸市内のホテルに宿泊し、しばらく有給休暇を取るということです。
警視庁による事情聴取は今後、数日間は行われる予定はありません。
一方で、五管本部の職員は１６日朝も、一様に固い表情で出勤してきました。
また、海上保安官はこれまでの事情聴取に対して、映像をＹｏｕＴｕｂｅに流出させた翌日に削除したことについて、「すでにニュースでも騒がれ、多くの人に知って欲しいという目的を達したから」と話していることが新たにわかりました。
五管本部の幹部は、「やっと一山超えた」と安堵の表情を見せました。
今後は海上保安官の懲戒処分が焦点となります。

１６日未明、大阪府枚方市の住宅で火事があり、焼け跡から遺体が見つかりました。
警察は行方不明になっている８５歳の男性とみて確認を急いでいます。
１６日午前３時４０分ごろ、枚方市香里園山之手町の住宅から、「うちの家が燃えている」と消防に通報がありました。
消防車１５台が出動し、火は約３時間後に消し止められましたが、木造２階建ての住宅を全焼しました。
近所の人は、「（音が）『ボン、ボン』とした。結構、炎が激しかった」「おじいちゃんが１人残ってるということで、みんな心配していた」と話していました。
この火事で、１階の台所から遺体が見つかりました。
警察は、１階の寝室で寝ていて行方がわからなくなっている長谷川守さん（８５）とみて、身元の特定を急いでいます。
出火当時、家にいたほかの家族３人は全員が２階で寝ていて、煙を吸って病院に運ばれましたが、いずれも症状は軽いということです。
火元は守さんがいた１階とみられ、警察と消防が出火の原因を調べています。

１６日朝早く、京都市内のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入り、現金約９万円を奪い逃走しましたが、約２時間後に逮捕されました。
強盗の疑いで逮捕されたのは、京都市東山区の無職・木下直之容疑者（５０）です。
調べによりますと、木下容疑者は１６日午前４時ごろ、京都市東山区の「サークルＫ七条京阪店」で、レジにいた男性店員２人に包丁を突きつけ、「金を出せ」と脅し、現金約９万円を奪った疑いがもたれています。
けが人はありませんでしたが、現場近くにいた人から、コンビニからマンションに逃げ込む男がいたという通報があり、木下容疑者は駆けつけた警察官によって、約２時間後に逮捕されました。
このコンビニでは今月１日にも、同様の手口で現金８万３千円が奪われる強盗事件が起きており、警察は木下容疑者が関与しているとみて追及しています。

１６日朝の近畿地方は朝から冷え込みました。
奈良県と滋賀県では、１６日朝の最低気温が氷点下を記録し、この秋１番の冷え込みとなりました。
奈良市では１６日朝、最低気温が１５日に比べ、８度も低い２．８度を記録して、１２月上旬並みの寒さとなり、道行く人も寒そうに肩をすくめ、足早に出勤していきました。
１６日の近畿地方は、滋賀県の米原で最低気温が氷点下１．３度を記録したほか、奈良市の針などでも氷点下となっていて、この秋１番の冷え込みとなりました。
これは、近畿地方が冬型の気圧配置となって上空に寒気が流れ込んだためで、大阪や京都、神戸でも、１５日より５度以上気温が下がりました。
大阪管区気象台によりますと、この寒さは長くは続かないということで、１７日になると気温は平年並みに戻るということです。

１６日未明、大阪府枚方市で２階建ての住宅が全焼する火事があり、この家に住む８５歳の男性の行方が分からなくなっています。
午前３時４０分すぎ、枚方市香里園山之手町の住宅から「うちの家が燃えている」と消防に通報がありました。
消防車１５台が駆けつけ、火は約４０分後にほぼ消し止められましたが、通報があった２階建ての住宅は全焼しました。
近所の人は「人の声と“ボン、ボン”という音がした。５人家族で、１人は旅行に行っていて、おじいちゃんが１人残ってるってみんな心配してたわ」と話しています。
消防によりますと、この家に住む長谷川守さん（８５）の行方がわからなくなっていて、逃げ遅れた恐れもあり所在の確認を急いでいます。
長谷川さんは５人家族で、１人は留守、家にいたほかの３人は症状が軽いということです。

尖閣ビデオ流出問題で「自分が流出させた」と告白し、捜査当局が逮捕を見送った４３歳の海上保安官が１６日未明、事情聴取を受けていた第五管区海上保安本部をあとにしました。
海上保安官（４３）は今月１０日に「自分が映像を流出させた」と告白して以降、五管本部で捜査当局の事情聴取を受けていました。これまで、一度も五管本部を出ず、報道陣の記者会見の要請も拒否していましたが、１５日捜査当局が「逮捕しない」との方針を固めたことを受け、弁護士を通してコメントを発表しました。
【海上保安官コメント（弁護士代読）】「今回私が事件を起こしたのは政治的主張や私利私欲に基づくものではありません。ただ広く一人でも多くの人に、遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人一人が考え、判断し、行動してほしかっただけです。私は今回の行動が正しいと信じておりますが、反面、公務員のルールとしては許されないことであったと反省もしております」
その後、海上保安官は弁護士とともに五管本部を後にしましたが、報道陣の問いかけには一切答えませんでした。今後は、任意での捜査が続き、警視庁が書類送検した後、検察当局が刑事処分を改めて検討することになります。