2010年11月17日
【ニューヨーク=山川一基】米アップルは16日(日本時間17日)、インターネット経由でのビートルズの楽曲販売を始めたと発表した。ビートルズの曲の本格的なネット配信は初めて。アルバム単位では2千円からダウンロードできる。
同社の通販サービス「iTunesストア」で購入する。購入できるのは「プリーズ・プリーズ・ミー」から「レット・イット・ビー」までの13枚のオリジナルアルバムや、「赤盤」「青盤」として知られる公式ベスト版など。ほとんどの曲は200円で曲単位でも買える。
元メンバーのポール・マッカートニー氏は「最初にレコードで出した曲が、今度はデジタルの世界で当時と同じように愛されるのはすばらしい」とコメントを寄せた。
アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)はビートルズファンとしても知られる。ビートルズの曲をもじり「長く曲がりくねった道だった。10年前にiTunesを始めた時以来の夢がかなった」と話す。
iTunesでは解散後の各メンバーのソロ活動の曲は配信しているが、権利関係が複雑なこともあり、ビートルズは「ネット配信が実現していない最後の大物」となっていた。同社とビートルズ側はかつて、ビートルズが所有した会社が「アップル」だったことから、商標権を巡り係争を繰り広げたことがある。
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