朝鮮学校に支援米と校内チャイムを贈呈

朝鮮学校に支援米と校内チャイムを贈呈
  11月14日(日)、西成区北加賀屋にある南大阪朝鮮初級学校で、『「韓国」併合100年 学習討論会』がありました。それに先立ち、「平和の糧」からは朝鮮民主主義人民共和国へ贈る米が、「1%の底力」からは、校内放送用のチャイムが贈呈されました。

 米は、14年前から毎年、能勢の田んぼで朝鮮学校の生徒さんたち、釜ヶ崎の仲間達をはじめ日本の市民が一緒に田植え、稲刈りをしているものです。平和の糧の山橋さんは「収穫した米はマンギョンボン号で贈っていましたが、ここ数年は政府の経済封鎖で贈ることができていません。しかし、ここの支援米の運動で育った青年たちが、ピョンヤンを訪れ、朝鮮の本当の姿を日本に伝え、日朝友好運動をはじめるようになっています。政府は、マンギョンボン号は止めることができても、民間の日朝友好運動は止めることができません。」とあいさつしました。


 また校内放送用のチャイムは、授業の開始を知らせたりするもので、日本の学校ならどこにでも普通にあるものですが、資金難で、しばらく故障したまま新しいものに交換できないでいたものです。これを贈呈した「1%の底力」というグループは、自分の収入の1%を朝鮮学校の民族教育のために出そうというグループです。ここには釜の仲間も加入しています。

日本の政府や地方行政は、これまでの植民地支配の歴史をふりかえるなら、朝鮮学校の民族教育に対してトコトン応援しなければならない責任があるはずですが、最近では、大阪府の橋下知事など、いままでしていたスズメの涙の補助金さえ凍結したままです。

学習討論会では、1948年、朝鮮学校閉鎖令が出たとき、大阪府庁を3万人の群集が取り囲んだ阪神教育闘争に参加した方の話や、秀吉の時代の朝鮮侵略の話などがありました。今後の課題として、橋下知事の民族差別行政と徹底的に闘おうという雰囲気が盛り上がりました。橋下のやっていることは明確に憲法違反だし、何より人権侵害そのものです。橋下を被告席に座らせて、こてんぱんにやっつけようという話も出ました。 (報告・いんば)







by nameken9 | 2010-11-16 10:57 | Trackback | Comments(0)

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