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【アジア大会】「10−0」からイージーボール(?) 卓球・福原の“情け”が美談に
このニュースのトピックス:卓球
【広州(中国広東省)=川越一】中国で人気が高い卓球女子の福原愛(ANA)が、14日の台湾との団体戦で相手にかけた“情け”が、美談として中国メディアから称賛されている。
話題になっているのは黄怡樺との試合の第2セット。福原は10−0とリードした後、わざと相手が決めやすいボールを打って、1点取らせたというのだ。
福原は試合後、「0−11なんてできない。相手の面目を潰してしまう」と話したといい、地元紙、新快報は「人柄を示した」「やはり福原はとても可愛い」とベタ褒めした。
同紙はさらに、昨年の世界選手権で、張怡寧(中国)がトート(ハンガリー)相手に9−0から1点を与えたことを紹介。「試合に勝てばいい。0点ゲームで相手を気まずくさせる必要はない」と話した世界女王と福原を並び称した。
他では侮辱と取られかねない故意の失点を美談とするのはメンツを重んずる中国的な発想。それをサラリとやるところも、福原が中国で人気を博する原因なのだろう。