映像流出「議員限定で投稿決意」 当初は流出の意図なし尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で、関与を認めた神戸海上保安部の海上保安官(43)が、警視庁と検察当局の聴取に、映像の公開が一部国会議員に限定されたため、動画サイトへの投稿を決意したという趣旨の説明をしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。 乗務する巡視艇のパソコンから映像を記憶媒体に保存して持ち出した理由については「業務や勉強のため」とし、当初は流出させる意図はなかったと話しているという。 一方、投稿前に自宅のパソコンで映像を編集、分割し、六つのファイルにしたと話していることも判明。 捜査関係者によると、保安官は4日に、神戸市のインターネットカフェから6分割の映像を投稿。聴取に、動機を「国民に知らせたかった」と説明し、16日未明には「一人でも多くの人に日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人一人が考え判断し、行動してほしかった」とのコメントを発表した。 【共同通信】
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