口コミ一覧 : ピエール・ガニェール

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表示件数:

ぶ く ぶ く

ぶ く ぶ く (2) ( 30代前半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:2.02.0

    • 料理・味 2.0
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 2.0
    • | CP 2.0
    • | 酒・ドリンク 2.0
  • 昼の点数:--

    • 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

南青山の旧店舗が突然のクローズドで落ち込んでいたところ
インターコンチにて復活とのこと。
早速、初日におじゃましました。


レセプションで名前を告げたところ、待つこと待つこと・・・・。

予約時間ちょうどに着いたのに、同じフロアの右手のバー(?)から
強烈なタバコの臭いで燻されて、すっかり意気消沈。

気分が悪くなり最初の1時間くらいは記憶がありません。


スタッフのサービスも南青山のような「心配り」が全く感じられません。
それどころか、料理の説明すらせず、ただ置くだけのスタッフもいました。

バターがなくなっても、空のバター皿をそのまま放置。
テーブルのキャンドルが消えてもそのまま放置

そして、同じ料理が2回も続けて出てきました。

そんなドタバタサービスの最後は、デザートが1皿少なかったです。


いくら初日で不慣れとはいえ、あんまりです。


フロア全体の完全禁煙とサービスの改善を強く望みます。

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koromiyu

koromiyu (146) ( 20代後半・女性・埼玉県 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

9月後半の訪問ですので少し前のランチ内容となります。


まだ暑さが残る週末のランチで初訪問☆

店舗奥の席に通され、窓からは綺麗に東京タワーを眺めることができました。
いつも高層階で食事をすると雨ばかりで残念な思いをするのですが
この日はばっちりなお天気!気分も上がります!

この日は「Le Gourmet」をお願いしました。

一口サイズのアミューズをさくっといただき・・・

小前菜は小さな器が5つ綺麗に並べられました。

■バターナッツのヴルーテ、カルダモンの香るカプチーノ
■ぶどう、グレープフルーツとカンパリのソルベ
■秋刀魚のトースト、茄子グリエのピューレ、イベリコの生ハム
■牛肉のタルタル、コルマンマスタードの効いた赤ビーツのジュース
■洋ナシのブルブ、ブリ・ド・モーとコリアンダー

並べられた前菜は教えていただいたとおりの順番で食べました。
一番好みだったのは秋刀魚です。まさかここで秋刀魚がいただけるとは!
次の前菜も期待が高まります♪


■フォアグラのキューブ、カキと甘口ワインのジュレ、マンディアントーストを添えて

私の好きなフォアグラ~☆ナイフを入れるのがもったいないです。キューブのフォアグラは
ポーション小さめながらも少量で口の中にフォアグラの旨み、濃厚さが広がります。
もうちょっとと食べたい!と思えるこの感じがお腹に心地よいです。


■バタームースでローストした黒むつのパヴェ、シャンパーニュの香るブイヨンサテ、
ポワローのフォンデュイユとイカのカルパッチョと共に

文句の無い一品。ソースが最高です♪


そして、私が一番びっくりして感動したデザートタイムが始まります・・・

いただいたメニューにも名前がのってないのでそれぞれの正確な名前がわかりませんが、
それはそれは素敵なデザートが次から次へと!大好きなデザートがこれだけ
テーブルに並べられたらこれ以上の幸せはありません~~
一つ一つ完成度が高いです。お腹がいっぱい過ぎて完食出来なかったのが残念!


大好きなコーヒーを頂いて大満足のランチが終わりました。
訪問前のピエール・ガニェールと言えば奇抜な料理を出すイメージだったので、どちらかというと
クラシックな感じが好きな私にはどうなのかな・・・と少し心配もありましたが、それは要らぬ事でした。

一皿一皿から感じたのは技術の素晴らしさ、独創性はもちろんのこと、
料理に対する追求心や完成度の高さです。これだけの皿数でいただいたランチは
もちろん初めてですが、一見一皿一皿から見る統一性が無いように感じるコースも
違和感無く満足のうちに食べ終えていました。これだけの皿数ながら、違和感を感じないってすごい。
賛否両論あるようですが、私的には大満足でした。

甘いもの好きの女性にはとってもオススメです☆


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Marcello

Marcello (24) ( 男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

2010年11月 初めて、訪問。

スターシェフの店。この手の店は、トロワグロ以来。
2006年の11月のジョエル・ロブション、2007年2月の、ベージュ東京。
どれも、正直、スターシェフのお店には、一度、行けば十分と思った。

仕事で六本木に来た。18時過ぎに仕事が、終わり、そのまま帰宅しようと思ったが、
美味しい料理と葡萄酒を食したいと言う気持ちがふつふつと沸く。

電話を入れると、席が用意できるとの事。
入店して、席に案内される。
椅子に座る、掛け心地は良い。肘掛の按配も良い。背もたれが、低い。
この手のお店であれば、背もたれが、しっかりある椅子が望ましい。
最近は、背もたれ、肘掛、座り心地の良い椅子の店が少なくなった気がする。
店の照明は、やや暗い。年齢のせいもあって、もう少し、明るい方が良いと思う。
年を取ってくると、暗い所で、メニューは読み難いのです。。。
ベージュ東京の暗さには、参った。自分が年齢を重ねている事を感じて、しんみり。。。

脱線したが、掛け心地の良い椅子で、座った時から、リラックス。

アラカルト派なので、一皿の料理をしっかり食べたいと給仕に申し出て、相談し、
・小前菜
・メイン ポーションを多くしてもらう
・デセールをフロマージュとチェンジ、ブルーチーズには、ハーブの入った蜂蜜をつけてもらう
・カフェと茶菓子
のコース、料理を食しました。

葡萄酒は、
・キール アミューズを食べながら
・シャンパーニュ をグラスで 小前菜と一緒に
・ブルゴーニュ 赤1級畑 をボトルで メインの鴨とフロマージュと一緒に

アミューズを食べ終わった頃(確か?)ピエール・ガニェール氏が挨拶に来た。
これには、びっくり!来日して、厨房に入っているとは知らなかった。
給仕の方に通訳をしてもらって、少し、お話をした。握手も。

さて、料理は、氏が来日していても、個人的な嗜好性と違っていたが、
風味、香高い料理が美味しい。
メインの皿が、運ばれて来て、給仕の方が、料理の説明を丁寧にしてくれたが、
香立つ料理に、早く、食べたいと言う気持ちが高鳴る。
料理を食べ、葡萄酒を飲む。至福の一時。

グラン・キュイジーヌではないが、ヌーベル・キュイジーヌとも違う気がする。
ハートの料理でなく、アートの料理。しかし、頭でっかちの料理ではありません。

ブルゴーニュの官能的な香
香り立つメインの料理
ソースの大切さを分かっているフランス料理の食卓。
ローストの火入れだけ重視した、流行の料理ではありません。

とても、良い、食後感で、店を後にしました。
☆5と言う所ですが、今宵は、ピエール・ガニェール氏が厨房にいた特別な日であったので、辛目の☆4.5とさせて頂きました。
又、再訪したいと思います。

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まろんママ

まろんママ (267) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥15,000~¥19,999

    | おすすめ用途

何年か前に、青山にお店が出来た時に訪問。その時の「ビックリ!」を
なぜか覚えている位、レアなレストラン。。。
その時は「ここまで日本にこだわる必要ある!?」と言う感想が正直なところ。

場所が変わって、月日が流れて変わった??かな~~
と、言う事とANAの食事券があるので、訪問。


ANAインターコンチネンタルホテル東京36階
12時前にレストランに着くと、すでに2組お食事中。

席はずいぶん空いていますが、
私たちが到着時に入り口にいた人達は「満席」と言う事で、お断りされていましたから
これから、人が増えて行くのでしょうね。

予約時にメニューを決めていたので、
席の上には小さな本日のメニューが、置いてありました。

今日こちらで頂くのは、先日放送された「ごち!」の特別メニュー 15,000円 ^^;
これが一番高かった!!

レストランHPには以下のように記入してありました。

期間限定ランチコース(10月8日~11月14日) ※ご好評につき販売期間を延長させていただきました。
Court-Metrage コートメトラジェ ¥15,000
10月7日、日本テレビ「ぐるナイ ゴチになります!秋の2時間スペシャル」で紹介されたお料理をコースに仕立てました。
小前菜5種 / 前菜 / 魚料理 / 肉料理 / チーズ / 小菓子 / デザート3種 / コーヒー

可愛い 小前菜3種類  
たくさん食べたので、詳しい記憶がありませんが・・・美味しかった!

前菜 フォアグラ、マンゴーと赤身鮪の”ルージュ”
フォアグラとマンゴーとマグロをミルフィールケーキの様につくってある一品。

フォアグラは濃厚。口の中で、軽やかにとろけて行きます。
重い感じがないのに、しっかりフォアグラを主張。美味しい♪
あまりにフォアグラが美味しくて、マグロとマンゴーはチョット負けています・・・。

一緒に行った主人は、フォアグラが食べられないので
そう伝えると、オマールエビに変更してもらえました^^v
(これは、高得点!)

見た目は、こちらのオマールエビの方が豪華!!
オマールエビを、少しだけもらって食べると・・・
美味しいのですが、火が通り過ぎた感じが残念。。

魚料理 フランス産舌平目のムニエールをアボカドとセロリで
マドラスエビスの効いたシリアル、調理したパンと豚の背脂

フランス産の舌平目は、案外小さかった・・・
ムニエールしたものは、味が付いていて舌平目の味はわからず・・・。

別皿で出て来た調理したパンは、リゾット風で美味しかったですが
脂に弱い私は、背脂を食べませんでしたので…味は、不明です。

肉料理 特選和牛フィレ肉のグリエ、モリーユ茸のフリカッセ ボルドレーズ風、
リコッタチーズとゆず胡椒のアクセント
燻製にした和牛のカルパッチョ、隠元のサラダのエシャロットとヨーグルトを混ぜて


和牛フィレは、シッカリ味の付いた柔らかいお肉でした。
味付けは、煮詰めたワイン味でしょうか!?
濃い感じがしましたが、一緒の物を食べた主人はとっても気に入って
「美味しい!!」を連発していましたので、味の好みでしょうね♪

別の皿のカルパッチョは、お肉の美味しさがシッカリ凝縮されていました。
隠元(いんげん)のサラダとヨーグルトが、アクセントに・・・。

季節のチーズ、フルーツとコンディモンを添えて
季節のチーズは、3種類。
チーズは選べません。オススメ3品と言う事でしょうか!?

どれも食べやすく、私の様な素人にはオススメでしょうか~!
チーズがお好きな方には、残念かもです。。。

ピエール・ガ二エール特選デザート
デザートが4皿!!!
デザートは嫌いではありませんが・・・4皿は、必要?

すでにお腹は大きいので、たくさんのお皿より
「とびっきり美味しい一皿」 が、私の好みででょうか。

でも、デザート大好きな方には、嬉しい4皿になるのでしょうね♪

遅くなりましたが、パンは3種類。
どれも美味しく、つい食べてしまい~お腹いっぱい状態になってしまいました^^;


青山のお店の時より、奇抜ではなくなり
「ん~~」は、なくなりました。
サービスの方の質も上がったと思います。

独特な料理の表現方法は、食べてみないとわかりませんので
お時間と、お金がある時にお試し下さい。

料理の味は、主人は大絶賛で5・・・私は、案外良かった4.5
私のレビューなので、4.5にしました^^v
食事の好みは、こんな風に人によって違うと言うことでした♪

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K21

K21 (20) ( 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

ANAインターコンチネンタルホテルの高層階にあるフレンチレストラン。

南青山にあった頃の「ピエール・ガニェール・ア・東京」には何回か行ったことがありますが、こちらは初めての訪問。再オープンというよりは、以前とは経営が別のレストランのようです。

茶系を基調とした店内は、ほぼ全面を窓ガラスで囲まれています。どことなく以前の店と似たような雰囲気。
窓際に多く配置されたテーブル席からは、赤坂の夜景を見下ろすことができます。

夜のコースは3種類ありましたが、一番上の期間限定メニュー「LONG-METRAGE」(25000円)をお願いしました。
こちらのお店がテレビで紹介されたときの料理をコースに仕立てた、特別なメニューのようです。

アミューズの後、前菜は3皿出てきました。そして、魚料理、肉料理、チーズ、デザートといった構成です。

「フォアグラ」
最初の前菜は、フォアグラ、マンゴー、赤身鮪の三層になっている、見た目が細長いケーキのような一品。
フォアグラと鮪がよく合っています。

「平貝」
次は平貝のソテーで、バターと醤油を使ったソースでいただきましたが、このソースはエスプレッソの香りがするちょっと変わったもの。
根セロリと刻みのりが添えられていました。

「ヨーロッパ産オマール海老」
3品目の前菜は、ポートワインとハチミツでソテーした大根の上に、火を入れたオマール海老をのせた品。薄くスライスした、ヘーゼルナッツとピスタチオの小さなトーストが添えられており、抹茶風味のソースでいただきました。

「フランス産舌平目のムニエル」
魚料理は、フランス産舌平目のムニエルをバター風味のソースで。
アボカドとセロリが添えられていました。

「特選和牛フィレ肉のグリエ」
肉料理は、特選和牛フィレ肉のグリエを、ボルドレーズ風という赤ワインのソースで。リコッタチーズとゆず胡椒のアクセントが効いています。お肉の下には、モリーユ茸というちょっと変わったキノコのソテーが添えてありました。

「季節のチーズ」
いろいろな種類のチーズが少しずつ、シロップづけしたフルーツと一緒に出てきました。
今日のコースにはチーズが含まれているので、ワイン好きの方にはちょうどよいかもしれません。

「ピエール・ガニェール特選デザート」
デザートは2回に分けて出てきましたが、マンゴーを使ったもの、次にチョコレートを使ったものなどでした。
チョコレートのデザートはガニェールの特徴ともいえます。

こちらのコースでは、それぞれの料理に、なぜか小さなセカンドディッシュが一緒についてきます。
例えば、魚料理にはマドラスカレー風味のシリアルと豚の背脂が、そして肉料理には燻製にした和牛のカルパッチョとインゲンのサラダが、それぞれ別の皿でついてくるといったかんじです。

以前の店でもそうでしたが、ピエール・ガニェールのコースでは、どれも一品が複数の皿で構成されているのが特徴です。
ガニェールの料理は独創的で、それぞれが複雑な設定のものが多いように思います。
もちろんおいしいのですが、印象の薄い小さな皿をたくさんつけるよりも、一品一品のグレードを上げた方がよいのではないかと思います。

ホテルのレストランとして使い勝手がよく、料理、雰囲気などバランスが取れたお店です。
予約も比較的取りやすく、いろいろなシーンで利用しやすいのではないでしょうか。

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久々のフレンチ

沙羅双樹

沙羅双樹 (30) ( 40代後半・男性 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥20,000~¥29,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

先日 友人の誕生日のお祝いに訪問

予約の時間より若干早めに到着したので同じフロアにあるバーで軽く飲みながらオープンを待って入店

コースは真ん中のコース
いつもとおり写真は撮らずに 食事とアルコールを堪能

料理の味は 美味しい
前菜では かぼちゃのスープと魚を焼いて、肝ソースは美味しかった

魚は今回はホタテ  メインのホタテを焼いたものは ソースが栗べースで美味しかった

肉は美味しかったけどかなり酔いがまわってよく覚えていない すいません

デザートはあらかじめ メッセージをお願いしていたので友人はかなりびっくりでサプライズ大成功

友人は 初めての高級フレンチだったので かなり満足してくれました。

アルコールのアドバイスも的確で料理を美味しくいただけました

問題は 内装とレストランのロケーションかな?  あまリ良い印象ではない


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(◎▲■)??(◎▲■)??・・・

KENT2BX004F

KENT2BX004F (9) ( 男性・埼玉県 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.03.0

    • 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

ギンギンに熱い中、仕事仲間に誘われるままに行ってきました。

ガニェール氏の料理は・・・いろいろな噂と・・・一度は自分で感じてみたい!

というシンプルな思いでありました。

内容を御覧あれ・・・

【アミューズ】
エストラゴン風味のキモーヴ、ミニョネット添え(手前)
マシュマロにハーブの香りをつけて、黒胡椒と共に食しました
ベーコン風味のスティックパイ
棒丈のパイ生地にベーコンの香りがついています
ルッコラ風味のスポンジ、サワークリームとセロリジュリエンヌ
柔らかなスポンジにルコラ(胡麻の香りの葉)の香りが付いています
生姜風味の軽いサブレとチュイル、フルールドセル添え(奥手)
クリスマスに作る定番のお菓子をアレンジしたものです

今回の料理の中で一番、オリジナリティを感じた料理でした。
香り高く、ひとつひとつが主張しており、泡系のお酒とのマリアージュを
楽しめそうなプレートでした。
又、一口の完成度はすばらしい印象(定番のもの、作り続けている印象)
食前のおつまみとして、期待感が膨らむ料理でした。

【パン】

全粒粉のカンパーニュ パンオレ 栗粉のパン
やはりホテル系のレストランはパンが美味しいと感じます。
パンのみに集中し、いい食材をいい状態で仕上げ提供する。
ANAおいてベーカリはホテルの顔だと感じます。

【小皿前菜5品】
オレンジとカンパリのジュレ、メロンのソルベを添えて(中央手前)
ゼリーの上にメロンの氷菓が乗っています、幼少時代に食べた懐かしい味です

アスパラガスのヴルーテカルダモン風味、フランボワーズジュース(左手前)
アスパラの濃厚なスープに木苺のジュースが少量

リコッタチーズを混ぜたアンチョビと黒オリーブ、タンドリースティックを添えて(左上)
ドーム丈のリコッタチーズにアンチョビと黒オリーブが。寒天でコーティングしてある
3本のスティックはパラチネット使用のスパイスの効いたものです
下部は濃厚なトマトのクーリー

紫蘇風味のリエビック、タラバカニと共に(右上)
タラバカニのサラダ紫蘇風味(中央)大葉を揚げたもの(上)
周りのソースはコンソメとオリーブ油を乳化させたオリジナルソース
リエビック?ガニェール氏のオリジナル料理だそうです

人参のロワイヤル(右手前)
人参のロワイヤルは余り人参を感じ無いものだった。
上部のクーリーは人参のグラッセ(甘く煮たもの)を酢で味付けしたものでした

アミューズ系は月替わりのようです
完成度の高いものと日本人向けではないものがありました
色どりは素晴らしい、若い女性には喜ばれると感じる。

【前菜】2品同時にサービス
ラングースティーヌのサルピコン、甲殻類のバヴァロワーズ、
ヴェルヴェーヌのジュレと共に(右)

下部に甲殻類のババロア(海老の味噌の香りのあるタイプ)
ヴェルヴェーヌのジュレは塩味無し
(海老の個性をひきだしている??)ねらっているのでしょうか??
ラングースティーヌは半生状態でした
中央に百合の蕾を(百合の花が咲く季節です、旬をかんじました)
さっと火を入れたラングスティーヌ、トーストとスケッチアップソース
赤いソースはオリジナルのトマトペーストのような濃厚さを感じたました
カナッペのような一品です

半生のラングースティーヌはレストランならではと感じます

【魚料理】2品同時にサービス
   
バタームースの中で火を入れたアイナメのポワレ、
ミントを利かせたグリーンピースのヴルーテと緑野菜を添えて

ソースの中にはイベリコ豚のドライソーセジ、グリーンピース、ズッキーニ
下部にはモロヘイヤ、上部には春菊が添えてありました

アイナメのグリエ、ラタトゥイユのピューレと共に
上の料理と違い、一口の一体感のある料理でした
上部は葱ジュリエンヌ、チリのパウダー(七味のような和風)

焼いた料理は日本人向けではない一体感の無いものです
対しての網焼き(グラスの料理)は素晴らしく一つに纏まっていました

【肉料理】2品同時にサービス
マグレ鴨の燻製を纏わせたシャラン産鴨胸肉、赤玉葱のマーマレードと共に
鴨肉の焼き方は良い状態でしたが鴨らしさが薄い印象でした
(和食の技法で血抜きをしているからかもしれません?)
ルバーブの季節感と、マーマレードのオリジナリティは楽しいものでした
燻製の必要性が疑問と感じます
クラシックなフォン系のソースは鴨料理のバランスを考えての選択と感じます
フォアグラのシャンティーとルバーブ
下部はフォアグラのフラン、上部はルバープのジュレで黒胡椒のアクセントです
一体感の無い料理(バランスが悪い)でした

懐かしい、牛フィレ肉のトルネードステーキ
(ベーコンを巻いたステーキ)のような印象です

【デザート5品】
ダックワーズ、オリーブ風味(上)
中はアーモンドクリーム
パラチネットのパニエ(右)
バナナ入り半凍りの状態(インパクト有り)でした
レモンのメレンゲ?黒豆(左)
一口の料理として完成されています
ミックスベリーのコンフィチュール(中央)
バニラアイス
パパイヤとパッションフルーツ添え

ビールのパンナコッタ、レモンの泡とコンフィチュール添え(右)
ベルギービールのライムをかじりながら飲むようなイメージなのでしょうか?
以外とナチュラルな味に感じました
ラムレーズンショコラ/ムースショコラ(中央)/フォンダンショコラ(右手前)
3種類がそれぞれにカカオの量とアルコールの種類と量が違い
右手から食べると一つにまとまるショコラのプラッターでした

【プチフール】
オレンジマーマレードを詰めた ミルクショコラのパニエ、黒糖のチュイル添え
最後の小菓子はなつかしい感じの味でした

デザートの一口の完成度は素晴らしいと思います
作り続けて何度も試作し、バランスを考えて作ってある印象を受けます
シェフパテシィエの技術の高さを感じます

レモンティー

料理とは対比してデザートの一体感は素晴らしいものでした。
一口一口が完成されており、忠実にガニェール氏のルセットどおりに作りあげ
試食を重ねている感があります。
パテシィエシェフの技術の高さを感じました。
最初のカナッペもパテシィエによるものかもしれません?

サービスの質は低いものでした。ホテルマンのサービスでサラリーマン的で残念!
三つ星レストランのサービスとは格段の差を感じてしまいます。

おつまみ的なフランス料理のようでした。
ワインを主に楽しみにいくのは良いと感じます。
フランス料理に対して認知、理解が少ない客層には記憶に残らない料理と感じるかも
ません?


賛否両論・・・の言葉がわかったような・・・

全体的にピュレやムースが多く・・・食べていてワクワク感の無い↓印象です。

ランチ¥9000・・・だったかな??

金額的に見ると、品数と皿数が多いのでお得感は有ります。

女性は喜ぶかもしれません。

美味しい料理とは??シンプルなもの・・・わかりやすいもの・・・

一般市民の私には…レベルが高すぎたのかもしれません???

生意気ですいませんでした・・・

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エンターテイメント

かぶえぶさん

かぶえぶさん (11) ( 20代後半 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

仕事の関係で訪れる事になりました。
試食会のような形の貸し切りでしたのであらかじめメニューは決まっていました。
高級関のあるレセプションから入り、明るくモダンなレストランは景色が綺麗でテンションあがります。夜景はさぞかし素敵なのだろうなぁなんて考えながら案内された席はゆったりとした白いソファーでした。これがまた座り心地がよくて居眠りしそうなくらいです。

メニューはあまり覚えてないので申し訳ないのですが、印象的だったのは魚とオマールが凄くミ・キュイだったのと、メニュー名にいちいち「〜を纏ったなんちゃら」みたいな事が書いてありました。お皿の淵にはタンドリーを纏った紋甲イカが小指の先くらい…う〜んなんともスパイシーです。
お肉は子羊の芯を軽く火を入れた物でした。サイドにはクスクスの上に子羊の各部位とセミドライフルーツのブータンがあり、サービスの方がスープを注いでくれました。
これが一番美味しかったです。むしろこれしか美味くなかったのでは??
デザートは2品にプチフールがついていましたが、どれも芸術的でオシャな感じでした。やっぱりお皿の淵にいろいろのっていて、流行りなのかな?
そんなこんなでお店にサヨナラを告げ帰ろうとエレベーターを待っていると、わざわざフランス人のサービスがメニューを持ってきてくれました。
かばんに入らないからわざと置いて言ったのにとは言えませんでした。きっと彼らは、ガニエルに来たジャポネがまさかメニューを持って帰らないはずはないと思っているからです。
素敵な料理と完璧なサービス、眺望抜群の景色があり夢のようなひと時でしたが、とても疲れました。たまにで良いなと庶民の私は実感しました。

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私の中でのNo1

かが

かが (83) ( 30代前半・男性 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

友人レビュアーさんのオススメで行ってきました。

電話予約後に、下見で伺った際は、対応がぐだぐだで不安になってしまったのですが、
実際に行ったみたら、美味しく、接客もギャグ織り交ぜて楽しく過ごせました。

ちなみに、下見で不安になった理由は、「6名以上なら良いが5名は窓際に席が用意できない」と言われたものです。
「レストランなのに、そんなケチくさい事にこだわってるのか」とガッカリしました。そこは未だにもやもやしてるトコ。

料理、最初の数品は、不思議な味の組み合わせだったのですが、
オススメしてもらった順序で食事してくと、確かに美味しい! そんな感じでした。
文字数達したので、続きは後日書きます。

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misatty

misatty (24) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.03.0

    • 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) -

    | おすすめ用途

土曜のランチに初訪問です。

東京タワーが綺麗に見えました。

以下メニューです。


「Le Gourmet」
●アミューズ3種
・生姜のサブレ ほか
●小前菜5種
・バターナッツのヴルーテ、カルダモンの香るカプチーノ
・ぶどう、グレープフルーツとカンパリのソルベ
・秋刀魚のトースト、茄子グリエのピューレ、イベリコの生ハム
・牛肉のタルタル、コルマンマスタードの効いた赤ビーツのジュース
・洋ナシのプルプ、プリ・ド・モーとコリアンダー
 ●前菜 フォアグラのキューブ、カキと甘口ワインのジュレ、マンディアントーストを添えて
●魚料理 バタームースでローストした鱈のパヴェ、シャンパーニュの香るブイヨンサンテ、ポワローのフォンディユとイカのカルパッチョと共に
●肉料理 オレガノでマリネした仔牛肉と根セロリのムースリーヌ 調理したミードパンとトロンペット・ド・ラ・モーを添えて
●プレデセール
●デセール
●紅茶
●茶菓


どの料理も 芸術作品のようでした。

ゆっくりと落ち着いた雰囲気で食事ができました。

またお伺いしたいです^^

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健在!怒涛のデザートラッシュ

もかん

もかん (111) ( 30代後半・男性・神奈川県 / 標準点:2.5 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

前あった店には5年位前、訪問したことがある。強く印象に残っているのが怒涛のデザートラッシュ、これでもかとテーブルに並べられるデザートに、圧倒され、『これ、絶対食いきれんやんなあ・・・』と、こぼしたら、給仕の方が、『ええ、もう、残してもらうの前提で出してますから』的なセリフ。

中国に行った時のことを思い出した、食事で接待を受けたのだが、昼も夜も毎回、絶対食いきれない数量の皿が出てくる、聞けばそれが、人をもてなす自然の姿だと、中国では食べきれないほど出さなければ、もてなしに値しないのだと。
仮に接待相手に食べきられてしまえばそれは恥ずかしい事で、食べる側も食べきることを前提に考えなくていいんですよと、なるほど満漢全席なんかもそういう文化と関係あるのかと、なんとなく納得したもんだった。(中国人に接待を受けたのは今のところ、その時が最初で最後だから、相手がこちらを気遣って、そう言い含めた感は否めないが)

この店はデザートがそんなな店、甘いもの好きな女の子には受けるかもしれん。。。とインプットしておいたのだが、デザート接待というアウトプットをする前に、店自体が無くなってしまった。

そんなことを忘れかけていたころ、店が復活したと聞く、ならばと軽い気持ちで訪問を決めたはいいが、もう2度と来ないかもしれないのだからと、自分に言い訳をし、2万円の最高値コースを選択。

目の前は料理に直接関係ない贅沢な夜景、この眺望も、ゆったりとした席間も、料金に反映されるんだもんなあ・・・・いやいやいやそんなことは考えてはいけないのだ、全部まとめてこの店の良さなのだ、色眼鏡で見てはいけない、ロケーション重視の店は押し並べてお味のほうが・・・なんて先入観を持つ自分を戒めて、料理に臨む。

甘めなアミューズの後、前菜3皿(エビ・帆立・フォアグラ)・魚(金目鯛)・肉(鴨)・チーズで料理は締め

料理は邪な予想を良い方に裏切ってくれた、奇をてらい過ぎず至極まっとうで上等なもの。
あまり好みじゃないので普段頼まない帆立がうまいじゃないか、帆立を見直した、こういうのに当たると、コース料理もいいものだなあなんて思う、鴨も今年食べた中で今のところ一番のもの、いやいや、いけますよ料理も。

雰囲気のいい店で、見た目も華やかな美味しい料理を食し、腹も膨れたところで始まる、怒涛のデザートラッシュ。
3皿+2皿の2段階で計5皿、茶菓子も合わせると6種、いやなんなら、チーズやアミューズにもそんな甘いもの要素があった気するから、0.5づつ足して7種と言ってしまおう。
料理皿以上のデザート皿数、今回も、一口づつしか食えませんわな。。。

もてなしの気持や、驚かせたいと言う気持、要はサービス精神なのかもしれないが、素直な気持ち、もったいないよな・・・・

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ソファシートでゆったりランチ

おかぴんくん

おかぴんくん (38) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥15,000~¥19,999

    | おすすめ用途

土曜日のランチに初訪問。

「PRENDS LE TEMPS」を注文。
●アミューズ3種
・生姜のサブレ ほか
●小前菜5種
バターナッツのヴルーテ、カルダモンの香るカプチーノ
ぶどう、グレープフルーツとカンパリのソルベ
洋ナシのプルプ、プリ・ド・モーとコリアンダー 
鶉 ほか
●前菜 
さっと火を入れたラングスティーヌ、茄子のプレゼと赤ピーツのアイスクリーム パッションフルーツのソースとイベリコハム
●魚料理
金目鯛のムニエール、マンゴーとグレープフルーツのソース キアヌとトム・ド・サヴォアと共に
●肉料理
シャラン産鴨胸肉のロースト、エビスソース 栗のクリームとトランペット茸を添えて
●調理したチーズ
モルビエとマディアントースト
ロックフォールのクリーム、柿と共に
エポワスに、マール・ド・フルゴーニュのジュレを添えて
●プレデセール
●デセール3種
●コーヒー
●茶菓

「さっと火を入れたラングスティーヌ・・・」がプリプリとした食感で甘くて一番美味しかった。

ソファシートでゆったりと窓から東京タワーを眺めながらのランチはリラックスできた。

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期待はずれ

カサブランカポトス

カサブランカポトス (2) ( 女性 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:1.51.5

    • 料理・味 1.0
    • | サービス 1.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 1.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

窓から見えるロケーションは良かったのですが…
肝心な“料理が…”
前菜の5品!なぜ、1皿づつ別になっている?しかもムース(ルバーブ?だったかな?)で食べたスプーンととうもろこしのスープ一緒のもので??と思いとりかえて頂きました。味が混ざるから、取り替えるサービスを自発的にしてほしかったです。
メインでお魚を選んだのですが、ソースの味が濃くてせっかくの魚の本来の味が台無しでした。お皿も独特なデザインでおしゃれなのですが、とても食べにくくシェフが満足して料理を出すだけか、お客様が満足して帰って欲しいのかコンセプトがわかりません。
デザートも“シェフのお薦め”と言うことで、出てくるまで何かわからないと言うことでしたが結局チョコが3点とリンゴの組み合わせで、うんざりでした。
期待していたのですが、作りての欲求のみ満たされた感じがして…2度目はないと思いました。

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usagitake

usagitake (38) ( 40代後半・女性・神奈川県 / 標準点:2.5 )

  • 夜の点数:4.54.5

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.5
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

地下鉄の溜池山王駅から地下通路を5分程歩き(けっこうな距離と思います)13番出口を上ると
ANAインターコンチネンタルホテルの少し手前に出ます。

エスカレーターを上がりロビーホールからエレベーターに乗り36階へ。
降りるとそこは薄暗く、別空間が広がっておりました。

男女の店員さんが迎い入れてくださり、席に着きます。
店内は意外とシンプル。ホテルの部屋という感じで、そんなに広くありません。
大きな窓からは東京タワーが見えます。

テーブルにはお皿、キャンドルライトとオブジェがありました。
オブジェはにんにくをイメージした物だそうです。
予約時に「エスプリ・ピエールガニェール」と伝えておいたのでメニューを選ぶことがなく
あれこれ見ながら楽しむ時間もないといけないな、と反省。

グラスシャンパンで乾杯し、白ワインをボトルで注文。程なくお料理が運ばれてきました。

◆さっと火を入れたラングスティーヌ、茄子のプレゼと赤ピーツのアイスクリーム、パッションフルーツのソースとイベリコハム

冷たいアイスと暖かい海老が茄子とハムの上に乗っています。
さらにその上をシート状のゼリーが覆います。
まず、見た目でビックリ楽しませてくれ、こんなにワクワクするのは久しぶりです(笑)
一つ一つのお味はまろやかでクセがない。
素材も美味しい~!
一緒に口に運ぶと、ん~もう、ヒアワセ(しあわせ)♪顔がほころびます。

◆薔薇に見立てた帆立貝、ボワローのフォンデュと根セロリ、シャンパーニュのブイヨンと共に

薄造りのホタテの上に、さらに焼きホタテが!
運ばれて来る時からホタテの香り~
ブイヨンの美味なこと!
はぁ~生きていて良かったとため息(笑)

◆フォアグラのポワレ、秋のフルーツマーマレード、カシスとボルト酒のアクセント

フォアグラは大抵のお店でも美味しいのですが、その中でもこちらは特別でした。
口の中でトロフワ~と広がり、もう何とも言えない。
又、フルーツのソースが絶妙なバランスでフォアグラの美味しさを後押しします。
人生、今までいただいたフォアグラの中で一番でした。
はぁ~思い出してもタマラナイ。。

ボトルで赤ワインを注文。ワインもすすみます(笑)

◆金目鯛のムニエール、マンゴーとグレープフルーツのソース
 キヌアとトム・ド・サヴォアと共に

金目鯛は皮がカリカリに焼いてあり食感良く、香ばしくて美味しい~!
酸味のあるフルーツソースと良く合っています。

◆シャラン産鴨胸肉のロースト、エビスソース、栗のクリームとトランペット茸を添えて

かなりお腹が一杯な所に鴨肉。
食べられるか心配しましたが、心配ご無用な美味しさ(笑)
スゴイ!どうしよう~オイヒイよ~(日本語がヘンですみません)

◆調理したチーズ3種
モルビエとマディアントースト
ロックフォールのクリーム、柿と共に
エボワスに、マール・ド・フルゴーニュのジュレを添えて

ホットチーズのお料理が一皿にまとまっています。
見た目も華やか!キレイ~
お味も、それぞれ個性があり楽しい、美味しい♪
ワゴンで運ばれてくるチーズも見る眼を楽しませてくれますが、こちらのひと手間かけたホットチーズ、
味良く、とても好きです。


もうお腹がはち切れそうでしたが、ディセールも期待で爛々♪
相方はギブアップ(笑)私だけいただきました。

一つ一つ、丁寧に作られています。
ショコラ系は一つでフルーツ系が多かった。
どれも本当に美味しい。。焼き菓子でなくフルーツの魅力を最大限に引き出しています。
ここまでくるともう感動ものです。
もっと胃が大きかったら相方の分までいただくのに、、こんな所で、もったいない病が(汗)

総合してお味は満点!!です。
翌日こちらに書込みしていますが、昨日の味を消したくなく、朝からコーヒーしか飲んでいません(笑)
思い出して一人ニヤニヤしてしまいます。

よくあるフレンチのゴージャス感は感じませんでしたが、一つ一つが丁寧で繊細ですが存在感があり、
素材の持ち味を生かしており、味付けは決して重くありませんでした。
このコースが一人20,000円は安いと感じます。
しかし飲み物(グラスシャンパン2杯、赤、白ワイン各1本)で約5万、税サービス料が入り、2名で
お会計が10万円程でしたので結構なお値段ですね。
しかもワインは、もう少し重めの方が良かったと思ったので予算を決めて行かないと大変な事に(笑)

ワクワク楽しく美味しかった~
料理は奥が深いですね。是非又、お伺いしたいです。


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Dinner @Pierre Garnier a Tokyo

いせたみこ

いせたみこ (3) ( 30代後半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:--

    • 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) -

    | おすすめ用途

2010-09-2814:02:16Dinner@PierreGarnieraTokyoテーマ:restaurant8月のことですが、
一時帰国していた悪友RICKと共に
ピエール・ガニェールア東京でディナーを。

青山から場所が移って
インターコンチネンタルホテルの36階。
広々とした店内、東京タワーの夜景など
とても恵まれた立地です。

2人用のテーブルがとても広く、
インテリアもシンプルで好感が持てました。

オーダーしたのは、”EsprietPierreGagnaire”

品数が多いな〜、と躊躇していた私にRICKが
「ここで中途半端なことしてどうするの!」と一言。
さすがニューヨーカーですわ。

そして、長いディナーの始まり。
お料理のタイトルも長い

パニュルスと鴨のジュでコーティングしたフォアグラのキューブ
桃のコンポートとスイカのジュレと共に。

濃厚なフォアグラとフルーツのフレッシュな甘みと酸味が
とてもマッチして美味。

 鮑を、ディアブル風シリアルで、ウナギの燻製とチョリソーを添えて。
ブルプ・ユージュとサラダ菜のクリスティアン。

柔らかく、とはいえ鮑の歯ごたえも残して調理されていました。
燻製とチョリソーの風味がアクセントに。

香ばしい焦がしバターで調理したヨーロッパ産オマール海老のメダイヨン、
アボカドとセロリと共に。タンドリー風味のビスク。ライムが香るオマール海老の爪、
胡瓜のジュースとオリーブオイル。

オマールとタンドリースパイスの風味が
よく合っていました。ビスクは最高に美味しかった!

アロマティックな岩塩の上で焼きにした鮎、
グレープフルーツアクセント、ズッキーニのクリームと
ミントの香りが豊かなジュンサイ。

鮎がふっくらと、香り高く調理されていて、
初めて頂く食感でした。

お皿に描かれた絵画のようなプレゼンテーションも素敵。

特選和牛のグリエ、クレソンのピューレと岩ノリ、ウニを混ぜた
スピーズオニオンと共に。

肉食なのでお肉はガッツリ頂きたかったのですが、
この時点でお腹がギブアップ

一口頂いたのですが、岩ノリの香りが
口の中に広がって・・・
お肉なのにお魚料理風味の不思議な感覚でした。

調理したチーズ(フルム・ダンベール、クロカンサラダと赤ボルド酒。
/ボーフォールにホワイトチョコレートを添えて。/
ブリ・ド・モーのシャンティー、カルバドスの香るリンゴのコンポート)

あまりに満腹で写真を撮る余裕なし

しかし、これから怒濤のデザート攻撃が続くのでした・・・

Tobecontinued.......

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②しっかりと旨いランチ《No.0842》

Nearco(ITY)

Nearco(ITY) (1028) ( 30代前半・男性・神奈川県 / 標準点:2.0 )

  • 夜の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

溜池山王駅、銀座線の改札を出る地下道を通り13番出口から地上へあがるとANAインターコンチネンタルホテル。
エレベーターで36階へあがる。その先がエントランスガラス張りのワインセラーに囲まれたそのエントランスを抜けると目の前には東京ミッドタウンのビルがそびえる。
左に折れ窓沿いに奥へ進む。
個室手前の窓際の席、窓の外には東京タワーが見える。
テーブルの上には白い皿と置物。

はじめにシャンパーニュを頂く。二日連続のルイ・ロデは昨晩よりちょっとだけお値段高め?それはともかく乾杯!

その後におつまみの3品がでてそれらを摘みながらメニュー選び。

ランチは一種類のコースから皿数で選ぶ。休日はこれに特別メニューが加わる。
注文はメイン一皿のコースで8000円。

三種類のパンが並ぶ。

そして小さな皿がずらずらっとやってくる!
テーブルに5つ並んだ小品は中央から“の”の字を描いて以下の通り。
【バターナッツのヴルーテ、カルダモンの香るカプチーノ】
【ぶどう、グレープフルーツとカンパリのソルベ】
【秋刀魚のトースト、茄子グリエのピューレ、イベリコの生ハム】
【牛肉のタルタル、コルマンマスタードの効いた赤ビーツのジュース】
【洋ナシのブルブ、ブリ・ド・モーとコリアンダー】

となり食べる順番もそう指定される。

はじめに甘いヴルーテ、滑らかで上品な味わい、そのあと口直し的なソルベは爽やかさとフルーツらしい瑞々しさを感じる。
秋刀魚のトーストは、はっきりと秋刀魚の魚らしさを感じさせながら生ハムがコクを与え茄子のピューレが深みを与えそしてトーストがサクッとした心地よい食感を添える。不思議な組み合わせながら分かりやすい旨さを感じさせる一品。そして牛肉のタルタルは秋刀魚の驚きはないが品良くまとまる。最後の洋ナシのブルブはもちっとした食感に違和感を感じる。
小さな五皿で小さなコースというショートストーリー!
その構成力に
★4.5

そして次が前菜
【フォアグラのキューブ、カキと甘口ワインのジュレ、マンディアントーストを添えて】
立体的に盛り付けられているが要はフォアグラのテリーヌ。それにソーテルヌのジュレ、カリッとしたトーストが添えられているから内実は王道的な一皿だから文句無く旨い!
ここで柿、これが意外にも渋い!明確に渋い!クレーム出るんじゃ無いかと思う程に渋い!
しかし慣れてくるとアリかな?と思えてくるから不思議。
奇抜なようで王道でやっぱりどこかひっかかりのある一皿。
★4.5

メインは肉料理を選んだ。
【オレガノでマリネした仔牛肉と根セロリのムースリーヌ 調理したミードパンとトロンペット・ド・ラ・モーを添えて】
目新しさは無いもののしっとりときめの細かい肉にしっかりと肉の旨さが詰まっている。上質なソースにトランペット茸の美味さが華を添える。
調理の的確さを感じる一皿。
★4.5

魚料理も一口頂いたがこちらも見事だった!

そしてこの後、この店らしいデセールがやってくる。
【プレデセール】
皿の縁と中央に一口大の品が並ぶ。
可愛らしい見た目、口にするとどの品もバランスよく仕上がった上質な甘さ。
プレデセールをつまんでいる内に3皿のデセールもやってくる。
更には小菓子も出るからテーブルの上はこの上なく華やか。デセール祭だ!

【ピエールガニェールのデセール】
フルーツの爽やかな甘さと心地よい食感。

手の込んだパンナコッタの奥深い美味さ。

ショコラの幸福。

細かい事を考える余裕もなく食べきった。

数と華やかさだけではなく質でも魅了するデセール。
★5.0

昼のコースは夜のコース程の驚きはない。
けれど店自体が持っている底力はしっかりと感じ取れる。

見事な眺望、ゆったりとした空間、あたたかなサービス。
やはり魅力的な店だ。

ホテルを出てツイッターで「楽しかった、デセール旨かった」とつぶやく。
そしたらホテルからお礼の返事があった。
そんな時代だ!

1回目・・・http://u.tabelog.com/00042089/diarydtl/34670/

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芸術的フレンチ

love30

love30 (2) ( 30代後半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥15,000~¥19,999

    | おすすめ用途

休日ランチにお友達カップルと旦那と4人で訪問。
高級フレンチは滅多に行かないので、皆若干緊張気味?(笑)

コースは真ん中の8,000円をチョイス♪
シャンパンを飲みながら、わくわくして待つと、芸術的な前菜たちが・・・
お料理も美味しくて、ホントに幸福な時間を味わいました。
盛り付けや食材のチョイスなど、面白くて勉強にもなりました。

そして、最初に食べられないものなど聞かれたのですが、
嫌いなものが無い私はキュウイとパイナップルが食べられない事を
忘れていました・・・
そしたらデザートにキュウイが!最初に言うのを忘れていた私がいけないのですが
他のデザートに変えてくださいました。申し訳ない・・・

お味はもちろん、どれも美味しかったのですが最後に印象に残っているのは
お髭の素敵なマネージャー(?)さんチャーミングな方でした。

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眺めの良いレストラン

Say Hello!

Say Hello! (76) ( 20代後半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

青山から、こちらの全日空ホテルに移転されてけっこうたちましたが、訪れたのは「ピエール・ガニエール」。
ホテルの36Fにあり、エレベーターを降り進みますと、目の前にビュッフェ・スタイルのレストランが。

え?ガニエールって昼はビュッフェなの?
と、思いましたが、なんのことはない。すぐ隣に入り口が。
最初見た時、ワイン・セラーの入り口かな?ぐらいに思っていたんですが・・・

さて、訪れたのは日曜日のランチです。
平日のみやっている「エキスプレス・グルメ」はなく、¥6,000、¥8,000、¥10,000の3つのコース。
この日は¥8,000のコースを選択。

お料理の方は、少量多皿のタイプ。
一皿づつ出てくるのではなく、アミューズで一気に5皿出てきます。
食べてみると、料理にかなりの安定感というものを感じ、斬新な食材の組み合わせにしても、驚きと共に奥行きを感じます。
少ない量にもかかわらず、手間をかけ、丁寧に作っている感じが伝わって来る良いお料理でした。
奇抜さなどはあまり感じられず、素直な味の中にちょっとしたエスプリを感じるといった程度。
是非、夜にまた訪れてみたおい思いました。
デザートも味にメリハリが付いており、味を濃く感じとても良かったです。

サービスのフランス人の方も面白く、それでいて程よい距離をとったサービスをしてくださり、とても楽しくお食事をする事ができ大満足。
お料理の盛り付けの美しさと、味の安定感。ホテル・ダイニングでのゆったりとした空間。
帰りには、エレベーター前まで見送りに来てくださり、最後まで満足でした。
評価のほうも満点を付けさせていただきます。
ごちそうさまでした。

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yodogimi

yodogimi (166) ( 神奈川県 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.03.0

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) -

    | おすすめ用途

白を基調とした店内はテーブル間もゆったりとしていて落ち着いた雰囲気です。
サービスも近すぎず遠すぎず、ほど良い気配りと距離感には好感を持ちました。

伺ったのは平日のランチタイムでしたが、なんとなく接待目的のビジネスマン、
キャリアウーマンのお姿が多かったように思われます。

◆エキスプレスグルメ(\3,800)
 ・アミューズ
 ・パン
 ・グリーンピースのスープミント風味
 ・魚介類のフォンデュ

ホテルの中のレストランということであのガニェールさんも個性抑えめなのでしょうか、
お味は先入観ほど奇抜なものではなく、思いのほか素直な美味しさです。
メインのフォンデュは帆立や手長海老の旨味がよく引き出されていて美味しかったです。
平日日替わりでメニューが変わるのでそれぞれの好みで日を選ぶのも楽しいですね。

食事中どうもしっくりいかなかったのは、食器の選択に機能美が感じられないところ。
姿形の美しさは素晴らしいのですが、ナイフ、フォークの扱いにかなり神経をつかいました。
あちらこちらでカチンカチンと音が聞こえてきたことからも少し気になりました。

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こんげるもn

こんげるもn (4) ( 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:2.02.0

    • 料理・味 3.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 1.0
    • | 酒・ドリンク 2.5
  • 使った金額/1人(夜) ¥20,000~¥29,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

ビルの立地や作りには感心しましたが、お店の内容に関してはこれといった良い印象はありませんでした。ワインは全体的にコストパフォーマンスが悪いと思います。料理自体も全体的に大味で、お店の方に嫌われてしまったのかな?もう来るなってことかな?と感じた次第です(鮎もでてきましたが、私にとっては変な処理がなされているのか、鮎の香り(臭み?)ではない変なフレーバーが口に残り、後々尾を引いてしまいました。所詮日本人ですので御免ください)。
この店だからこの値段っというサービス・料理というには繊細さに欠ける内容で、星?????といった印象です。
東京タワーは本当に良かったです。私にはブランドは感じられませんでしたが、マスコミにも紹介されたかなり有名なレストランのようですので、私のような偏屈でない向きにお勧めします。

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T's appetite

T's appetite (326) ( 30代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥15,000~¥19,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

青山のお店のときに何度かお邪魔したことがあるのですが、
お店がこちらに移転したと聞いたので行ってきました。

お店はインターコンチネンタルホテル36階にあります。
店内は非常にゆとりある空間の造りとなっており、
窓も大きく、東京タワーなどの夜景がよく見えます。
雰囲気としては非常に良いですね。

また、スタッフは日本人スタッフだけでなく、
外国からの客に対応可能なように外国人スタッフも多くいるので、
日本のレストランにいる雰囲気がしませんでした。
(もちろん接客は日本語でしてくれます。)

今回いただいたのは、Espriet Pierre Gagnaireです。
以下、メニューに記載されていた日本語をそのまま書きます。
(日本語にするとなんとも長い(笑))

今回は車での来訪だったのでお酒は無し。
残念!

まず、全体を通じて、他の方の写真にもありますが、
色彩が非常に綺麗な料理であることが印象的でした。


■パニュルスと鴨のジュでコーティングしたフォアグラのキューブ、
桃のコンポートとスイカのジュレと共に

最初、四角い茶色のものはチョコレートかと思いましたがフォアグラです。
鴨のジュでコーティングされているのですが、鴨をそれほど感じませんでした。
最近、フレンチでスイカを使った料理を食べる機会がちょくちょくありますが、
元々、スイカは瓜科の野菜なので料理にも良く合いますね。


■鰒を、ディアブル風シリアルで、ウナギの燻製とチョリソーを添えて。
ブルプ・ユージュとサラダ菜のクリスティアン

鰒は軟らかくも歯応えは残すように調理されています。
また、日本でも、よく夏に食される鰻の燻製
馴染み深い味で美味しい一皿でした。


■香ばしい焦がしバターで調理したヨーロッパ産オマール海老のメダイヨン、
アボガドとセロリと共に。タンドリー風味のビスク。
ライムが香るオマール海老の爪、胡瓜のジュースとオリーブオイル。

タンドリー風のビスクは珍しいなと思いました。
アボガドとセロリが乗っており、香辛料も強過ぎずさっぱりいただけます。
オマール海老はさっぱりとしたソースで、海老の風味が非常にわかるもの。


■アロマティックな岩塩の上で焼きにした鮎、グレープフルーツのアクセント、
ズッキーニのクリームとミントの香りが爽やかなジュンサイ。

こちらも和の夏の食材の代表の一つ「鮎」
グレープフルーツのかすかな苦味のあるソースが、
淡白な鮎の身に合います。
ズッキーニにかかるソースには、ミントとジュンサイと変わった組み合わせ。


■特選和牛フィレのグリエ、クレソンのピューレと岩ノリ、
ウニを混ぜたスピーズオニオンと共に。

ウニと海苔のソースのインパクトが強く、
その魚介ソースに和牛肉という、
ラーメンで言うところのトリプルスープ的な一品。
クレソンのピューレも良いアクセントになっていました。


■調理したチーズ(フルム・ダンベール、クロカンサラダと赤ボルド酒。
/ボーフォールにホワイトチョコレートを添えて。/
ブリ・ド・モーのシャンティー、カルバドスの香るリンゴのコンポート)

ここまで来ると非常にお腹も大満足。
食後でもカビ系チーズは美味しいですね。


この後は、写真にもあるようにデザートのオンパレード。
最後はストレーティーをいただきました。

お会計後に、お店を出る前に名前を忘れましたが、
小さいグラスに入った消化によいさっぱりとした飲み物を
をいただけるのもホスピタリティがあって嬉しいところです。


今回は創造と挑戦の意欲に満ち溢れているフレンチを堪能することができました。
ピエール・ガニェールさんが突っぱしっているのか、
我々が遅れを取っているのかはわかりませんが、
少なくとも伝統的なフレンチの枠には収まらないことは確かです。
その分、賛否両論あるかもしれませんが、
個人的にはその独創性に賞賛を送りたいと思います。

サービスは、ホスピタリティに溢れています。
食中のサービスはもちろんのことですが、
お会計後、クロークに預けた荷物を預けた際に、
消化を助けるジュース?を出してくれたり、
エレベーターホールまで見送ってくれるなど(見送りは少し過剰かな?)。
気持ちよく食事をすることができました。

一点あるとすれば、食中にワインに酔って騒ぎ過ぎていた
女性二人組みを注意していただけていれば、さらに嬉しかったです。
その二人は、大き過ぎる会話や笑い声、ワインを溢したりグラスを割ったりと騒ぎまくり。
そういうお客がかえってレストランの評価を下げてしまいますね。

また、機会を見てお邪魔します。

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う〜む、星1つ!

釣バカまっど

釣バカまっど (18) ( 40代後半・男性・神奈川県 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:1.01.0

    • 料理・味 1.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 1.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥6,000~¥7,999

    | おすすめ用途

ANAのマイレージのクーポンが1.5万円分あったので家内とANAホテルの36階、ピエールガニェールのランチに出かけた。

メニューを見ていると、一口大の食前のプチ前菜がサービスで出てくる。食べるとスイーツ系のような甘さでいきなり〆のような気分。チーズをつかった一品もあったけど、ケーキのような素材をつかったものもあり、なんであんな甘い物を最初に出すんだろうなぁ・・・

ランチのコースは3種類、6000円の最も安い?コースを選択。

前菜。いきなり皿が5皿出てくる。 細かく説明されるが、説明された食材の味が殆ど感じられず。 例えば柚子唐辛子入りのコーンスープ。コーンスープはまぁまぁの味だけど柚子唐辛子との組み合わせはどうかと思うし、第一柚子唐辛子の味なんて全然しない。
こっている割には味がイマイチというか、ポケているというか・・・ それに皿が多すぎて一皿食べる毎に皿を回して行かねばならず、その度にシルバーをどこに置こうか悩む。量は対した事無いんだから「一皿にまとめてもって来んかい!」と言いたくなる・・・

メインコース。家内は鱸、小生は子羊。鱸は皮目に相当きつく塩が振られており、家内は「塩っぱすぎて食べられない」と一言。皮を外せば良いのだろうが、折角パリパリと美味そうな皮が食べられず残念。小生の子羊は肉の質は良くて臭みもなく柔らかくて肉はとても良い物だが、豆をつかったソースが子羊にはどうか?と思った。またメインの皿の横にもう一皿小皿が。こちらには焼いたネギの上に肉が乗っており、「なんで2切れだけ別皿にもってくるの?」と思っていたら、肉の部位が違いフィレ出そうな。別の皿に盛りつけなくてもいいと思うんだけど、メインの皿の横にもう一皿置くなんて変だよなぁ・・・

デザートもまた皿の数が多い。チョコレートの3種が皿にただ置かれたものや、小さいケーキがチョコチョコ乗ったものなど、盛り付けの華やかさも無ければ全体のまとまりも無い。

パンは自家製で栗の粉を使ったパンやミルクパンがでてきたが、栗の粉のパンは栗の香りが全然せずに素材が全然活かされてない。カンパーニュはモチモチして酸味もあって美味かったかな。

全体に野菜が素材として余り使われておらず、皿の華やかさもなくて、味もイマイチ。第一量が少ない割に皿の数が多くて食べずづらいし皿を沢山出す意図が良く判らない。なんでこれが3つ星なのか、と思ってしまった。クーポン券だからまぁ仕方ないけど、お金を払ってまで食べたいとは正直思わなかった。残念。

おしまい

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デザートが…

ma-my

ma-my (10) ( 女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5
  • 使った金額/1人(夜) ¥20,000~¥29,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

三つ星レストラン、わくわくしながら行って参りました!
ディナーの予約でしたが、ラッキーなことに個室がとれて夜景もすてきで、優雅な気分ですごすことができました。
担当の方も、とても感じの良い方でした。

さて、お料理の方ですが、色彩あざやかお味も美味しくいただけました。
特に、手長海老のお料理はとても美味。また食べたいです。

デザートにいくまでに、既にお腹いっぱいだったにもかかわらず、デザートが超豪華。
あれは、いくらなんでも多すぎるのではないでしょうか。
しかも、全てのものがかなり甘かったので、食べ切れませんでした。
それが、とても心残りです。

デザートについてもう少し工夫してもらえたら嬉しいかもしれません。

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自分のご褒美に・・・・

なべなべなべな

なべなべなべな (17) ( 30代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

仕事の同僚と春のおおきなプロジェクトを完了した打ち上げにいってきました。


ピエールガニエールが青山では、『自分の料理を目指すクオリティーでサーヴできない!』と

閉店したという話、『ここでなら・・!できる!』と再開店したという噂の確認も含めて

期待して赤坂全日空へ。


お料理は、小ポーション楽しく・かわいく・美しい盛り付けで

もう一口食べたい・・!と思わせる余韻を残すボリューム。


食器は国産のニッコー社の最新の形状の物を多く活用しながらも

リモージュの器とクリストフルの銀器。


荷物置きはモダンな形状。


伝統 革新 斬新と噂どおりのおもてなし。


食事の後に商談を控えたランチでしたので、お酒は見送り・・(残念・・)


景色もすばらしく、贅沢なひと時となりました。


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Elsa

Elsa (42) ( 20代後半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:--

    • 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 昼の点数:--

    • 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) -

    | おすすめ用途

PG,実は私がパリ在住中、唯一、行き逃したミシュラン星付き店なのである。
今回はガニェール氏本人の来日に合わせ、早めに予約を入れた

今年3月、赤坂のANAインターコンチネンタル36階に移転オープン、経営も一般投資家からホテルに移行。
再起にあたり、従来の青山チームに加え新たにいずれもピエール・ガニェール(以後PG)パリ本店キャリアのある料理長オリヴィエ氏・給仕長ミシェル氏が加わった。フロア担当は旧青山チーム、ホテルスタッフ混合。ゆえにグランメゾンらしさがありながらも、極端な緊張を強いられることなく、ホテルのダイニングらしい分け隔てなさも備えている

初めに一度だけ全客席にテーブルに一言挨拶に現れたガニェール氏、その後はすぐ厨房に戻り、客席に出ずっぱりにならないのが、逆に好印象。

■食前のアミューズ
注文後ではなく、カルトを運んでくる前に出すところがパリのグランメゾンっぽい。
たとえばレ・ザンバサドールなんかでもそうだけど、アペリティフとともに摘みながらカルトを見て食べるものを決めるわけ。

せっかくなので、一番上のコース[Le Gourmet] 10,000円にした(サ料別・飲み物含まず)。

■小前菜 5種(うち一部抜粋。すべての詳細文・写真はブログで)

★★★冷たいとうもろこしのクレーム、
上にはリコッタチーズ、ぶぶあられ、柚子胡椒(ごく少量)

いわゆる冷たいポタージュ。シンプルにして、はっとする美味しさ。
この手のスープはどこでも出るが、トウモロコシ自体の味の引き出し方としては想像を超えるほどではないのだが、このベースとなる鶏のフォンが素晴らしく、研ぎ澄まされた美味。

★★★ビーツのアイスクリーム、茄子グリエのピューレとともに 

ビーツのアイス、茄子のピュレ。似て異なる2つの酸味、いずれも尖りがなく、丸みを帯びた軽やかな味わい。
いずれも冷たいながら、アイスとピュレ、あえて温度差とテクスチャーのコントラストをのせた、巧みな技!
グリル茄子のピュレといえば、南仏にCaviar d'aubergine(茄子キャビア)という名でクミンをきかせ、常温で食べる、よく言えば素朴・悪く言えば垢抜けない茄子ピュレがあるのだが、こちらはその超・進化形。
この手の茄子ピュレにここまでの洗練を感じたことはない。
ベトラヴ(ビーツ)も、ビストロや総菜屋の気取らない野菜の一品として、輪切りまたは角切りのものを酢やパセリなどで和えたものがあるのだが、こちらもその超・進化論?
フランスの古くからの素朴な家庭料理をシェフのテクニックで極上のガストロノミーに仕上げた逸品!

■自家製パン3種

パリ本店と同じルセットというパン。
どう考えてもここのパン、日本人職人の手による味だと思って、給仕長ミシェル氏に聞いてみた。
大当たり!PGパリ本店の現在のパン・パティスリー担当は、日本人だそうだ。

同じパンでも日本とフランスでは、嗜好性というか、味・テクスチャー・香りにしても、目指す方向性が歴然と違うのだ。どちらが優劣という次元の話ではなく。
(詳述はブログにて。)

■前菜
★アモンティリャード酒でマリネした帆立のグリエ、
ライムの香るアボカドと胡瓜のジュレとともに

アモンティリャード(Amontillado)は、スペイン産シェリーの一種。
帆立は冷たく供されるが、素晴らしい火入れがされている。
帆立の醍醐味であるむっちりとした弾力を備えつつも繊維が硬くならず、低温コンフィのようなしなやかな歯切れ。溜め息が出そう・・・。

下のジュレ、というよりは液状だけど、胡瓜の青さを前面に出したアボカド風味の冷汁と言った方がわかりやすいかも。これは私にはなくても良かった。
ただ、不味いという訳ではない。これも先にパンで述べた、同じ食材の扱いでも、どこにスポットを当てるかという日仏間の捉え方の相違であり、技術不足から来る違和感とはまったくの別物で、フランス、ヨーロッパ、アジアの星付き店をほぼすべて食べ歩いた人間にはわかる。この青さをあえて出した胡瓜のスープは、日本のではなく、「パリの3ツ星」の客に支持される味である。DNAに染み付いた遠い味の記憶とでもいうのかな。自分の嗜好性とは異なっても、一流と、そうでないものの判別は容易につく。

そういう意味では、(支店進出している各国それぞれの食材にインスピレーションを受け、メニューにも取り入れているとはいっても)、PGの着眼点や背骨は常に、あくまでパリのPG自身であり、その根本である軸が支店を出している国によってバラついたりグラついたりしない深沈厚重ぶりこそが、人々が彼を天才と呼ぶ所以だろう。
そこが、自らのロジックやフィロソフィを持たずにただ見た目だけ安易に真似し、目迷五色のコンフュージョン料理を粗製濫造する、最近のエセシェフとの違いだと思う。


■魚料理
「表皮をカリカリに焼いたスズキのロースト、じゃがいもとズッキーニのムースを添えて
アンチョビのトーストとブイヤベース」

個人的には、もう少し魚の表皮がカリカリ・パリパリであってほしかった。それを料理名に謳うのなら。
これは厨房でフランス人が担当した皿と見た。(未確認だが)。
これも日仏間の、火入れ・味で目指す焦点の当て位置の違いであると思うが(ピンボケという意味ではなく、意図するものが初めから違う)、日本で好まれるフレンチの魚の表皮パリパリ感は、フランスにおいてはそこまで重要視されない。ブイヤベースの塩も、私には強く感じた。塩分耐性はあるほうなのだが。
これもやはり、素材は同じ「スズキ」でも、その風味・香り・水分の異なる日仏のそれぞれの魚の、欠点をどうカバーし、長所をどう引き出すかという、素材の質の差(優劣ではなく)ゆえの、目指すものの方向性の相違であると考える。
日本産の魚は身がしっとりと繊細で、臭みがなく生でも食べられるほど鮮度のよいものが多いので、シンプルに焼いただけ、あるいはフレンチならポワレして皿の底にさっぱりしたブイヨンを敷いた「ル・ブルギニオン」のような仕立てでも美味しいし、逆にそのほうが素材のよさを楽しめる。

他方、(日本と互角に戦える鮮度・味・繊細さ・バラエティに飛んだ現代スペインを除き)ヨーロッパの魚は、往々にして臭みがあり(→英国のタラで鱈ちりなんぞできませぬ!チップ&フィッシュなら美味しいけれど)、身はしっかりしているのだが繊細さに欠けるため、このブイヤベース仕立てもそうだが、パンチのある塩使い、香辛料・ハーブ使いがされるのだ。

塩分に関しては私個人の嗜好性もあり、店の評価の要素にはしないが、ブイヤベースの味のまとまりとしては悪くない。ともすれば雑多になりがちな多種の魚介類の風味が、きちんと一点に落ち着いている。

■魚料理、副材料でのサイドディッシュ
魚や肉のメイン食材の、余った部分でもうひとつ小さい料理を脇に添えるのは、
ここ近年パリのグランメゾンでよくやる演出。

■肉料理
NZ産仔羊の鞍下肉のロティ、コリアンダーをきかせたパンポール産白いんげん豆のフリカッセ

火入れは私の好みとは若干異なるものの、こちらもかなり上等な業務用コンベクション・オーヴンで、抜かりのない丁寧な筋切り・焼き・肉を休ませる工程を、端折らずに丁寧になされたグランメゾンの味。青山の店から今回の移転再開にあたり個人投資家N氏からANAインターコンチに経営が移行(現在はホテル側がガニェール氏にライセンス・フィーを支払い運営)したのが功を奏したのか、P/Lバランスやマーケティングに気を取られることなく(笑)、安定した資本と充実した機能設備で、きちんと料理に集中できているグランメゾンの味。

■肉料理・副材料でもう一皿
エピスでマリネした仔羊フィレ肉、黄にら、レモンコンフィのアクセント
(詳細はブログで。)
■Les desserts de Pierre Gagnaire
(文字数制限につき、詳細はブログで。写真満載!http://moscatel.blog58.fc2.com/blog-category-93.html)

本人不在時はまだ来たことがないのだが、少なくともこの日、PG本人が総指揮を執った、L'art culinaire(料理芸術)は、まさにフランス文化の誇る奥深さ、料理人としての情熱と矜持を見せ付けられた思いがした。
個人的な好みとはかなりかけ離れたものも少なくはなかったが、それは手抜きや抜かりから来るものではなく、各国食べ歩き経験から、氏の料理と店の本物の素地を伺い知る事ができたので、大変満足した。
他と比較して高い・安い・CPの問題ではなく、本物の芸術は、「プライスレス」。
(お金で買えるものはマスターカード?)

銀座のメナールの現・ロオジエ(3ツ星)、ラール・エ・ラ・マニエールなんかよりは、同価格帯でもはるかに高く緻密な完成度である。
本人不在時にもなおこのレベル維持がされているとするならば、(今年は開店まもなく対象外だろうが)ミシュラン2012年度では2ツ星、うまくすればその翌年には3ツ星は固いと見た。
しかし(日本人には受けても)いわゆる日本のホテル・サービスがフランス人からすれば画一的とか、柔軟性にやや欠けるといった印象を持つ向きも、中にはいるとは思う。ゆえに2ツ星止まりか?
私個人の評価ではなく、私がこれまでに各国で体験済みのミシュランの評価する要素・着眼点をほぼ網羅しているのだ。言葉には表せない、その空間の空気の流れというか。アミューズひとつの運ばれるタイミングひとつにしても、そう。
ロオジエは、入って3秒で「あ、これミシュランが3ツ星をつけたがる空気」だと思った。

内装のゴージャスさとか、フランス人給仕長・料理人の有無ではない。
給仕たちが各テーブルの周りを「自転」しながら、フロア全体を「公転」するような動き、とでもいうと分かりやすいかな。ソムリエ以外は、各給仕が自分の持ち場を決められ担当テーブルのみを始終ケアする日本のフレンチのサービスとは流れが違うのだ。
(フランスでも老舗有名カフェや、カジュアルな店では持ち場が決まっていることが多いが。)
これは理屈ではなく、10代からの各国食べ歩きのなかで、感覚的に気づいたことだ。
さて。この日ちょっと残念だった点が下記の2つ。

ひとつは、ミネラルウオーター。ガスなしはアクア・パンナ、ガス入りはサン・ペレグリーノと(ともにイタリア産)、いずれも一種のみ。特に聞きはしなかったが、こちらにあるのはこの2つのみのようだ。
皆さん、何かお気づきになりません?
そう。The San Pellegrino World’s 50 Best Restaurants (サンペレグリノ杯・世界のベスト・レストラン)で評価されている店・されたい店・上位ランクイン常連店では水といえば、たいていこの主催者であるサンペレグリーノ、アクアパンナしか置いていないのだ。つまりカルテル?
レ・クレアシオン・ド・ナリサワ(ミシュラン東京★2、前出サンペレ杯・アジアのベストレストラン受賞)もそうだった。まあ、レストランも人の子。それくらいは仕方ない気もするが、生粋のフレンチ・レストランが、豊富な自国のミネラル・ウオーターを完全無視し、隣国の、それも1社の物のみ独占的に置くというのはいかがなものか。ワインの品揃えがそれなりに充実していただけに、余計に裏のカラクリを疑ってしまった。
言ってみるなら、菊の井とか瓢亭といった京料亭の代表格が、「うちには日本酒、置いてはりません。紹興酒だけですさかい。」なんて言ったら、ブッ飛びませんか?!

二つ目は、デセールにちょっと一言。
(文字数制限につき、詳細はブログで。写真満載!http://moscatel.blog58.fc2.com/blog-category-93.html)

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mercy777

mercy777 (223) ( 50代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

7月23日から27日までピエールガニエールさんが来日してタクトを振るうという情報を頂いて、スケジュールを調整し、お昼に行ってまいりました。

せっかくなので全部のお皿を堪能できるグルメコース(10000円)を頂きました。ワインはグラスでも選択が出来るので、白・赤それぞれをグラスで頂きます。

白は私の好きなピュイ・フュメ、キリッとして夏に爽やかな感じを与えてくれるワインです。

実はピエールガニエールレストランとしては青山の時にお伺いしていたのですが、あまり特別な印象はなかったのです。もちろん本人が来られた時ではないので、料理人は別の方ですが・・・

しかしやはり本人が三つ星のプライドをかけて作った料理は素晴らしいものでした。あいにくパリではまだお邪魔していなかったので、初のピエールガニエールの世界の体験でした。

その印象はさすが素晴らしい、オーソドックスなフランス料理の確かな技術に裏打ちされ、さらにそれを昇華させ、独創的な世界に上り詰める味の確かさ。フランス料理の色んな地域、ジャンルを体験した方には判る、その伝統を継承しながらさらにそこに伝統を壊さないで追加してくるバランスのとれた斬新さ。この部分は今日のお皿ではアントレの帆立貝をアモンティリャード酒でマリネしてソテーしたものと、魚料理で皮面をカリカリに焼いたスズキのロースト、アンチョビのトーストとブイヤベースと頂くお皿に特に顕著に出ていました。この魚料理は私が今まで東京で食べたフランス料理の魚料理の中で最高の位置付けとなる完璧なものでした。

フランス料理を食べ慣れた方には判って頂けるかと思いますが、まずはそのブイヤベースの美味しいこと、濃厚なだしが出たブイヤベースなのですが軽いのです。その食べた後にくる爽やかさ、これこそがやはりフランス本国の三つ星の味なのです。それに加えて通常ならありきたりのアイヨリとパンを添えるところですが、これに自家製の素材感を生かし塩気を調整したアンチョビのトーストを加える味付の妙、これぞ創作芸術の極致、そのアンチョビを横に一切れだけ添えて食べさせる茶目っけ、どう?そのまま食べても自家製のアンチョビだから美味しいでしょ!と言いたいのです。


もちろんそして彼の一押しのお肉は仔羊です。でもそこで彼はまた骨付きではなく鞍下の部分を塊でローストし、切り分けて出してくれます。しかももう一種類はヒレの部分をエピスでマリネしカレー粉をほんのわずか振って、全く違う味わいの物に仕立てて横に添えるこの絶妙の感覚、しかもこちらのフィレには果物ではなくレモンのコンフィをアクセントに添えて提供してくれるのです。すべてが口の中で交わった時に来る絶妙のハーモニーが、私には人間の五味を最大限フル活用して仕立て上げるオーケストラの指揮者の様な、絶妙のタクト捌きを感じさせてくれる天才芸術家だと感じさせてくれるものでした。

本当にピエールガニエールさんの世界を堪能させて頂きました。ご馳走様でした。

最後に私の好みの問題ですが、最近甘党が少し辛党に変わりつつあるので、スウィーツ類はもう少し甘さ控えめの方が個人的には好みです。

では又次回来られる時を楽しみにしております。

余計なことですが、この評価はご本人来店時の評価ということで、通常のシェフのお料理はまた次回お邪魔した時に別途書かせて頂きますので悪しからず・・・

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ライオンエイト

ライオンエイト (293) ( 30代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥6,000~¥7,999

    | おすすめ用途

ランチで利用。Saison、@6000円のコースが目当て。
ANAのご利用券が使えるので、マイルがたまったらこんな使い方も思い出に残ります。

予約をして、お店に到着。席に着くと、ソムリエらしき人から、お飲み物はいかが致しますか?
と聞かれます。

特にメニューも渡されないので(頼めばもちろんもらえると思いますが)ジンジャーエールと、
グラスで白ワインを。と。白ワインは、さっぱり目かしっかりとした味わいのものか。と聞かれて、さっぱりとしたものを。とお願いする。ドキドキ、いったいいくらなのだろう。

まあ今日はこの雰囲気を楽しもう!ということで珍しくけちけちしないで楽しんだ。

①小前菜5種
②魚料理または肉料理
③小菓子
④デザート
⑤コーヒー

という構成。

前菜は彩り、素材豊かで、趣向を凝らしたものが色々と出てきます。
サーブしてくれるときに、全ての料理を素材から説明してくれる、そんなハイソな雰囲気を楽しめます。

メインは魚か、肉。
今日は、魚はスズキ。肉は子羊。
結果からいえば、肉の方がお勧め。ボリュームがしっかりしています。

魚もとても美味しいのですが、メインはもう少ししっかりと食べたいな。と感じました。

デザートはとても充実。フランス料理は、デザートも立派にメインの食事なのだな。
と勝手に解釈しながら堪能。

コーヒーは、エスプレッソやカプチーノも選べます。
今回はエスプレッソに。チョコレートで重くなった感じをきりっと引き締めてくれます。

さて、気になるドリンク類のお値段はこちら。
・ジンジャーエール @762円
・グラスワイン、白 @2,000円(G.Pouilly Fumeとレシートに記載されていました)
・Pellegrino 1000ml @953円
でした。

店内の雰囲気はとても洗練されていて、特別な食事の雰囲気がよく出ています。
ただ、隣席とのスペースはそれほど広くは無いようです。

店内に、いかにもピエールという方がいらっしゃいました。
フランス気分を楽しめました。

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Fue

Fue (401) ( 東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥20,000~¥29,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

昨年、青山店が弊店、移転し新たにオープン、3つ星シェフとして名高い美食の巨匠、ピエール・ガニェール(PIERRE GAGNAIRE)東京でディナーしました。

パリ、George V駅、ルイヴィトン本店が近くにあるレストランの前は何度か通ったけれど・・・・。次回のパリはぜひ本店と思います。

夫が夜景好き、東京タワー好き、フレンチ好き、ミシュラン好きの私の要望をかなえるべく予約してくれました。

アニバーサリープランなるものもありますが、ガニェールのお料理をしっかりと堪能したいので「エスプリ ピエール ガニェール」をお願いしました。


飾り皿はパリ本店と同じお皿を使用とのこと。

■アミューズ


酸味系で来ると思ったら、いい意味で期待を裏切られ爽やかに甘い。

チャレンジャーなガニェールさん、たまにハズレのときがあると聞いているのでドキドキしていたけれど、そういう意味ではフレンチらしくないスタート?


ホイップされた2種類のバターは口当たりもまろやか。緑はてっきり抹茶?と思ったらクレソンだそうです。確かにクレソンが香ります。


アミューズは問題なく美味しい。期待できるスタートです。

私はほとんどお酒を飲めないので、グラスでシャンパンをいただきます。


日本人女性作家による作品の一輪挿し。


フォークレストは可愛いけれど実用的ではないかも?

エッフェル塔だったら最高ね!といいながら東京タワーを堪能。


ルシェルドパリでのディナーを思い出します。


パンは最初に3種類登場。ミルクパン、栗のパン、カンパーニュ。


■前菜

~バニュルスと鴨のジュでコーティングしたフォアグラのキューブ

               桃のコンポートとスイカのジュレとともに~

スイカが少し主張しますがジュレとフォアグラを一緒にいただくと、フォアグラがまろやかになります。

見た目も美しく、意外な組み合わせが素敵なハーモニー。

■前菜

~鮑をディアプル風シリアルで、ムナギの燻製とチョリゾーを添えて

     ブルプ・ルージュとサラダ菜のクリスティアン~


シリアルの水分を吸った状態が苦手ではありますが、美味しくいただけました。

今思うと、コースの中で一番味が濃かったのがこのお皿。

水分を抜いた状態のサラダ菜はまた面白い食感。


夫はグラスワインを料理に合わせてチョイス。

■魚料理 

お皿が分かれて登場。

①~香ばしい焦がしバターで調理したヨーロッパ産オマールえびのメダイヨン

アボガドとセロリと共に、タンドリー風味のビスク~


オマールエビは何を食べても外れはないけれど、このお皿は一番気に入りました。

②ライムの香るオマールエビの爪、胡瓜のジュースとオリーブオイル


こちらは胡瓜が主張するけれど、オマールエビをいただいた後いただくとさっぱりとしてオマールエビの余韻がいい感じに残ります。


■魚料理

~アロマチックな岩塩の上でオーブン焼きにした鮎、グレープフルーツのアクセント

   ズッキーニのクリームとミントの香りが爽やかなジュンサイ。


鮎は岡山産だそうです。甘さも感じられるグレープフルーツのソースもなかなか美味しい。日本的なジュンサイと鮎が見事にフランスに変身。


鮎=塩焼きになれた日本人にちょっと衝撃を与えてくれるお皿ですが、、それぞれの素材が見事に調和。コードでいうとF#

■肉料理

~特選和牛フィレ肉のグリエ、クレソンのピュレーと岩ノリ

   ウニを混ぜたスーピーズオニオンと共に~


ソースに甘さを感じます。素材同士にストレスを与えず、さあ、自分のよいところ思いっきり表現してご覧。そんなイメージの味付け。

酸味系が苦手な私は酸味を強く感じるお皿が苦手ですが、今回はどれもまろやかな味が多く、野菜やフルーツを効かせていて好みでした。

こちらはチーズがコースに組み込まれています。

■調理したチーズ


・フルム・ダンベール クロカンサラダと赤ポルト酒

・ボーフォールにホワイトチョコレートを添えて

・プリ・ド・モーのシャンティー、カルバドスの香るリンゴのコンポート


青かびチーズは苦手ですが赤ポルト酒のゼリーといただくとまろやかで美味しい。

どれもとっても美味しくいただけました。


夫はお料理に合わせてグラスワインをいろいろいただていました。

私はアルコールはいつもどおり、最初のシャンパンの後はノンアルコール。

ウィルキンソン ジンジャーエール


半個室になった空間は、東京タワーが絶好のロケーション。


お誕生日おめでとうございます!と登場したバースデープレート。


アヴァンでセールかと思いきや。。。

■ピエール・ガニェール特製デザート

続いて登場したのがアヴァンデセール。


またまた3皿に分かれて登場。

こんなにデセールがたくさん出るお店は初めてです。

酸味系のサッパリとしたアヴァンデセール

■メインデセール

こちらは少し重ためかな?

カカオの分量の異なるチョコづくしのお皿とプチリンゴのお皿。


私はコーヒー、夫は紅茶をいただきました。


もちろん最後のプティフールもありました。


ピエールガニェールさんはショコラがお得意?チョコレート系が重たいながらもとても美味しくいただけました。


コーヒーがなくなり、お代わりをお願いしようかしらと思ったら、すかさずお代わりを注いでくださいました。

デセールのお皿も食べ終わった頃に、間髪いれずに入れ替えてくださるなど、ホスピタリティの高い気配りの行き届いた接客でした。

支配人も最初の挨拶だけでなく、途中も何度もいらして話しかけてくださいました。


最後にお店を出る直前、お口直しのドリンクのサービスもありました。
ルバーブとしそが入ったサッパリとしたドリンク。


入り口近くにカップルシートがありました。

カジュアルに楽しめるので若いカップルによいかも。


フランス人シェフはどちらかというと苦手な私ですが、ピエールガニェールのお皿はどれも好みでした。

現代風フレンチ派ということもあるのですが、眺めもよいしサービスを考えるとずいぶん良心的なお得な価格設定だと思います。


「ESPRIT PIERRE GAGNAIRE」おすすめです。

どれもとても綺麗なお皿なので、自然光で撮影できるランチもぜひ訪問したいです。

ANAマイラーですが、ANAのマイルもしっかり貯まりました♪

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フランス人が多いです

けんDDS

けんDDS (43) ( 30代後半・男性・埼玉県 / 標準点:3.5 )

  • 夜の点数:3.53.5

    • 料理・味 3.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

火曜日に当日予約して行ってきました。
不景気日本の暑い平日夜、銀座レカンに続き店内ガラガラか?と思いきや7~8組いらっしゃいました、これなら週末は賑わってそうですね。
お客は日本人3組、フランス人4組、周りをキョロキョロ見て他のお客をプロファイリング、フランス人は夫婦の旅行客が3組とビジネスマン1人、日本人は30代と40代のカップル3組、みなさんバイ・ザ・グラスのワイン、この時期は暑いから白ですね。
接客していただいた店員さんは日本人3人、フランス人2人、日本人もフランス語が流暢なようでした。
案内されたのは並んで座るカップル席、おー!素晴らしい(笑)

ワインはムルソーとバタールモンラッシェ、2本で10万円、まあまあ美味しいです。
ドンペリ、クリュッグが\52500という値段設定はホテルならではでしょうか?ワインはとても割高ですね。

料理はアラカルト、2人でオードゥーブル2皿、メインの魚2皿、全部で3万円弱。
アラカルトを頼むと一皿ではなくて3~4皿出てきます、2人分のメインは全部で8皿、これは豪勢ですねー。
火の通り具合良い、塩加減良い、色どり素晴らしい、さすが色彩の魔術師!
・・・しかしソースがやたらと甘いのが多い、箸休め的な味なの?どー考えてもワインには合いません、というより明らかに野菜とか魚にも合ってなかった。。。
連れの分を含めて全体で20皿くらいテイスティングして、そのうち8皿が甘い・・・
美味しいお皿もありましたが強く印象に残る皿は一つもありませんでした。
連れからも「美味しい!」といういつもの言葉が聞けずに終了。
パンが3種類しかないのもさみし過ぎ。

日本人のカップルがピコーン!ピコーン!って音を出して料理の写真を撮ってました。
高級レストランで、しかもフランスのお客様の隣で!
日本には自分が楽しければ周りの迷惑なんて考えないという身勝手な人が多いのですww

サービスと雰囲気はかなり良かったです、きっとデートには最適でしょうね。

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megmeg

megmeg (57) ( 女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥6,000~¥7,999

    | おすすめ用途

青山にあったピエール・ガニエール・ア・東京に2008年1月に食べに行ったんやけど、2009年8月末で閉店してしもた。
それが2010年3月19日、溜池のANAインターコンチネンタルホテルのメインレストランとして復活。
予約してだんな様とランチを食べに行った。
36階のエレベーターホームの前に受付があって、名前を告げると、ワインセラーをくぐって店内へ。
二人並んで座れるカップルシートを予約しようと思うたんやけど、いっぱいで当日の様子でっていうことやった。
案内されたんは、入口に一番近い席やけどカップルシートやった。
この席やと東京タワーは見えへんけど、渋谷や新宿方面が目の前。
土日のランチメニューは、6000円、8000円、10000円の3種類。
セゾンという、小前菜5種・肉(または魚)料理・小菓子・デザート2種・カフェの6000円のコースにした。
8000円のこれに前菜がついてデザートが3種に、10000円のはさらに魚と肉の両方がつく。
皿数が違うけど料理は同じ。
平日には、3800円のクイックランチ「エキスプレス・グルメ」もあるそうや。
支配人のミッシェル・ドゥレピンヌさんが、あいさつに来てくれはって、それからも何度もお料理をサーブしたり、お皿を下げたりと顔を出してくれはった。
クルンとした口髭がお似合いのミッシェルさんは、1年間はこのレストランにつきっきりになりはるそうや。
店内はベージュや木目のシックな雰囲気。
だんな様は車やので、私だけグラスの赤ワイン2004 BandolRouge,D.L'Hermitage をもろた。
最初のお皿、アミューズが来た。
 エストラゴンのマシュマロ
 パルメザンチーズとベーコンのパイスティック
 ほうれん草のフィンシェにヨーグルトとライムとセロリ
 生姜のサブレと栗のサクレ
塩味のマシュマロがおもしろかった。
パンは栗のパンとバターのパンと田舎風カンパーニュ。
このカンパーニュも焼き立てでおいしい。
小前菜のCocktail de poche(小さなカクテル?)が次々に並べられる。
下の中央から時計回りに食べるようになってる。
 オレンジとカンパリのジュレ、メロンのソルベを添えて
 アスパラガスのヴルーテカルダモン風味、フランボワーズのジュース
 リコッタチーズに混ぜ込んだアンチョビと黒オリーブ、タンドリースティックを添えて
 紫蘇風味のリエビック、タラバガニと共に
 人参のロワイヤル、アルガンオイルのアクセント
リエビック(Liebig)ってフランスのスープ会社の名前みたいやけど、ピエール・ガニエールさんオリジナルのソースのことなんやそうや。
アルガンオイルは、モロッコの砂漠のだけ育つアルガンの樹の種から採ったオイルで、香りがよく体にもええみたいや。
目でも楽しめて、夏にぴったりのカクテルオードブルやった。
だんな様のメインは魚料理。
 バタームースの中で火を入れたアイナメのポワレ、
 ミントを利かせたクリンピースのヴルーテと緑野菜を添えて
アイナメの皮はパリッと、身はふっくら火が通ってる。
ソースはミントの香りがいっぱい。上にのってるのは春菊のバターソテー。
もう一品、アイナメのグリエ、ラタテゥイユのビューレがガラスに入って出てくる。
上にのってるのは、セロリの繊切り。
私は、肉料理。
 マグレ鴨の燻製を纏わせたシャラン産鴨胸肉、赤たまねぎのマーマレードと共に
マグレ鴨はフォアグラをとるために育てられる鴨やけど、肉も脂がのってておいしいそうや。
玉ねぎのマーマレードはおもしろいけど、血の味わいもおいしいシャラン鴨は塩胡椒でシンプルにいただきたいなあ。
つけあわせも小玉ねぎとルバーブ。
もう一品は、フォアグラのシャンティーとルバーブ。
ここで、マグレ鴨とその肝のフォアグラが出会う。
ムース状のフォアグラとルバーブもよう合う。
デザート(Les desserts de Pierre Gagnaire)がまたいろいろ出てくる。
プレ・デザート
 真ん中はプラムのコンフィ、スミレの花がのってるのはオリーブオイルのケーキ、左は黒豆のレモンのケーキ、手前の飴細工の中はバナナと梅。
繊細やなあ。
デザート一品目は、レモンのブラマンジェ。
さっぱりといただける。
2品目は、チョコレートデザートの盛り合わせ。
オペラとアイスクリームとソースとムース。
どれも濃厚な味わい。
最後にコーヒーか紅茶。
ここでプティフールが欲しいところやけど、6000円のコースにはつかへんみたいや。
ちょっと残念。
二人で1万4849円。
化粧室はレストランの中ではなくて、いったん外に出たエレベーターホールの横にある。
支配人のミッシェルさんが、エレベーターのところまで送ってくれはったけど、化粧室を使うっていうて別れた。
普通やったらそれで終わりやけど、化粧室から出るとミッシェルさんが待ってて、エレベーターのボタンまで押してくれはった。
さすが本場のサービスやと感心。
青山の時より落ち着いた雰囲気で、お料理はちょっとおとなしくなったかな。
東京タワーの夜景を眺めながらのディナーは、さぞゴージャスなことやろうなあ。

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ピエールガニエール

gangstaビチ子

gangstaビチ子 (15) ( 20代後半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:3.03.0

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥20,000~¥29,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

溜池のインターコンチに最近移転したピエールガニエールで誕生日のお祝いディナーをしていただきました。照明を落とした店内はとてもシックで大人な雰囲気。夜景のきれいなレストランなので、デートっぽいです。窓からは東京タワーがしっかり見えて、TOKYO感溢れるので地方や外国からの旅行者も喜びそうです。

【所感】
・コースで、アミューズにハーブのマシュマロ、メイン肉料理に鹿、メイン魚料理に白身魚(鱸?)、デザートが5品くらいでてきて、驚きました。全体的にかなりポーション多めなので、女性はお腹一杯になると思います。

・独創的であるが故に敵も作ってしまいそうな味だなぁという印象を受けました。たとえば、アミューズのハーブのマシュマロは、奇を衒いすぎており特別おいしいとは思いませんでした(あくまで私の主観です)。お店の雰囲気や流れで出てくるので、おいしく感じてしまう錯覚に陥ってしまいますが、本質的に考えると実は好意的な判断に苦しむ味かもしれません。

・お値段を考えると当たり前ですが、料理は複雑で手が込んでいて丁寧なつくり。全体的にはとてもおいしかったです。

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三ツ星、、、なにか足りない

freewill

freewill (1) ( 40代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥10,000~¥14,999 / (昼) -

    | おすすめ用途

インターコンチANA東京ホテル内の至る所に飾られたモノクロの写真ーガニエール氏。三ツ星。35階。期待して行きました。とてもおいしかった。でも、なにか足りない。というかツメが甘いのか。

デザート5品。おいしい。でも、止めた方がよい。重い。最後にどかっときて、それまでの流れがとだえる感じ。チョコも少しならいいのに、何度もくる。。

食事後の出口前の、たぴおか入りドリンクサービス。しゃれている。でも、なにか違う。それほどインパクト無い。すっきりするとーまるでこれまでの流れを知っているような。赤いしゃれた椅子にすわると、来店したカップルと目が合う。狭苦しい感じ。

夜景素敵で、デートには最適でしょう。三ツ星という後光もあるし。接客もそつないし。
素敵なヒゲを蓄えたフランス人さんもいるし。いい感じ。デザート5品とか珍しいし。。

ガニエール氏の写真でなく、なんか目玉料理でもあれば、そのポスターをホテルの至る所に飾ればどうだろうか。。なんか今のは雰囲気だけで売っている感じが痛いと思う。。

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みゃーみゃ

みゃーみゃ (12) ( 30代前半・女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 2.5
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

赤坂のANAインターコンチネンタル内に移転したこちらに早速伺いました。 

コース8,000円はしがないOLランチにゃちと高い。

それでも青山にあった頃の感動が忘れられずふらふらと予約、当日でもOKでしたから

意外と予約なしで行けちゃうのかしら?

エントランスにいらした髭のお爺さんが支配人さんなんですね。大変流暢な日本語でお席に案内し

てもらいました。

アミューズが沢山出てきてそうそうこれこれっとご機嫌な私。なのに週末だから?隣のテーブルで

はお子様が大騒ぎ(涙)わたしが泣きたいよ!

お料理は確実に前よりもカワイくなった、特にアミューズとデザートなんかドッキューンなので女子

は絶対好きだと思うんだけど。また来たいなって思えないのは雰囲気がイマイチだったからなんで

すよね。だれか注意してくれーって思ったままじゃ折角の繊細で独特の味覚を楽しませてくれるお

料理も魅力半減でした。

お料理内容は5月に訪問した方はみんな同じようなので他の方を参考にして下さい。

夜だったらもっと素敵な時間が過ごせそうなのでそちらに期待してます、が自腹ではムリですよ

ね。


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disk up

disk up (13) ( 30代前半・男性・兵庫県 / 標準点:4.0 )

  • 夜の点数:2.02.0

    • 料理・味 2.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 1.0
    • | 酒・ドリンク 1.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

フランスの三ツ星で有名なピエールガニェール行ってまいりました。


超期待して家族で来店。


すでに満席でさすが高級店な雰囲気を出しながら、シーンとしていました。


さて料理がではじめました。おそらくすべてのテーブル同時に出してる感じでした。


どれも見栄えが素晴らしくてさすがと思いました。

いざ食べてみると、すべてがおいしくなくてびっくり。


高いしおいしくないし。でもパフォーマンスは満点。みたいな感じ。


家族4人で20万円近くつかってこれはないでしょ。

かなりがっかりな食事でした。

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目黒の赤ベコ

目黒の赤ベコ (114) ( 男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

表参道店には閉店前に何度か訪れましたが、こちらのホテルに引越してからは初めての訪問となりました。

窓際の席からは高層階ならではのViewが楽しめますが、ホテル自体が結構古いので仕方がないと思いますが、開放感、重厚感はあまり感じられません。

他店ではあまりお目にかかれないこちらの料理の特色としてこの日感じたのは:

・クレソンを練りこんだバター
一見なんだろうと思わせる緑色の練りもの。知らないで食べると臭みはありませんが何かレバか内臓系の風味すらします。 珍しくはありますが、こちらのパンを頂くには普通のバターで十分かと思います。

・栗のもっちりパン
適度な歯ごたえともっちり感があってなかなか美味。形もおもしろい。

・美しい盛り付け
盛り付けにはずいぶん工夫をこらし、凝っているのがうかがえます。

・デザートの品数
5~6品のデザート。別腹をもつデザート好きな女性にはうれしいコース。

料理全般的には表参道で頂いたコースと比べ大きな変化は感じられませんでした。

飲み物はシャンパンの後はグラスワインのメニューから白2種類、赤2種類頂きました。

料理はおいしいですし、サービスも問題ないのですが、料金は決してお安いわけではないので、もう一度こちらで食事をしたいと思わせるだけの何かを残念ながらこの日は見出すことができませんでした。

総合評価は、★★★★としましたが、他店における個人的な評価を考えると、3.75くらいかもしれません。

もし次回訪れる機会があれば何かを見いだせる事を期待しています。

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斬新な料理の数々

chika**

chika** (437) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

ANAインターコンチネンタルの中の一番上の階にあります。

お出迎えはきれいなお姉さんとくるりんとした髭の外人のおじ様が迎えてくれ席を案内してくれる。

さて、飲み物はシャンパーニュで。。

料理は。。6000円?のコース

*フレッシュハーブの香りをつけた温かいブイヨン、グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に
*サクラマスのコンフィー、ゆずの香りをつけたグレープフルーツのジュレ
*さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドソースで
*マッシュルームのギリシャ風柔らかく煮たたことともに
*ローズマリーの香りつけたウサギのリエットマンディアントーストを添えて

前菜
かにを浮かべたカルダモン風味の白アスパラのヴルーテ 緑アスパラのアイスクリーム オレンジのアクセントをつけたアスパラの穂先と共に


尾長鯛のロースト 張るキャベツと黒オリーブギャスのマーマレード 甘すっぱいウイキョウと共に
尾長鯛のタルタル 三つ葉とトマトコンフィーを利かせて

デザート

お料理は斬新でありながら繊細さもありソース使いも丁寧な味わいでとても楽しめました。

ロブションのようなまっすぐな味と違い変化球であるんだけど、元の位置に戻るとおいしいと思わず口から出てしまう感じ。

サービスも細やかですっかり癒されてしまった私でしたが、次回はお肉もいただけるコースを食べてみたいけど、結構ボリュームがあるのでやっぱり魚とお肉を選ぶコースでいいかも。

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ぺいみん

ぺいみん (8) ( 30代前半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:2.02.0

    • 料理・味 1.5
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 1.5
    • | 酒・ドリンク 3.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

2010-05-2017:17:07ピエールガニエール   〜見た目の芸術性と味の不安定さ〜テーマ:食べ物日記ピエールガニエール

以前、青山店にあったものが溜池山王の全日空ホテル内に移転。家族や友人たちと6名ほどで利用。
移転前と合わせて2回目の利用。
内装は高層階(36階)にあるだけあって典型的なモダンフレンチスタイル。サービスの雰囲気、質もそれに合わせたものでこのランクの店では程良くフォーマルといったところ。

さて、ここの特徴は料理。一部では「ピカソ」のようと称されるように料理はここ数年、異常なほどの人気のエルブジ風。つまりソースをカプチーノ仕立てにしてあったり、食材を液体窒素等を使って無理やり味を変えて、お客様の目と舌を楽しませるといったもの。
もともと、評価が割れるスタイルではありますが、特にこちらのはエルブジスタイルを独自の解釈でより昇華させた形。
賛否は分かれるところですが、見た目も、味も元の原型がありません。

今回は(小前菜、前菜、魚料理、肉料理、チーズ、小菓子、デザート5種、コーヒー)のコースを頂きましたが。正直言って見た目は芸術的でしたが、味は称賛できるレベルのものはありませんでした。
エルブジ風の利点である食感、塩梅の工夫が足りず、元の食材が全く活かされていなかったのが残念。

またどういうわけだか、デザートの量が非常に多く、小菓子はともかく、本格的なデザート(量も)が5種類もあるのは。。。近年あまりなかったのですが途中から胃もたれ気味でした。値段相応にするために無理やり追加している感じ。

サービスのレベルも値段の割には高くなく、もう一工夫ほしかったです。

正直に言って心に残るサービス、一品はありませんでした。何を食べたのか思い出せないレベルでした。

写真は雰囲気を壊しそうなので今回はとりませんでした。検索するといっぱい見つかるのでそちらを参考にしてください。

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疑問が残る一夜

neopp

neopp (2) ( 20代後半・女性・海外 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:2.52.5

    • 料理・味 2.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

移転後初です。
小さい方のコースを頂きました。
カジュアルというと言い過ぎですが、重厚という印象はない「やや」スタイリッシュな店内。
一般的なホテルの上階のレストランという趣です。


結論からいうと、美味しいとは言い難い、しっくりと来ないお皿。。
特に、数だけ多いあのデザートはいただけません。
全て口にしましたが、おいしいと感じるものはひとつもありませんでした。
少なくとも夜の再訪は無いと思います。
小さい方のコースということもありますが、消化不良で終わった感じでした。
お店を出てbarで飲み直しながら、
「どこか食べに行こうか」と冗談で話しあいました。。
私が料理に求めるものと違うのかもしれません。

ランチなら行ってみてもよいかも。

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junjun21

junjun21 (229) ( 女性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

会社の会食でランチ利用。後からHPを調べて、おそらくランチの8000円のコースだったと推測。

前菜はマシュマロや細いスティック状のおかしのようなものが出てきた。とても繊細な味だったが、すぐに口の中でなくなってしまう(笑)。

もう1つの前菜はアスパラとカニの冷製スープのようなもの。アスパラのアイスが添えられてあった。アスパラがとてもおいしく、盛り付けも綺麗だったが、他に特筆すべきものはなかった。基本的に素材の味を強く残すタイプのレストランのようだ。

次はお魚。おそらく、尾長鯛のローストだったかと思う。尾長鯛は全く癖がなく、上品にいただけた。皮もぱりぱりしていておいしかった。でも、こちらも味が特においしいわけではなく、すっきりさらりといただけるという感じ。

次はデザート。デザート皿の中央にはなにやらオレンジ色のソースと果肉が乗っていた。皿の周りには3つほどお菓子が並んでいたが、梅を飴で包んだものがおいしかった。ただし、それも梅の上品な味がするだけであって、あくまで素材がおいしいという感じ。

最後に、チョコレート皿やプチフールが出てきていたが、1つとても甘いものがあり、食べられなかった。

基本的には全ておいしかったと思うが、「んー、うまい!」という感激を伴うものではなく、素材はとてもいいものを使っていて、素材の味が生きているな、と感じさせるようなものが多かった。それはそれで難しいのかもしれないけど、値段の割に味に新鮮味が足りないなぁと正直思った。

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新生PG

ライコネン

ライコネン (17) ( 30代前半・男性 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

全日空ホテルに新しくオープンしたピエール・ガニェールに行ってきました。
知人のバースデーでの利用です。
予約は同僚がしたため、電話での対応はわかりませんが、入ってからのスタッフの対応はまあまあといった感じです。

今回は誕生日ということで、個室を予約したのですが、日曜日のランチなのですが前日予約で空いていました。(ラッキーなのかそうじゃないのか…)
5人の個室でカーテンで仕切られた空間です。(最大6人位の部屋)
ソファーもあってゆったりと出来る空間です。

お料理のほうですが、正直一緒に行った知人は、前のガニェールにも行っており、あまり期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。

品数があまりにも多く、一つ一つ名前まで覚えていないのですが、色とりどりのアミューズ、数種類の前菜、柔らかな味付けの魚、肉料理、3皿に分けられたデザートと、どれもそれなりに美味しく、手がかかっています。正直ものすごくおいしい料理があったわけではありませんが、楽しくきれいな仕上がりのものばかりです。クラシックなフランス料理が好きな方には物足りないかもしれませんが、女性にはよろこばれるコース仕立てだなと思います。

誕生日なので、ランチの一番高いコースを頼みましたが、コスト的には個室で会ったことも含め大満足です。

ここも何かの時にはまた使いたいお店の一つです。

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どら身

どら身 (577) ( 20代後半・女性・東京都 / 標準点:3.5 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

先日、といっても随分と昔の話ですが、閉店してしまった青山店の後に、この度
新たにANAインターコンチネンタル36Fに場所を移しNewOPENしましたは
「ピエール・ガニェール」・・・って、今読み返すと、料理変わってない。w

きっとお店は気を遣い、1番奥の、1番眺めの良い席に通して下さったのでしょうが、
いかんせんドラミは東京タワー見慣れちゃってるんで。w あえて二人でも横並び
に座れるソファ席へ移動させて貰えるょぅ、我儘聞いてもらっちゃいました。w ただ
入り口近くの席しか空いておらず、テーブルにはニンニク、ほおずき、後なんだ?w
よく分からない置物が点々とディスプレイされておりました。

ぽょんと既にテーブルセッティングされたるは、ホイップ状の滑らかなバター。
巾着様のはプレーン。円柱の緑色は抹茶入り。←But残念、お連れ好みならず。w

えぇ、前回よりは比較的Lightになったのか?それでもやはりアミューズは4種。
ビーツシートonホウレン草のフィナンシェ/チーズスティック/生姜サブレ
ホタテのマシュマロ。パンは3種。右手に、栗粉(しずく型)ミルクバター使用。

天井は低めだし、さほど広さは無いので、お連れさんは、「ゴージャスな雰囲気には
イマイチ欠けるけど、」とは仰っておりましたが。 まぁまぁ、Cozyで宜しいので・は?w 

そしてボトルワインは、これまたワインリストはPoorではあるが、今回たまたま
他の店にて、先日、品切れしてたので心残りだった上に、そのCh.の80年代があったので、迷わずこれに。
1983 Chateau Marescot St-Exupery (マルゴー3級) (¥2万1,000円)

んん〜タンニンは溶け込んでいて滑らかだけど、果実味はまだ生きており、香りは
心酔するほどでは無いけれど、マルゴーっぽい安定感はありますね。なかなか。w

んで、お料理は皿数少なめの Degustation(¥1万8,000円)のコース。

・小前菜:
光沢のある伊勢海老のメダイヨン、
ナージュのジュレとカリフラワーのサラダ"リエビック"コリアンダー風味 
      シャンパーニュのソルベ、 伊勢海老のサルピコン。(右上の小皿)。

そぅそぅ、前回はイマイチ感触が良くなかった理由って、このガニェールさんが妙に
「和」や、コリアンダー&スパイス使いをするのが解せなかった、(未熟者?w)のが
原因なんですよね。今回も相変わらず素晴らしいコリアンダーの主張がびんびん★w
前面に押し出されてはいるが、海老の食感もよく、悪くない。 ただオマケのソルベが
個人的には甘く無い方が嬉しかったのだが、それだと海老が淡白になり過ぎる?w

・前菜:
レグリースを利かせたモリーユ茸、筍と旬の野菜、紫がかったクリーム。

この可愛い顔に見える、新たなお店のトレードマークはテーブルらしく、これは
ナイフ置きに使うのだそう。 どうしてもALESSIのコレを彷彿させるんですが。w
そぅそぅ、カトラリーに関しては、まだOPENしてから1週間も経ってないせいもあり?
Christofle★ピッカピカ!思わず、その輝きにうっとりしてしまうドラミでありんす。w

そして、ソースかけるところだけしか写真撮ってなかったんですが↑このお皿。w
黒米を使った甘酸っぱいソースが、下に敷かれたピュレと相まって後引く美味しさ!

・魚料理:柚子バターでゆっくりと火を入れた真鯛、
 タンドリー風味のグレープフルーツフォンデュ いかすみとじゃがいものムース。

あ、またイカ墨+タンドリー+コリアンダーの組み合わせ。シェフがこの取り合わせ
好きなんでしょうね。ある意味、「ガニェールStyle」とでも言うべきか。まぁ、お店の
宣伝HPから、彼自身のどアップ写真ですから、彼のキャラで売り出してるし、分かり
易いコンセプトではありますし、ね。 奥のオレンジ色のがタンドリー風味(強すぎ)w
のイカの足。 かなりタンドリー過ぎて、食感だけがイカですが。(苦笑)。イカ墨は
ジャガイモとムース状にしてあるので、前回ほどの違和感も無く、美味しいですね。

・肉料理:
ブレス産鳩胸肉のパロッティーヌ、ロッシーニ風、茄子グリエのピューレ、
            赤ポルトソース、焦がしオニオンのジュレ、 
                     鳩モモ肉のパテ"フェルナンポワン"スタイル。

中にフォアグラが包まれているとの事で、トリュフの風味もバッチリ利いてて美味♪

・チーズ:                      

・モッツアレラチーズのアイスクリームとオッソーイラティー  (左手)
 グリオット、マーシュと花穂紫蘇と共に。(真ん中)   
・カリカリパンとロックホールチーズ、サフラン風味の乾燥フルーツを添えて。
・ヴァンジョーヌ(寒天)で包まれたルブロッションと長芋を常温で。(右手)

・デザート5皿:(やっぱり、コレはやり過ぎだと思うんですが・・・苦笑)。
・小菓子&Coffee:

菊模様してて抹茶かかってるのも、やはり「和」を意識してるんでしょうね。w
柚子風味のダックワーズが中に。 奥のはパンナコッタ? あとチョコレート系も。

目の前でシェイカーを振って仕上げてくれるカクテル形式のデザートは、キウイを
ベースに、(恐らく)ピスタチオキューブ、下にもパイナップル&林檎Cubeが爽やか。
その他、チョコレート系の品々が数点ありましたが、ショコラはどれもイマイチだ。w

最後の最後でまだまだ出てきますょ。 もぉーお腹いっぱいだし!w といいつつ
ドラミこの日は異様な食欲にて、デザートまで完食してしまいっ!・・・後が怖い。w

---本日の明瞭会計---    サンペグリーノ加えまして・・・
                                   計)¥6万3,798円
まぁ、ホテルなので接客は基本、丁寧です。
でも、我儘言って席を替えてもらい、1番目の届かない入り口近くだったので、
少し対応の遅れはありましたが、及第点でしょうか、ね 。お連れさんは、もぅ少し
ゴージャス感が欲しい、とは仰ってましたが、別にホテル内Frenchだしぃー!w
あ、強いて言うなら、マンダリンホテルのFrench、「シグニチャー」に近いかな?

前回のガニェールさんの印象が、雰囲気は「ナリサワ」風で、料理がいまいち
ピンと来なかったんですが、今回はお連れさんと一緒に会話を楽しめたので、
何気に似たような料理ではあったのですが、前より美味しく感じてしまいました。w

最近、気付いたのですが、やはり「グルメ仲間」同士とかだと、料理のみに意識が
集中しすぎて、「粗探し」傾向になってしまうのではないのかな?と。純粋にその場
が楽しめたら、少しくらいは気にならない、、、そんな甘口になってるどら身は参考
にならないので、グルメだなんて、言わないで、くださいね!要は好みです、好み。w

次回はアラカルトで、前菜1・メイン1で、ワイン楽しもうかな。あ、アラカルト注文だと
Dinnerで、前菜2種、野菜の皿1種、メイン2種、なので、迷いようがありません。(笑

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ピエール ガニェール Tokyo

うぇりっしゅ

うぇりっしゅ (518) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

ANAインターコンチネンタルホテルのダイニングとして復活したピエール ガニェール。
以前、青山にあったところと若干近い雰囲気はあるものの、接客、料理はまったくの別物になった気がする。
何かのインタビューで、前回は不本意だったから今回は気合を入れた....みたいなことが書いてあったのもなんとなくうなずける。
あ、でもパンは以前の方が少しよかったかもしれない。


そんなこちらにはランチで伺う。
まず席に通されて、ドリンクを。シャルドネ以外というリクエストでグラスの白を頂く。グラスワインは赤白それぞれ2~3種ほどある感じ。
で、メニューを選ぶ間につまめる一口前菜が数種出される。

料理はLe Gourmetを。
最初は5皿からなるCocktail de poche。青山の頃のものと比べると格段と洗練された印象。本当に同一のシェフのイメージしたものなのかと思うほどの違いがそこにはあった。こちらのものはまさに私がイメージするモダン ガストロノミーといった感じ。そして何よりも大きな違いがその食べやすさ。見た目と使い勝手の点でかなり大きく洗練されたといってもいいと思う。味などに関しては挑発的なラインナップからやや無難な方向にシフトしたかなという印象。
そんなメニューは以下の5点。
・フレッシュハーブの香りをつけた暖かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に
・桜マスのコンフィー 柚子の香りをつけたグレープフルーツのジュレ
・さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで
・マッシュルームのギリシア風 柔らかく煮たタコと共に
・ローズマリーの香りをつけたウサギのリエット マンディアントーストを添えて

で、前菜は、
・蟹を浮かべたカルダモン風味の白アスパラのヴルーテ 緑アスパラのアイスクリーム
 オレンジのアクセントをつけたアスパラの穂先と共に
というまさにアスパラ尽くしの一皿。これは非常に素晴らしかった。現時点で今年最高の一皿のひとつかもしれない。

メインは肉か魚をということで、魚を選択。
・尾長鯛のロースト 春キャベツと黒オリーブタギャスのマーマレード 甘酸っぱいウイキョウと共に
・尾長鯛のタルタル ミツバとトマトコンフィーを利かせて
こんな2皿。
正直、メインはオーソドックスとも言える一皿。オーソドックスというよりは凡庸といっちゃってもいいかもしれない。まぁ好みで無かっただけかもしれないが.....

で、最後デザートワインも頂きながら、盛り合わせな感じのデザートを計3皿ほど。メインの一皿は一応フォンダンショコラと主張するもの。そんなフォンダンショコラはオーソドックスなスタイルではないけれど、これらも美味しくいただけました。


で、サービス、雰囲気も申し分ない。
が、ドレスコードはもうちょっと厳しくてもいいかもしれない。もっともランチだから事実上無しという状況でも仕方ないのかもしれないが.....
雰囲気とは裏腹に落ち着いた食事というには少々騒がしい。

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Delicious Soldier

Delicious Soldier (148) ( 30代後半・男性・埼玉県 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

 ANAインターコンチネンタルホテル36階にある、ピエール・ガニェールの名を背負ったレストラン。

 休日のランチは、コースが3種類。フィンガーフード4種、5皿の小前菜、魚、肉。ミニデザート、デザート3皿、カフェと小菓子のコースが1万円(以下税込み、サービス料10%別)。魚と肉は2皿構成の場合もあり、皿数と料理の種類は多岐に渡る。皿数の異なる6千円と8千円のコースもある。料理は固定で選択は出来ない。ランチにはア・ラ・カルトが無い。

 ランチメニューは、概ね2ヶ月で変更される予定。GWの時点では、前回訪問時と同じメニューだったため、予めお願いして裏メニューを出して頂いた。2回目の訪問でも、今回と同じ料理が登場するとは限らないので、ご了承下さい。

 1万円のコースをオーダー。料理の内容は以下の通り。

 小前菜は5皿。真ん中のスープから、時計回りに頂くのがサービス陣のお薦め。

 ○かぼちゃのウルーデ ココナッツ風味

 カボチャのニョッキが入った、カルダモン風味のカボチャのポタージュ。ココナッツのチュイルを浮かべてある。ポタージュは、カボチャの甘味が濃厚。程良い塩気とクリーム味で、ほんのりとカルダモンの風味が利いている。ニョッキはクニクニっモチモチっとした歯ごたえ。チュイルのココナッツ風味と甘さが、アクセントに利いていた。

 ○フォアグラのシャンティー マディアントーストと共に

 ルバーブのゼリーが掛かった、フォアグラのシャンティー。シャンティーとは泡立てた生クリームの事。ピスタチオとヘーゼルナッツの入ったトーストが添えられている。フォアグラは、脂の甘味よりも内臓の旨味が濃厚なタイプ。ムースよりも緩めの舌触りで、食感はクリームに近い。ルバーブのゼリーは薄味で、ほんのりとした甘酸っぱさ。ファアグラの旨味を邪魔する事なく、甘さをプラスしている。サクサクのトーストと一緒に食べると、よりフォアグラの旨さが際立つ。

 ○野菜のブーケ オリーブオイル はちみつとパッションフルーツのソースで

 人参、ホワイトアスパラガス、芽キャベツ、ウイキョウ、ルッコラの5種類の生に近い野菜を、蜂蜜風味のパッションフルーツのソースで頂く一皿。野菜はフレンチとしては、柔らか目の火入れ。5種類の野菜を一緒に食べると、シャキシャキとした歯ごたえ、野菜の甘味、苦みが混然となった旨さが楽しめる。野菜の味を損なわないソースが秀逸。パッションフルーツの柑橘類の風味を残しつつ、蜂蜜の甘さで酸味を綺麗に押さえ込んでいる。春らしい爽やかな一皿だ。

 ○タラバガニとコリアンダーを利かせたリエビック

 ほんのりと塩気を利かしたズワイ蟹のほぐし身。ソースは、生姜とバジル風味のジュレ。ほぐし身は、蟹の食感と甘味が生きており、そのまま食べても旨い。ソースは、利いているかいないか程度の、生姜の味わいが絶妙。バジルの風味も生きている。薄味のソースと一緒に食べると、一層蟹の甘味が引き立つ。素材の自然な味わいを楽しむ一皿だ。

 ○アモンティーリャード酒でマリネした帆立貝 カリフワラーのムースと共に

 アモンティーリャード=シェリー酒の1種でマリネした帆立貝。ソースは、アモンティーリャード風味のカリフワラーのムース。帆立は半生の火入れ。帆立の旨味と甘味、柔らかさと弾力を兼ね備えた食感が楽しめる。シェリー酒風味のカリフワラーのムースは、独特の味わい。言われなければカリフワラーだと分からないが、舌触りは確かにカリフワラーのムース。帆立との相性も良く旨かった。

 一皿目のカボチャのポタージュは、インパクトのある濃い目の味付け。残りの4皿は薄味の料理が続く、ミニコースの様な小前菜の組み立て方も面白い。

 ○さっと火を入れたラングティーヌ 茄子のブレゼと赤ビーツのアイスクリーム イベリコハムのスライスを添えて

 下から茄子のグリル、茄子のピューレ、軽くソテーした後イベリコ豚の生ハムを巻いた手長海老、ビーツのアイスクリーム、カンパリとラム酒でマリネしたビーツと積み重ねた一皿。ソースは、フランボワーズのソース。デトロイトが散らされている。

 手長海老の甘味とプリプリとした歯ごたえ、生ハムの塩気と脂の甘味、茄子のピューレの甘味と滑らかな舌触り、グリルにした茄子のピューレとは異なる甘味と香ばしさ、マリネにしたビーツの甘酸っぱさ。これらの味わいが、口の中で混然一体となった旨さが楽しめる。フランボワーズのソースは、甘酸っぱさの中に、ほんのりと苦みも感じられる。どれか1つの味わいが、これ以上強調されれば成り立たない絶妙のバランス感覚は、流石はガニェールの名を背負うレストラン。特に素晴らしかったのは、ビーツのアイスクリーム。アイスの冷たさと甘さが、皿全体の味を1つに纏めていた。

 ○柚子バターでゆっくりと火を入れた真鯛 いかすみとジャガイモのムース 緑野菜を添えて

 60度に温めた柚風味のバターを、何度も掛けながらゆっくりと火を通した真鯛。キヌサヤと青ピーマンが散らされている。ソースは、イカ墨とジャガイモのムースと、タンドリー風味のグレープフルーツのマーマレードの2種類。セロリの葉っぱも散らされている。付け合わせは、タンドリーパウダーを塗した紅イカのカルパッチョ。

 真鯛はフワリとジューシィな火入れ。白身魚の旨味が濃く、脂も乗っている。塩は、ほんのりと利かせている程度。何と言ってもバターの香りと風味が素晴らしく、ソースを付けずに、そのまま食べても旨い。キヌサヤと青ピーマンは、シャキシャキとした歯ごたえ。ピーマンの苦みの中に、キヌサヤの甘味が利いている。ムースは、芋の滑らかな舌触りと甘味の中に、イカ炭の風味が生きている。ムースを付けると、真鯛の旨味とバターの風味に、磯の風味と芋の甘さや滑らかさが加わる。グレープフルーツのマーマレードは、かなりスパイシーな味わい。スパイスの辛さの後を、グレープフルーツの酸味、甘味、苦みが追いかけて来る。ムースとマーマレードを一緒に付けて食べると、スパイシーさが程良く緩和され、甘味、酸味、辛味、苦味が真鯛の旨味とバターの風味に加わる。紅イカは、食べた瞬間に、スパイスの鮮烈な風味がする。スパイスの辛さの中のイカの甘味や弾力が心地良く、こちらも旨い。バター風味で、ムースを付けて、ムースとマーマレードを付けてと、3種類の真鯛の旨さが堪能出来る一皿だ。

 ○仔羊鞍下肉のレモンバームとマジョラム風味 ミントを利かせたズッキーニのムース
 ○仔羊肩肉のカイエットとドライフルーツ スムール、クスクスのブイヨンと共に

 メインは2皿の構成。1皿目は、仔羊の脂を巻いて、タイム、レモンバーム、マジョラムで風味付けした仔羊鞍下肉のロースト。ソースは、ミント風味のズッキーニのムースと、エストラゴン風味の仔羊のジュのソースの2種類。付け合わせは、行者ニンニクのソテー。

 鞍下肉は柔らかく、仔羊の味わいがしっかりと楽しめる。元々クセの少ない部位だが、香草の風味を利かせて、上手にクセを押さえ込んでいる。鞍下肉自体には脂が乗っておらず、旨味は巻いた脂で補っている。ムースは、まろやかなズッキーニ風味。後味には、ミントの爽やかさが残る。付け合わせの行者ニンニクは、辛さとニンニクの風味がハッキリとしている。特に根本の部分の味わいが濃い。ミント風味のムースを付けて食べると、元々淡泊な鞍下肉がよりサッパリと頂ける。どちらかと言えば、直球勝負の一皿。

 打って変わり、もう一皿は変化球。ミルポワ=香味野菜と一緒に軽く煮込んだ仔羊の肩肉をほぐして、ドライレーズン、乾燥させたアプリコットやイチジクを混ぜて網脂で包んで焼いたカイエット。カイエットとは、網脂で包んだ焼いたフランス版のハンバーグの様な料理。付け合わせは、赤と緑のパプリカを混ぜたクスクス。ソースは、仔羊の出汁のソース。

 肩肉は、煮込み独特のホロホロとした食感。網脂の甘味や、アプリコットやイチジクの果物の甘味も楽しめる。クスクスは、エスニックな味付け。2種類のパフリカの苦味も利いている。クスクスの粒々感と、煮込んだ肩肉のホロホロ感とが合わさった食感も面白い。甘辛い味わいの仔羊の出汁のソースは、ソースと言うよりもスープに近い印象。一緒に飲みながら食べた方が旨い。2皿で、全く異なる仔羊の魅力が楽しめる料理だ。

 デセールは、3皿の構成。最後に登場するショコラを除き、残り2皿は7種類の中から、テーブル毎に変更される。

 ○ピエール・ガニェール 2010年のショコラ

 カカオ100%のガトーショコラ、チョコレートグラス、ラムレーズンの入ったチョコレートクリーム、エイスバージンオイルの入ったチョコレートジュレの盛り合わせ。

 ガトーショコラは、まったりとした口当たりで、チョコレートの甘さと風味が濃厚。チョコレートグラスは、アイスとクリームの中間の様な味わい。程良い冷たさで滑らかに口の中で溶けていく。チョコレートクリームは、クリームとしてはちょっと硬めの舌触り。チョコレートの甘味や苦味の中に、甘酸っぱいラムレーズンの風味が生きている。甘味を抑えたチョコレートのジュレは、苦味の利いた大人の味わい。エキストラバージンオイルと混ぜると、チョコレートがこんなにも澄んだ味わいになるのか?と驚かされる。甘味は、ジュレ→クリーム→グラス→ガトーショコラの順に強くなっていく。チョコレートの甘味と風味の違いが楽しめる一皿だ。

 ガニェール氏が不在でも、料理は変わらぬ旨さ。裏メニューも表のメニューと全く変わらずに、ガニェールワールドが楽しめる。今後も、益々目の離せないレストランの1つだ。

 文字数の関係で、料理の一部はコメント欄に記載。

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ANAホテルの36階

ゆし

ゆし (3) ( 海外 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:5.05.0

    • 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

バースデーのランチに行ってきました。

クイックランチ3800円、メニュー6000円、8000円、10000円コースのうち、前菜のつく8000円のメニューにしました。
席に着くと、「ボンジュール」とフランス人と思われる方から声をかけられ、驚きました(後から責任者の方だ判明)。 東京でのお店に熱意を感じました。

アミューズブーシュ、前菜、メイン、デザート、どれをとってもとてもおいしく、久しぶりに大満足できるお店に出会えました。

唯一、気になった点は、ワインが少し残っているのに、終わりましたか?と声をかけたり、フォークとナイフを揃えていないのに、お皿を下げようとしたり、せわしく感じさせるところでしょうか。
しかし、ギャルソンの方々はとても丁寧かつ親切で、気持ち良く食事ができます。

食べた後幸せな気分になります!
間違いがないと思いますので、イベントの日にはお勧めです★

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takamac

takamac (446) ( 東京都 / 標準点:3.5 )

  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥8,000~¥9,999

    | おすすめ用途

パリでは感激し、表参道では意気消沈したピエール・ガニェールの料理。
経緯はいまひとつよくわかりませんが、新生ピエール・ガニェールが溜池山王に出来ました。
ここは期待して参りましょう!

ランチですが、Le Gourmet...を選択。
前菜5種類のコースです。私はフレンチは前菜が好きなのです。
おお、アミューズは、パリの雰囲気に近いですよ!
それに、ギャルソンさんが、なんとパリで給仕をしてくれた人、その人でした。
3月から日本に来ているとのこと。なんと奥様は日本人だそうで日本語も流暢。

前菜は、
フレッシュハーブの香りを付けた温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に
サクラマスのコンフィー 柚子の香りをつけたグレープフルーツのジュレ
さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで
マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮たたこと共に
ローズマリーの香りをつけたウサギのリエット マンディアントースを添えて

これらを時計回りの順番で頂きます。
この形式もパリ店と同じ。

ん~~、鶏のブイヨンとは思えないコクです。美味しい。
ソラマメの風味が微妙に効いて大人の味に仕上がっています。

抹茶にマジパンを混ぜて、ザラザラ感を出したソースはどの野菜とも良く合います。

この前菜の構成、哲学、やはり表参道時代とは違います。
世界各国のスパイス、食材を絶妙に折り合わせる旅行にも似た感覚。

続いての前菜は、
蟹を浮かべたカルダモン風味の白アスパラガスのヴルーテ 緑アスパラガスのアイスクリーム
このお皿はまずかろうはずが無いですよね。
やや冷えたアスパラの感触も良いです。

ん~~、新生ピエール・ガニェール、期待通りの復活の予感です!

魚料理は、
尾長鯛のロースト 春キャベツと黒オリーブタギャスのマーマレード 甘酸っぱいウイキョウと共に
尾長鯛のタルタル ミツバとトマトコンフィーをきかせて
ん~~~、この焼き加減がたまりません。
尾長鯛の豊かな食感と相まって、絶妙のバランスです。

こちらは、タルタル、二種類の味わい方を楽しめます。

さて、肉料理は
白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリソーとコリアンダー
イカスミのピューレ ニンニクをきかせた豚足と豚舌

豚肉は低温調理をした後で、網焼きにかけることで、
柔らかな食感と香ばしさを両立しています。
また、茄子も十分香ばしく仕上げられており、とても美味しい。

さて、ガニェールはデセールにも情熱を持っているはず。
ガニェール・ショコラ
う~~ん、デセールは、品数といい質といい、もう一歩か。

でも、トータルでかなり満足できました。
期待通りのお店が再生しておりました。
コストパフォーマンスもまあまあかと。

文字通り、来年のミシュランでは、新三つ星候補筆頭でしょう。

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fat dog

fat dog (8) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.54.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 2.5
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

レストランで次の皿が楽しみでワクワクし、食べた瞬間、興奮することなんて・・・。誰と言っても楽しさを共有できる気がします。
正直、ディナーは18,000円と23,000円の2コースからのチョイスの為、懐に優しいランチコースをいただきに出掛けてみました。
ランチはセゾン6,000円、マルシェ8,000円、グルメ10,000円の3コースからなります。
どうせならと、グルメをお願いしました。

飲み物は、グラスでいただけるシャンペンは、2,700円、3,200円、6,300円の3種類しかありません。
オエーッ。迷わず、3,200円のシャンペンをお願いしましたが、優しい美味しさでした。(ゲップは出ませんし、長い間、炭酸が持続してる気がしました。)
アミューズから前菜まで6皿も出てきて、え?あれ?こんなに?なんて思っていると、スタッフが笑顔で説明をしてくれまして、彼らの笑顔が自然で気軽にワインの相談もしやすい雰囲気でした。
フランス人で髭がキュートなムッシュ(笑)がいらっしゃいますが、気さくで日本語ペラペラなので、彼が話しかけてきても、緊張なさらずにお喋りすると楽しいかもしれません。

アミューズから、これとこの組み合わせかぁ。モグモグ・・・。何の香辛料?調味料・・・。と何の化学反応が起きたのか考える間も無く、次の皿がやってきて、期待は食べた瞬間、興奮に変わっていきます。

■アミューズ
○ビーツのチュイルと生姜のサブレ ほうれん草のフィナンシェ パルメザンチーズのスティック エストラゴン風味のマシュマロ

○フレッシュハーブの香りを付けた温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に
○サクラマスのコンフィー 柚子の香りをつけたグレープフルーツのジュレ
○さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで
○マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮た蛸と共に
○ローズマリーの香りをつけたウサギのリエット マンディントーストを添えて

■前菜
○蟹を浮かべたカルダモン風味の白アスパラのヴルーテ 緑アスパラのアイスクリーム
  オレンジのアクセントをつけたアスパラの穂先と共に

■魚料理
○尾長鯛のロースト 春キャベツと黒オリーブタギャスのマーマレード 甘酸っぱいウイキョウと共に
  + 尾長鯛のタルタル ミツバとトマトコンフィーを利かせて

■肉料理
○白金豚リース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味のきいたチョリゾーとコリアンダー 
  + イカスミのピューレ ニンニクを利かせた豚足と豚舌
  (この二皿は同時に出てくるので、交互に食べた方がよろしいかと思われます。豚足豚舌のテリーヌ(?)だけ食べるのはキツイような・・・。)

■デザートも4皿でてきました。

これで、10,000円は正直 安いと思います。グラスでいただけるシャンペンがもう少し手頃なものがあれば、行く回数も増えると思いました。

流石、計算されているのでしょうね。食べれないことはないのですが、女性の方は量的にマルシェで良いかと思われます。ただ、デザートのチョコレートの皿はヘビーです。

服装はスマートカジュアルと記載がありますが、デニムをパンプスでキレイめに仕上げてる方もいました。それから、お1人でいらしてる方もいらっしゃいました。平日のお昼なら、景色を観ながら1人でも楽しめると思います。

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駆け出しの紳士

駆け出しの紳士 (160) ( 20代後半・男性・神奈川県 / 標準点:2.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

突然の閉店から約半年、南青山から「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に場所を移して再会された『ピエール・ガニェール』。
前店は未訪だったし、いつ訪問しようかな~とスケジュールを眺めていると、御兄様からのお誘いメッセージ。
ecurer』以来の再会となる四兄弟でディナーを楽しんできました。

ディナーはオードブル3種、ポワソン2種、ヴィアンド1種、デセール1種からなる23000円のグランメニューと、そこからオードブル、ポワソンを1種ずつ除いた18000円からなる2本立て。
その他カルトもあり、オードブル系は6000円代でメイン系は9000円前後、デセールは2500円程度で、それぞれ4種程度がリストオンされている。
で、今回は『ピエール・ガニェール』。の真髄を余すとこなく堪能すべくグランメニューの「L'ESPRIT DE PIERRE GAGNAIRE」をオーダー。


まずはフィンガーフード4種。
エストラゴン・ベーコン・ホウレンソウ・ジンジャー等の風味がサクッとした軽やかさを追いかけるようフッと広がり、その余韻で味わうシャンパンが実に美味。
これから始まるガニェール・ワールドへの妄想を掻き立てるに足る出来栄え。

パンは3種でパン・ド・カンパーニュ、ミルクパン、栗粉のパン。
バターは自家製らしく、どれもついつい摘みたくなる味わい。


最初のオードブルは「伊勢海老」をテーマとした2皿。
食材や調理法細かく記載された料理名は長すぎるので本文では割愛、画像のタイトルを参照ください。
メダイオンはプリプリとした食感を楽しむ一皿。
コリアンダーのアクセントが印象的で、今までのフレンチでは堪能したことがない組合せ。
一方のサルピコンは風味を堪能する一皿。
甘味ある林檎との組合せが伊勢海老の輪郭を一層際立たせてくれる。


続くオードブルは「帆立貝」がテーマの3皿。
帆立のグリエはムラサキイモとビーツの3種の甘味の違いを感じる一皿。
特にソースが斬新で、ビーツのベースを感じつつもカンパリやラムのフルーティーでほのかな甘味が意外にも帆立にマッチしていて美味。
カルパッチョも同様に白ビーツが印象的。
ピュレ状であることも要因であろうがモッタリしつつも軽い印象で、上記より角が取れた甘味が堪能できる。
ポワレはパパイヤやターメリックが主張しており、大分エスニックな印象。
海外重鎮シェフのお店では料理名にエスニックな食材を見掛けるし、海外では主流なのだろうか?受け皿の狭い自分にとって、ただただ斬新な一皿。

ここまでは「ガニェール氏」による小難しい講義を受けている感じで、テキスト代わりのメニューが手放せない。
彼の感性を受容するのに手一杯で、正直料理を楽しむどころではなかった。
そんなムチの後は素直に「美味い」といえるアメな皿々が並びます。


続いてはグランメニューのみ提供される一皿で「モリーユ茸」がテーマ。
クニュッとしたモリーユ茸とグリーンアスパラ等のシャキシャキした旬野菜の食感のコントラストと、春の食材が溶け込んだ滋味深い黒米スープに余計な言葉は不要、「美味い」!!
少量多皿のコースでは、こういった「味の分岐点」となる料理が非常に楽しい。
グラニテではないが、シェフの引き出しの多さに感服しつつも気持ちがリフレッシュされ、続く皿が待ち遠しくなります。


続くポワソンは画像を紛失したので料理名を記載。。。
「柚子バターでゆっくりと火を入れた真鯛、タンドリー風味のグレープフルーツのフォンデュ いかすみとじゃがいものムース」。
真鯛の火入れはしっとりフックラで文句なしの出来栄えだし、じゃがいも香るムースとの相性もバッチリ!
ただ、柚子という仲介役を通してもグレープフルーツが真鯛と馴染んでおらず、青パパイヤ等のガルニチュールや辛すぎるタンドリーを塗したイカにオードブル同様のエスニックのエッセンスが見え隠れ。
いや、隠れてないか(笑)


続くポワソンもグランメニューのみ登場する「貝と蟹」がテーマの一皿。
こちらもモリーユ茸同様、万人ウケする鉄板料理!
ハッと目が覚めるほどに毛蟹が凝縮されたスープは旨味、鼻腔を抜ける香り、余韻共に至福の一言。
つぶ貝・ムール貝・毛蟹の剥き身が食感や味わいとして存在感を放っているし、いつまでも口内に残していたい。


ヴィアンドは「鳩」がテーマの二皿。
ロッシーニ風の名の通り、フォアグラとトリュフをふんだんに使用した鳩のバロティーヌを網脂で巻いて火入れした一皿。
贅沢な詰め物に劣らず力強い存在感を放つ鳩に、コク深い茄子・甘いオニオンにポルトソースと、個性が強すぎる食材の組合せに一体感が見出せないのでは?と思ったのも杞憂。
皿の上で見事に調和しており、濃厚さよりもバランス感覚が際立っている感じがした。
やはり美味しいクラシックって食べてて安心感があるなぁ~。
鳩のパテも小粒ながら存在感を放っており、洗礼された旨味を感じる。


続くフロマージュは1皿で3種が盛られている。
それぞれ一手間加えられており、見た目にも華やか。
モッツァレラが濃厚でデセールの様なアイス、丸みのある塩味が心地良いロックホール、長芋との相性が面白いルブロッションと、どれも上質。

デセールは脅威の6皿!構成となる「Les desserts de Pierre Gagnaire」。
立体構成の1皿目は甘酸豊かで見た目にも楽しめる。
2皿目のカクテルグラスはきゅうりを使ったスムージー。
パイナップルや林檎といった酸味あるフルーツがアクセント。
パッションフルーツやスターフルーツなど、トロピカルな要素を前面に押し出す3皿目。
コーヒーの甘さが際立つオーソドックスなデセールといった雰囲気の4皿目。
チェリーコンポートが目を惹く5皿目。
それぞれ濃度が異なるショコラ尽くしな6皿目。
個人的には最後のショコラ尽くしがお気に入り。
甘さよりもカカオのリッチな風味が堪能でき、特に画像下のビターチョコは水分を含んだかの用にさらりとシルキーな舌触りで実に衝撃的!

最後にオレンジのクリームを詰めた黒糖のチュイルと共にハーブティーで食後の余韻に浸る。
ちなみに会計後のエントランスで桜のお茶をいただけると言うプチサプライズ。
小技が効いてて美味。


ロケーションはホテルの36階だけあり絶景!
今回は夜景を堪能しましたが、快晴のランチはまた違った楽しみ方ができそう。
テーブル意外にもソファー席が設置してあり、特にフロアを背にしたカップルシートは二人の世界に入り込めるし「ここぞ!」な時のデートならまず間違いないかと。

料理は前述の通り、ガニェール氏の哲学が詰まった料理と、それを紐解いた料理が共存するスタイル。
前者は公式を理解せずに因数分解を解いている感じで、解を導き出せずちょっぴりもどかしい。
料理名を見て頭で皿と味が浮かぶレベルまで知識を深めると実物とのギャップを楽しめそうですが、知識・経験地共に乏しい僕には若干ハードルが高かったか?
1年半ほど前に訪問した『EdiTion Koji Shimomura』に似た印象を持ちました。

個人的には『mondo』のようにガニエール氏のエスプリタップリのヌーベル・キュイジーヌを前面に出したコースと、難易度を下げたややクラシカルなコースが選択できるといいな~と思いつつ、それが共存した今のコースも面白いし。。。
いや~、料理って本当に深いですね!

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コロ太

コロ太 (352) ( 男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク -
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

青山店を閉めてから半年以上の月日が流れた『PIERRE GAGNAIRE』
当初の噂通り、復活したのはANAインターコンチネンタルホテル。
仕事でよく使っていた『イタロプロヴァンス』が無くなったことは正直寂しくもありましたが、『PIERRE GAGNAIRE』ならば「まぁ、いっか」と思う私は薄情な男です(爆)。

というわけで、今回は食べログの友人4人組でサクッとディナーに伺ってきました。
1月の『ecurer』以来の「男祭り」です♪

お店自体の広さは当然『イタロプロヴァンス』時代と変わりませんが、間取りや内装はだいぶチェンジ。
お約束のムッシュの写真を筆頭に、壁紙や絨毯など、雰囲気はまさに「GAGNAIRE」。
とはいえ、あの青山時代の幾何学(?)模様ブームは若干薄まった印象も。。。
壁紙に描かれた渦巻きに、催眠術気分を味わったあの頃が懐かしいです。。。

薄暗い店内で、オッサン4人がブツブツひそひそ。
悩んだ末に決まったオーダーは、23000円のコース。
前菜からデセールまでの全8品の中で、特に印象に残ったのは次の2品。

・帆立貝のグリエで挟んだムラサキイモ、カンパリとラム酒でマリネした赤ビーツ
 エスプレット唐辛子を利かせた帆立貝のカルパッチョ、レフォール風味の白ビーツと共に
 ターメリック風味の帆立貝のポワレ、ジギベーの付け合せ

・レグリーズを利かせたモリーユ茸、筍と旬の野菜、紫がかったクリーム

「帆立貝とムラサキイモ」のお皿は、帆立貝の優しい甘味とイモの素朴な甘味が上手に重なり合う中で、突然ハッとさせるような赤ビーツの華やかな甘味が口に広がる面白くも美味な一品。また、「ターメリック風味の帆立貝」は、ジギベー(青パパイヤやマンゴーetc)が生み出す軽快なサクサク感と帆立貝の柔らかさとの食感のギャップだけでなく、ジギベーの爽やかな風味&甘味に対して、芳しいターメリックのスパイス香と奥行きのある魚介特有の甘味を対立項として提示する意外性に満ちたお皿。最後の「帆立貝のカルパッチョ」も、白ビーツのピュレのまったりとした舌触り&滋味深い味わいにより、エスプレット唐辛子の辛味やカルパッチョ特有の艶っぽい旨味が際立つような構成になっており、これまたじっくり考えながら味わう喜びを感じさせてくれる上質な一品でした。いやはや、これは本当に面白い。3皿共、多様な甘味と風味の複雑なコントラストで驚きを誘いつつ、最終的にはそれらがゆっくりと収斂されていくプロセスで感動を促していくような素敵なお皿たち。全体を俯瞰した時に見えるマクロな景色も、ミクロのそれと同様な図式っていうのも憎らしい限りです☆色彩の鮮やかさも含めて、いかにも、いかにも、GAGNAIRE。満喫しました~!

プリップリの食感が心地良いモリーユ茸は、筍やグリーンアスパラ、ホウレンソウといった旬の野菜たちと手を携えて、口の中で「滋味深さ」の大合唱をしている印象。また、そこに後がけされる黒米のソースも、その滑らかな質感、柔らかい風味、溢れる素朴感が文句無しの相性の良さ。構成を聞いただけで「間違いない」と思い、一口食べて「間違いない」と思い、食べ終わって「間違(以下略)」・・・な一皿でした★正直、間違い無さ過ぎて最初は面白味を感じれなかったんですけど、難解且つスピーディなGAGNAIREらしい前菜の直後に出されると、なんだか次第に不思議な安堵感というか心地良さがじわじわ広がっていくのです・・・。もう完全に狙い通りって感じなんでしょうけどね(笑)。美味美味。

ちなみに、上記しませんでしたが、最初の前菜は伊勢海老を用いたデクリネゾンで、これも伊勢海老の美味しさを色々な手法で抽出していましたが、帆立貝のお皿ほどの感動は無かったなぁと。また、ポワソンは、ふんわりとした火入れの良さと、淡く立ち上る柚子の芳香がイイ感じな真鯛。ただ、それに合わせられたイカの立ち位置(激辛のスパイスまぶされたり、イカ墨をポテトピュレの中に混ぜ込んだり)は、イマイチきちんと読み取りきれませんでした(無念)。その後に続く貝やポワローを蟹のスープで頂くお皿は、蟹のスープの旨味が半端じゃなく、一口目の味わいの濃厚さといい、余韻の長さといい、上記したモリーユ茸のお皿と同じく間違いの無い美味しさ♪ただ、モリーユ茸ほどには順番(コースの中での)に恵まれていなかったなぁという印象です。また、この日のメインは、ブレス産鳩のバロティーヌ。「ロッシーニ風」というタイトルが名付けてあったことからも推測できるように、ピンク色に柔らかく火を入れられた鳩肉にはフォアグラとトリュフが包まれており、新オニオンのピュレと、赤ワインソースの2種の甘味で堪能させて頂きました☆ちなみに、フロマージュは、モッツァレラとロックフォールとルブロッション。それぞれオシャレに調理されていましたが、一番タイプだったのはヴァンジョーヌのジュレを纏ったルブロッション。ヴァンジョーヌの芳香が最高にフィットしまくりで、珍しく食後酒がほしくなっちゃうほどでした♪・・・・んで、ラストは御馴染みGAGNAIREのデセール攻め(爆)。全部で5皿出てきましたが(カルトだと8皿とのこと)、ショコラ系が美味しかった・・・くらいの記憶しか残っていません(爆爆)。

そんな『GAGNAIRE』
お皿のプレゼンは楽しかったものの、大感動!!というわけにはまだいかず。
共時的な愉しみに満ちたお料理は印象深いものがありましたが、コースとして純粋に愉しみきれたかというと・・・・・どうもこの日の私にはフィットしきれなかったようです。
ってか、数日前の『Guy Savoy』や『Le Pre Catelan』に比べると、どうしても若干の物足りなさを感じてしまったのが正直なところ。
テクニカル且つアーティスティックなお料理だけど、3ツ星らしいあの畳み掛けるような圧倒感がもっと欲しかったというか。。。
パリの余韻を引きずり過ぎてたのかもしれませんけど、でも、やっぱりあの「GAGNAIRE」ですからめちゃくちゃ期待してしまうのです。。。
それか、ムッシュのお皿が私にはフィットしないのかなぁ。。。
うーん・・・夏か冬に本店に伺ってこようかと思い始めております。

とはいえ、自由度は高いし、表現された創造性も面白いし、「楽しめる」お皿であることに間違いは無し。
サービスの皆さんも本当に面白くて素敵だし、たぶん私は再訪することになるような気がします。
それに、お店の雰囲気も含めて、おデートならばかなりの必勝パターンかと☆
って、お一人様愛好家の私が言ってもなんの説得力もありませんがー(爆爆)

にしても、やっぱりこのメンバーは心地好い。
ワイン好きの長男と、女性に優しい次男、そしておっとり控えめな四男に挟まれた私は、たぶん一番テキトーな三男坊。
「食」で繋がる縁もあるもんだなぁと、最近しみじみ感じている次第です♪

次の幹事、がんばらなー。

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P. Eater

P. Eater (1162) ( 30代後半・男性・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 夜の点数:3.53.5

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) ¥30,000~ / (昼) -

    | おすすめ用途

一言コメント:好みではないが、ビジョンを持った味わいへのリスペクト

概括:エスプリ ピエール・ガニェール・\23,000のコース。印象に残るのは、素材の良さ、そして、未体験の新しい味わいの数々。ただ、驚きはあるものの、その驚きは驚きのまま消化されていき、快楽に結びついていかないこの感じ。あと、気になったのは盛り、味わい共に感じてしまった、デセールの野暮ったさというか、切れの悪さ。そして、最終的なコストパフォーマンスの問題。リーズナブルなワインを4人で2本空けただけで、30Kを超えるのはちょっとね。。

***************
バローロボーイズではないけれど、自分も含めた食べログの若手陣4名で構成される食べログボーイズ(失礼、勝手に命名。)の食事会。同年代のせいか、な~んか完全にリラックスモードのこの会は相当楽しい空気。

此度のターゲットはオープンしてすぐのこちら。ANAインターコンチネンタルホテルとして、リブランドをしたのに、相変わらず、「全日空ホテル」と呼ばれてしまうこのホテルに入ったこちらのお店。

もう少し、お安いコースもあったようだけど、お薦めの皿を全ていただける、エスプリ ピエール・ガニェール(\23,000)を注文。

アミューズからスタート。マシュマロやらビーツのチュイールとか何とかファンシーな感じで。こちらの味わいがある意味象徴的。味わいは面白い、けど、心地よさにつながらない、独特の感覚がこのあたりからすでに始まっていた。

料理の名称がどれも長い。。。

光沢のある伊勢海老のメダイヨン、ナージュのジュレとカリフラワーのサラダ“リエビック”コリアンダー風味 シャンパーニュのソルベ、伊勢海老のサルピコン

まあ、伊勢えびの輪切りに魚介出汁とかのクリーミーな冷製スープみたいな。。ってこんなことやってたら切がないな。とにかく、素材の上質さが感じられ、そして個性的ながら洗練された仕上がり。

エキュレで感じたような違和感はなく、こちらの料理は流石に完成されている。驚きもある。

でも、な~んか美味しいとは思えない。

驚きを感じるような料理に出会ったとき、自分はまず、おっ!と驚いた後、①驚きが幸せに変わるとき(幸せの度合いは料理により様々)、②その驚きがそのまま、頭での理解(なるほどね~、というような感じ)につながるとき、③驚きから違和感につながるとき、そして、④驚きから不快な感情につながる場合がある。④はごめんこうむりたい感じ(最近で言うと、ミラヴィルのカルピススープとか椎茸アイスとか。)として、③まではよくある感じ(エキュレは③のパターンが多かったかな)。そして、自分が味わいで★4.0をつけるのは②以上の場合。

こちらの料理の多くが、②のゾーンにいる感じ。やろうとしていることはうよくわかるし、出来ている。なるほど~と納得もする。でも、何か気持ちよいわけではない。そんな感じ。

次の一品はもっとその傾向が強い。

帆立貝のグリエで挟んだムラサキイモ、カンパリとラム酒でマリネした赤ビーツ エスプレット唐辛子を利かせた帆立貝のカルパッチョ、レフォール風味の白ビーツと共に ターメリック風味の帆立貝のポワレ、ジギベーの付け合せ

料理名はもう訳わからないし、赤いソースのモダンアートのようなビジュアル感、そしてマリネした赤ビーツ、レフォール風味の白ビーツ、ジギベーもそれぞれ、哲学的な味わい。疑問も感じるものの、上記の③のランクに行くことはなく、考え込むような味わい。快楽にはつながらないのだけど、刺激的といえば、刺激的。②のレベルを必ず維持できているのが、ガニエール氏のセンスなのか何なのか。

ここから先は実は、味わい的には結構普通に。ただ、こちらも、飛びぬけた美味しさというより、真っ当な旨さ。

レグリーズを利かせたモリーユ茸、筍と旬の野菜、紫がかったクリーム:紫がかっているというよりは、黒かったような気もするけど、黒米由来の色合い。黒米のクリームとモリーユ茸。鉄板な美味しさ。

柚子バターでゆっくりと火を入れた真鯛、タンドリー風味のグレープフルーツのフォンデュ いかすみとじゃがいものムース:真鯛の火入れは流石にお上手。魚の質もすばらしい。タンドリー風味なのは、イカの刺身みたいな物だったけど、これはちょっと謎(でも、②ね)。メニューと出てくる物にやや乖離があるような。。。

貝類のナージュとポワロー、毛ガニのプレッセ2色の蕪を濃厚なカニのスープで:濃厚なビスク。ポワローもまた良し。付け合せの大根?だっけ?はイマイチなんであるのかよくわからず。ポワローで充分役割は果たしている気がするけど。

ブレス産鳩胸肉のバロッティーヌ、ロッシーニ風、茄子グリエのピューレ、赤ポルトソース 焦がしオニオンのジュレ、鳩モモ肉のパテ“フェルボナンポワン”スタイル:鳩肉も良質。ソースも良好。フォアグラもよいね。単品だとどのくらいの量がでるのかちょっと気になる。

モッツァレラチーズのアイスクリームとオッソーイラティー、グリオット、マーシュと花穂紫蘇と共に
カリカリパンとロックホールチーズ、サフラン風味の乾燥フルーツを添えて ヴァンジョーヌで包まれたルブロッションと長芋を常温で: あまり経験のない、調理されたチーズの数々。こちらも自分にとっては、どちらかというと頭で理解する料理。

ピエール・ガニェールのデセール:酔っ払ってて、メモも取ってないので、全く名前はわからないけど。写真でアップした、パッションフルーツ等とバニラの一品の粗雑な盛り付けと、焦点の合わない味わい、そして、りんごの形状に仕立て上げたこちらの一品の間に入っている板状の物体の妙な舌ざわりが気になった。

ワインは、なんだか任されてしまったので、うんうん唸って考えたけど、選んだボルドーブランはソムリエの方とのコミュニケーションがうまくいかず、イメージが伝わり切らなかったものの、結果的にさっぱりした味わいが、予想しなかった切れ上がったソースの邪魔をせず、まあ無難な相性で落ち着いた感じ。

赤は、オークセイドュレスの90なんていう一品が、お安く出ていたので、頂いたところ、適度な熟成が鳩とそこそこマッチ。ぎりぎり最低限度の職責を果たした、というくらいか。

次回はもう少し、綺麗なマリアージュを作れるように頑張りますので。。。

ガニエール氏、ホテルの中で、このレベルをキープすれば、今度は大丈夫かな。あの漫画チックな髭の支配人も外国感があって、楽しいし。

色々考え込むことの多かったピエールガニエール訪問だけど、食べログボーイズの会合が楽しかったのだけは間違いない。さあ、次回はどこかな~。。楽しみだな~。

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まこぷん

まこぷん (144) ( 30代後半・東京都 / 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:4.04.0

    • 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥6,000~¥7,999

    | おすすめ用途

ガニェール氏が新しい店舗をオープンするとの情報を聞き付けて、早速ランチの予約を入れました。

場所は赤坂、ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階。
東京メトロ銀座線の溜池山王駅13番出口を利用すると、すぐ目の前です。
ホテル2階からエレベータで36階まで上がるとすぐ横にお店があり、受付の方が声を掛けてくれました。

名前を告げて店内に入ると、お店は建物の周辺に沿って奥に長く作られています。
一番奥の厨房に近いテーブルに案内されて着席すると、窓からは大都会の素晴らしい景色。
テーブルの上に目を移すと、白のテーブルクロスに、波紋のようなデザインの白い器。
正円かつ同心円ではなく、全てが異なる形状の波である所に、デザインのこだわりを感じます。
店内はほぼ満席で、女性のグループ、カップルなど。
ナイフ・フォーク・スプーンはクリストフル。表面には殆ど傷がなく、とても綺麗に輝いています。
器は(たぶん)NIKKO。曇りのない真っ白な器は、色鮮やかな料理の美しさを引き立てます。

ランチコースは3種。その中から、セゾン(La Saizon...)(6000円のコース)を選択しました。

【飲み物】
 「ウィルキンソンのジンジャーエール」 ※750円位です。

【アミューズ】
 長方形の黒い石のような器に乗った、4つの一口大のもの。
 白い四角のもの、薄茶色の細長いもの、緑色のもの、あずき色のチップが乗ったものの4品です。

 白い四角はマシュマロで、赤いものはシャリシャリした食感に、ほんのりとした酸味。
 薄茶色の細長いものはクッキー風。練りこまれた香辛料の香りが、食欲を増進します。
 緑色のものはマドレーヌ風。くり抜かれた部分にヨーグルト状の白いものが入っています。
 あずき色のものは、紙のような薄さのビーツ(?)のチップ。その下はクッキー状のものです。

【パン】
 パンは3種類。丸く布で包んだような形状のバターが付いてきます。
 まずは、中華まん風の形状のもの。表面は白い粉がついており、下には紙(?)が敷いてあります。
 既にナイフで半分に割ってあり、中には薄茶色の粒々が見えています。
 細長く表面にツヤがあるものは、やや甘みがあり、好みのタイプ。
 その隣の茶色っぽいものは、ちょっと懐かしいような香りです。

【小前菜】
 5種類の小前菜が、同時にテーブルの上に置かれます。

 小前菜①「フレッシュハーブの香りを付けた 温かいブイヨン グリンピース、ソラマメ、イベリコハムと共に」

 泡立ったスープ状のもの。数ミリ大に刻んだ具が入っています。
 グリンピースとソラマメの食感と豆の僅かな甘みに、ハムの僅かに癖のある香りが良く合います。

 小前菜②「サクラマスのコンフィー 柚子の香りを付けたグレープフルーツのジュレ」

 色鮮やかなオレンジ色が印象的なこちらの料理。カイワレ(?)の緑がその美しさを引き立てます。
 ゼリー状のグレープフルーツは程よい酸味で少々苦味もあり、ピンクグレープフルーツ風に感じます。
 サクラマスは生に近い食感。マスのトロッとした脂の旨みと味わいです。

 小前菜③「さまざまな春野菜を抹茶とアーモンドのソースで」

 中心のくぼみには緑色のソース。まわりの羽には、カブのスライス、カリフラワー、
 ラディッシュ(?)、ニンジンの千切り、不明(緑色の細長いもの)。
 ソースは極僅かにザラッとしており、豊かな抹茶の風味を感じます。
 抹茶に野菜と言うのは初めての組み合わせ。なかなか面白いなと感じます。

 小前菜④「マッシュルームのギリシャ風 柔らかく煮たタコと共に」

 中心のくぼみには赤いソース。まわりの羽には、2枚のタコ。
 まずはソースから頂くとトマト(?)の風味。刻んだ各種野菜(?)の甘さと食感に、
 白い丸い粒(マッシュルーム?)のクニクニとした食感。パスタ風の馴染みやすい味わいです。
 タコは生タコを食べた時のような程よい柔らかさで、咀嚼の度にタコの旨みが広がります。

 小前菜⑤「ローズマリーの香りを付けたウサギのリエット マンディアントーストを添えて」

 薄いトースト(?)の上に、細長く刻んだ不明(緑の葉)。葉の下にウサギのリエットが隠れています。
 まずはリエットから頂くと、柔らかなペースト状の質感に、僅かな繊維質。
 ウサギのリエットを食べるのは初めてでしたが、特に抵抗なく頂けます。
 葉の中にこっそりブルーチーズが隠れており、予期せず刺激的な味わいを感じます。

【肉料理】
 2種類の肉料理が、同時にテーブルの上に置かれます。

 肉料理①「白金豚ロース肉のグリエ 茄子のポワレ 酸味の効いたチョリゾーとコリアンダー」

 大きな円形の白い器で登場したこちらの料理。真ん中には豚ロースのグリエ。
 1センチほどの厚みにスライスされたものが、7枚か8枚乗っています。
 その周囲には、赤と白が綺麗な野菜風(?)のもの。コリアンダー(パクチー)の緑も綺麗です。
 手前側には半分にして焼いたナス。その上にカリカリに炒めた細かな豚肉(?)と、赤くて細長いもの。

 早速豚肉にナイフを入れると、程よい柔らかさ。中はしっとりと焼き上がっています。
 赤と白の野菜は何かわかりませんが、タマネギ風の食感で、味と香りはあまり感じません。
 その代わり、コリアンダー(パクチー)の香りをとても感じます。
 コリアンダー(パクチー)は一般的に好き嫌いが激しいものかと思いますが、私は結構好きな方です。
 茄子は程よく火が通っており、茄子のしっとりとした甘みと食感に、カリカリの豚肉(?)の香ばしさ。
 たぶん、赤くて細長いものがチョリゾー。燻製風の香ばしい香りとコクのある味わいです。

 肉料理②「イカスミのピューレ ニンニクを効かせた豚足と豚舌」

 イカスミが入ったマッシュポテト(?)、その上に豚足のテリーヌ風(?)。
 更にその上に、何かのチップと緑の野菜が乗っています。

 豚足を食べるのはこれが初めて。好き嫌いの分かれる味と聞いています。
 少々怯えながら、まずは豚足にナイフを入れると、ねっとりとした感触。
 口に含むとかなり香草が入っており、同時に少々癖のある肉の香り。
 マッシュポテトはイカスミが入っているためか、少々コクのようなものを感じます。
 チップは僅かに柑橘系(?)の香りに、パリパリとした食感。
 野菜と共に頂くと、口腔内をさっぱりとリフレッシュしてくれます。

【デザート】
 「5つのデザート パッションフルーツのソース(正式名称は不明)」

 中心のくぼみには、パッションフルーツのソースに黒い種。
 羽の部分には5つの一口大のデザートが置いてあります。

 パッションフルーツのソースはオレンジ色が鮮やかで、爽やかな甘みと極僅かな酸味。
 黒い種をガリガリと噛んで頂くと、コレって食べてもいいのかな?と思います。

 黒く平たいものは黒豆のケーキ。しっとりとした黒豆ペーストが乗っています。
 口に含んだ瞬間はわかりませんが、良く味わうと確かに黒豆の風味がします。

 茶色く細長いものは、透けて裏が見えそうな極薄い生地を、筒状に折り畳んで焼いた物(?)。
 咀嚼しなくとも、唇で軽く挟んだだけで割れてゆき、甘さと香ばしさが広がります。

 透明な飴細工は、口に含んでバリッと噛むと、広がるのは梅(?)のような甘酸っぱい香り。

 円筒形のチョコレートは、緩やかなミルクのチョコレート。
 筒の中にはオレンジの皮を薄く刻んだもの(?)。やはりチョコにフルーツは良く合います。

 白く四角いものは、上には薄い白い砂糖菓子風のものが乗っており、
 その下は生キャラメル風(?)のものを挟んだケーキ。砂糖菓子をパリッと割って頂くと、
 中から甘くトロッとした濃厚なミルク(?)の香りの生キャラメル(?)が溶け出します。

【デザート】
 チョコレートで作った2種類のデザートが、同時にテーブルの上に置かれます。

 「フォンダンショコラ チョコレートのムース ラムレーズンのソース(正式名称は不明)」

 中心部分に3つのチョコレート、羽の部分にもチョコのソースが置いてあります。
 フォンダンショコラは表面にツヤがあり、照明の光で輝いており、少量の金箔も乗っています。
 フォークを入れるとねっとりとした感触。濃厚なチョコレートの味わいを想像させてくれます。
 口に含むと、チョコの濃厚な味わいと心地よい甘さを残してとろけます。

 ムースは雲のように軽く、スッとスプーンが通ります。
 味わいも軽く、口の中で、一瞬の間にふわっと溶けてゆきます。
 その代わりソースは濃厚。クラッと来そうなラムレーズンの、激しい洋酒の味わいです。

 「チョコレートのクッキー オレンジのソース(正式名称は不明)」

 中心部分に数種類のチョコレートを使ったクッキー風のもの。その向こう側に円形にチョコのソース。
 甘みを抑えた板状のチョコが2枚。その間にはコーヒー(?)のチョコ。上にはオレンジ風のペースト。
 クッキー自体はしっとりとした柔らかさ。幾つものチョコの味わいと、爽やかな柑橘系の香りです。

【食後の飲み物】
 紅茶です。

柚子、抹茶、梅(?)など、和風のちょっと面白い食材も使われており、なかなか楽しめました。
場所と景観は素晴らしく、サービスも上品かつ丁寧に対応して頂けました。
世界中で活躍しておられるガニェール氏や、
フランスからいらしたマネージャ(?)の方と一言二言お話しできた事は、
ビジネスマンの私にとって、とても良い刺激になりました。
肉料理にはもう一工夫欲しいように感じたので、総合評価は星4つにしてみます。

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bebe2008

bebe2008 (21) ( 標準点:3.0 )

  • 昼の点数:3.53.5

    • 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥6,000~¥7,999

    | おすすめ用途

オープン初日に席がとれたのだが、

表参道店の「あまり美味しくない」という評判を

聞いていたので、今回はワンプレートランチの味見を

することに。

スタッフはやる気満々だし、ガニエール氏も席を

見回り、フランス語であいさつしてくれたりお皿を

サービスしてくれたりと、なかなか楽しかった。

フランスから3週間前に到着したというマネージャーも

ガニエール氏が信頼を置いているというのがわかる。

お料理は小さな前菜に、メインは日替わりで

既に決まっているので選べない。

けれども両方とも、味は斬新で美味だったので、

高評価をつけたいところ。

真鯛は特にコメントはないが、前菜の素晴らしいこと。

彩りの鮮やかさとフヌイユが効いたグラスで、

クイックコースにこれほど手をかけるのは正直

素晴らしいと思う。


ただし問題はそのあと。

最後までパンが出てこなかった!

バターは用意されているのに・・

前代未聞なサービスミスである。

そしてどんどんデザートとカフェが用意されるので、

てっきりこのワンプレートにも込みの値段なのかと

思う。

と言うのは、この予約をした1か月前にワンプレートと

お願いした際、「小前菜+メイン+デザート+カフェ」

と返答が来たからである。

さらに予約日の前々日の確認電話でもそのように

言われていた。。

したがってお会計で、デザートは+1200円

カフェは+1000円と書かれてあり、初めてびっくり!

開店途中で突如変更があったのか、もしそうならば

説明不足としか言いようがない。

トータルにすると一人7500円くらいになり、

それならば普通のコースにして、もっと色々な前菜などを

楽しみたかったというのがお客としての気持ち。

ガニエール氏がいたので美味しくなければ本物では

ないが、いなくなっても美味しさが続けばいいのだが・・

ANAホテルのスタッフとガニエール側スタッフの間に

まだ溝を感じさせる開店ではあった。

今後を待ちたい。

追記;

コメント、ありがとうございます(わたしからはまだ

コメント欄に記入できないのでしばしお待ちくださいませ)。

お店側へはすぐに金額とパンについて申し出ました。

パンはその場で「お持ち帰りに」と2個下さいました。

金額についても3日後に回答が来て、お店の間違いで

あったということで訂正していただきました。

そのあと了承いたしました、との旨連絡して

他の気付いた間違えの補足を

しましたが、それにはお答えはないままです。

グランメゾンあるいは大きなホテルですと、サービスも

もう少しグレードがアップして、また来よう!という

気持ちにさせるものです。わたしも今度記念日に

8名くらいで訪れるレストランを探すつもりで味見に来たので

少々がっかりでした。

やはりANAホテルというレベルがそうさせるのでしょうか?

お得意さんを逃したなあと勝手に思いました。

改善がない限り、

記念日には他のレストラン集合としようと思います。

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ガニェール氏に会えた!

gourmefighter

gourmefighter (81) ( 標準点:3.5 )

  • 昼の点数:3.03.0

    • 料理・味 2.5
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 1.5
    • | 酒・ドリンク 3.5
  • 使った金額/1人(夜) - / (昼) ¥10,000~¥14,999

    | おすすめ用途

ランチ・マルシェ(小前菜5種+前菜+メイン料理+小菓子+デザート3つ)   8400円

赤坂『ANAインターコンチネンタルホテル』上に今日オープン、早速ランチで訪問しました。
店内は白を基調としていてシンプルだが、カップルシートなどもありデートには良さそうです。
あれ、前を横切るガニェール氏が…。

ランチのメニューは4つ。

エキスプレスグルメ(3800円)-小前菜・日替わりメインディッシュ(平日のみ。デザート別)
セゾン (6000円)-小前菜5種・肉(または魚)料理・小菓子・デザート2種・カフェ
マルシェ(8000円)-小前菜5種・前菜・肉(または魚)料理・小菓子・デザート3種・カフェ
グルメ(10000円)-小前菜5種・前菜・魚料理・肉料理・小菓子・デザート3種・カフェ

ちなみにディナーは、18000.23000円の2つ。
※消費税別、サービス料10%別。

セゾン~グルメはコースにより皿数が異なりますが料理そのものは同じものでした。


○パン
パンは自家製が3種類でなかなかイケます。


○アミューズ
ホウレンソウ、、パルメザンチーズ、エストラゴン、ビーツの4点。


○小前菜5点
フレッシュハーブの香りをつけた温かいブイヨン
桜鱒のコンフィー・グレープフルーツのジュレ
さまざまな野菜と抹茶・アーモンドソースで
マッシュルームのギリシャ煮とタコ
ウサギのリエット・マンディアントースト添え


○前 菜
カニを浮かべたカルダモン風味の白アスパラのヴェルーテ・緑アスパラのアイス・・・
選択肢なし。


○メイン料理
白金豚ロース肉のグリエ・ナスのポアレ・酸味のきいたチョリゾーとコリアンダー・・・
肉、魚それぞれ一つしかありません。

○小菓子


○デザート
ビール風味レモン…、パート…、チョコレートの3点 (暗記できず)
カフェ。

合計約1万円

サービスはホテルの方が中心でコシノジュンコのコスチューム姿。
シェフは南青山と同じフランス人で、以前とくらべいくらか入れ替わりはあるものの
料理のトーンはほぼ同じでした。

全体に少しずつ多皿の展開で味わいという点やボリューム的には物足りない。
この予算なら料理の選択肢も欲しいところです。

しかし今回はガニェール氏ご本人とお会いできました。
思ったより大柄な方でしたが目力があって噂通りあったかい印象の方でした。

この店の料理が彼が今目指しているものかは分かりませんが、行く末を見守りたいと思います。

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採点のみのレビュアー

食べログ特集

編集するピエール・ガニェールの店舗情報(詳細)

「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら»

店名 ピエール・ガニェール
ジャンル

フレンチ

TEL

03-3505-9505

※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えいただければ幸いです。

住所

東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京36階

交通手段

地下鉄・溜池山王駅13番出口前

六本木一丁目駅から401m

営業時間

11:30~14:00(L.O.)
18:00~21:00(L.O.)

ランチ営業、日曜営業

定休日

月曜日

平均利用金額

最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る

[夜] ¥30,000~ [昼] ¥10,000~¥14,999

予約

予約可

カード

(VISA、AMEX)

個室


2人可、4人可、6人可
(窓あり個室(1室6名様迄) ランチ4万円以上のご利用/ディナー8万円以上のご利用に限る 窓のない個室(1室4名様迄) ランチ2万円以上のご利用/ディナー4万円以上のご利用に限る )

席数

60席 (個室2室・半個室1室)

駐車場

有(ホテル地下)

携帯電話

docomo、au、SoftBank

サービス料・チャージ

10%

ドリンク

ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる

コース

3000円~4000円のコースあり、5000円~8000円のコースあり、8000円~10000円のコースあり、10000円以上のコースあり

ロケーション

景色がきれい、夜景が見える、ホテルのレストラン

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、カップルシートあり、ソファー席あり、バリアフリー

サービス

お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる

ホームページ

http://www.anaintercontinental-tokyo.jp/pierre_gagnaire/index.html 別ウィンドウで開きます

オープン日 2010年3月19日
備考

【ランチ】   3800(平日のみ).6000.8000.10000円
【ディナー】 12,000、15,000、16,000.
※消費税別

用途

多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る

デート

初投稿者

gourmefightergourmefighter(81)

最近の編集者

→編集履歴を詳しく見る

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