パナソニックヘルスケア(東温市)は9日、主力製品の血糖値測定センサーの新工場が同社松山地区(同)に完成し、2011年4月から生産を始めると発表した。世界的な需要拡大に備え、現在の生産能力を2割増強する。 血糖値測定センサーは、糖尿病患者が血糖値を把握し、体調をコントロールするため利用。同社によると、全世界の患者数は10年は約2億8000万人、30年には約4億4000万人に増加する見通し。新工場稼働で、生産体制は松山と徳島県脇町地区の2工場合わせて月産約3億枚から、約3億6000万枚となる。