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林昌勇 ヤクルト退団確実に ロッテが調査に乗り出す

ヤクルト退団が確実となった林昌勇
ヤクルト退団が確実となった林昌勇
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 来季の去就が注目されていたヤクルトの守護神・林昌勇(イム・チャンヨン)投手(34)が退団することが14日、確実となった。

 3年契約を終えたことで代理人側と球団が残留交渉を重ねてきたが、金銭面で折り合いがつかず。決裂は決定的な状況で、このまま退団するとみられる。

 林昌勇は日本球界でのプレーを希望しており、小林宏投手(32)の退団が決定したロッテが本格調査に乗り出す見通しだ。3年間で96セーブをマークし、守護神として君臨した林昌勇がヤクルトを去ることが濃厚となった。関係者は「林昌勇との話し合いは決裂した」と明かした。

 林昌勇は来季の去就について「第1希望はヤクルトに残ること」と明言。球団側も守護神の慰留を最優先し、当初は10月末での決着を目指していた。各球団の有力選手が行使を表明しているFA市場にも参戦せず、3年総額12億円の大型契約を提示。しかし、代理人側が3年目の年俸について難色を示したことで交渉が長期化し最近になって決裂したという。関係者によると、林昌勇は今月末に参加予定だった球団行事も欠席する意向だ。

 林昌勇は08年に韓国・サムスンから来日し、54試合登板で33セーブを挙げて抑えに定着。09年には韓国代表として第2回WBC準優勝の原動力となり、シーズンでも日本球界史上2位(当時)の160キロをマークするなど活躍した。今季も53試合登板で1勝2敗、自己最多の35セーブ、防御率も自己ベストの1・46。救援陣にはセットアッパーに定着した松岡、急成長の増渕がいるが、小川新監督の下で4位からの巻き返しを狙うヤクルトにとって、絶対的守護神の退団は大きな痛手だ。

 日本国内でのプレーを希望する林昌勇に対し、複数球団による争奪戦に発展するのは間違いない。その中で移籍先として有力なのは、日本シリーズを制したロッテだ。今季29セーブを挙げた小林宏が海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明。FA市場では林昌勇以上の実績がある投手はおらず、入団1年目の今季、後半に成績を落とした金泰均にとってもWBCでチームメートだった右腕の加入は心強い。ヤクルト退団が正式に決まった場合、獲得に乗り出すのは確実だ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年11月15日 10:01 ]

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