「エコタク」専用乗り場新設へ…全面改装の５代目・ＪＲ大阪駅

　ＪＲ西日本は来年５月、５代目・ＪＲ大阪駅（大阪市北区）が全面改装を終えるのに合わせ、新北ビル「ノースゲートビルディング」北側に長距離バス乗り場を、同ビル２階に環境に優しいタクシーの乗り場を新設することを決めた。駅南側も整備を進める予定で、タクシー業界などと最終調整中だが、利便性向上が期待される。

　関係者によると、駅南の桜橋口側にあった長距離バス乗り場を、駅北側の専用乗り場に移転。跡地は、タクシー乗り場に変更する。

　また、同ビル２階に完成するタクシー乗り場は、ＪＲ大阪三越伊勢丹の店舗に面しており、買い物客らが排ガスの影響を受けないよう、ハイブリッド車や電気自動車専用となる。進入路は、改修前に北陸方面への特急が走行していた線路跡や橋脚を再利用する。

　一方、御堂筋口側の商業施設「フロートコート」、桜橋口側の「トラベルコート」（いずれも鉄骨２階建て）は２０１２年にも取り壊す予定。ＪＲ西幹部は「空間にゆとりがなく、窮屈な印象があった駅前のイメチェンにも注目してほしい」と話している。