2010年11月15日21時51分
スプレーが噴射されたバスの車両内を調べる捜査員=15日午後7時7分、千葉県船橋市夏見5丁目
15日午後6時15分ごろ、千葉県船橋市夏見5丁目の路上で、新京成バスの路線バス内から「催涙スプレーのようなものがまかれた」と110番通報があった。船橋署によると、バスには約30人が乗っていた。うち3人が目の痛みなどを訴え、市内の無職男性(69)が病院に搬送された。男性は軽傷という。
署によると、バスは船橋駅北口から金杉台団地に向かっていた。運転席近くに座っていた20代と見られる女が、車内で携帯電話で会話していたことを運転手から注意されると騒ぎだした。無職男性が注意すると、その顔に向けて、催涙スプレーとみられるものを吹き付けたという。
バスが緊急停車した際、女は開いたドアから逃げており、署は傷害事件として女の行方を追っている。
女は身長約160センチ、黒っぽいブレザーとスカート姿、白い靴を履いていたという。