最終更新: 2010/11/15 21:27

スーパーニュースニュースJAPANスピークスーパーニュース WEEKEND新報道2001

衝突映像流出問題で逮捕断念 警視庁幹部と検察幹部、逮捕の可否について断続的に協議

尖閣諸島沖の中国漁船衝突場面を撮影したビデオが流出した問題で、捜査当局は任意で事情を聴いていた海上保安官の逮捕を断念した。
警視庁幹部は、15日午後4時ごろから検察庁で行われた協議の場から戻ってきた。
東京地検の「逮捕せず」の判断を警視庁が了承したものとみられる。
警視庁幹部と検察幹部は15日、逮捕の可否について断続的に協議を行ってきた。
幹部の間にも、逮捕をするか、任意捜査にするかで意見が分かれていたが、結局は、流出映像の秘匿性をめぐって、「逮捕するほどの重大な事件ではない」との結論に至ったものとみられる。
また、衝突事件を起こした中国人船長は釈放され、すでに刑事罰を問うことはできない現状で、海上保安官を逮捕すればバランスが保たれず、世論の反発を受けるとの判断も働いたものとみられる。
今後、警視庁は、この海上保安官の聴取を行うなど任意捜査は継続し、書類送検する方針。

15日は逮捕しないという判断が出たという情報があったが、これは、検察の幹部がすでに帰宅しているという情報も入ったため。
その後、午後4時ごろから警視庁と東京地検、もしくは検察庁の幹部による協議が行われ、その場で伝えられ、協議のうえ逮捕はしないという結論に至ったものとみられる。
逮捕を断念したが、任意で事情を聴いていく判断になった理由について、まず警視庁は、国家公務員法違反の守秘義務違反については、流出した映像は秘密にあたるという見解を強めている。
しかし、その秘密性のレベルが高くないというふうに判断したものとみられる。
それと、これまでの捜査で、海上保安官が最初は供述が二転三転していたが、最近はしっかりと供述しているということで、証拠隠滅と逃亡のおそれもないという判断に至ったものと思われる。

(11/15 17:19)


[ high / low ]

「社会」の最新記事

最新記事

Today's Question

2010年12月1日から家電エコポイントがおよそ半減されるのを前に対象商品を購入する予定はありますか?

ある
ない
発表後すでに購入した

送信

結果をみる

投稿する

記事に対する意見・ご感想や情報提供はこちらから

映像の投稿はこちらから

Windows Media Player」または「Flash Player」をインストールして、動画をご覧ください。