第一部・第二部計25曲熱唱の圧巻なステージ! 「志方あきこコンサート 2010 ~パンタレア~」レポート
志方あきこのワンマンライブ「志方あきこコンサート 2010 ~パンタレア~」が、2010年10月16日にディファ有明で開催された。
【森の奥深くに大切に守られた神の花“パンタレア”。
年に一度の開花を待ちわびる精霊や鳥獣(とりけもの)たちが集い、音楽の祭典が始まる。
やがて満開の“パンタレア”の下(もと)で迎える至福のときを、さあ、ともに祝おう】
という設定が事前に特設サイトでアナウンスされるなど、非常にコンセプチュアルなライブとなった。
開演の時間になると、ステージから客席に向けられたライトが強く光り、BGMの音量も上がってくる。BGMが終わると後方のスクリーンにはオープニング映像が映し出される。そして1曲目の歌い出しと同時に志方がステージ中央に登場。透き通る高音が会場に響き渡った。
「Pitalacta ~先触れ~」「TETHE’ALLA~対の子どもたち~」と歌っていき、「今宵はコンサート~パンタレア~に来ていただいてありがとうございます。たくさんの方と音楽を楽しめて嬉しいです。最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」と挨拶。
その後はMCもはさまず、次々と曲を披露。「花帰葬」では椅子に座りながら歌い上げ、キーボード伴奏のみの「Sorriso」では、キーボードに寄り添いつつ熱唱した。
第一部は「Infelious Rhaplanca. 地の贖い~Maoh~」で終わり、15分の休憩を挟み、第二部のスタート。
まずは朝の森の環境音的な「夜明け」が流れる中、スクリーンにパンタレアの花が映し出された。衣装チェンジした志方が再登場し、バンドメンバーも黒から白の衣装にチェンジ。第一部の印象とはガラリと変わり、「風と羅針盤」からスタート。軽快なアップテンポの曲に観客も沸き立ち、勢いのある始まりとなった。
第二部もMCなしで駆け抜ける。話題を呼んだ同人ゲーム『うみねこのなく頃に』主題歌の「うみねこのなく頃に」や、「ロマの娘」といった12曲をノンストップで歌い切る圧巻のステージングとなった。
そして再びスクリーンが登場し、「最後まで聴いてくださってありがとうございました。パンタレアの花が咲きます。よかったら皆さんも立って一緒に手拍子をお願いします」と話すと、スクリーンに映し出されたパンタレアの花が咲き、そのまま「Pantalea」を歌い上げた。
大きな拍手は鳴りやまず、観客も総立ちのままアンコール。「本編はコンセプトがあったのでMCなしでやりました。皆さんと同じ空間を音楽で楽しめたことがすごく嬉しいです」と話し、バンドメンバーと今日やった曲で一番好きな曲などの話題で盛り上がった。
「アンコールは「コワレロ」です。こんな大編成でやるのは初めてです」と話し、「EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.~ee wassa sos yehar(通称:コワレロ)」を熱唱した。
最後は本日の出演者全員が前に出てきて、メンバー紹介。手を繋いで挨拶をして、2時間半にもおよぶコンサートは無事終了した。
<セットリスト>
01. Pitalacta ~先触れ~
02. TETHE’ALLA~対の子どもたち~
03. シャラノワールの森
04. 廃墟と楽園
05. 朱隠し
06. まほろば
07. 花帰葬
08. Sorriso
09. METHOD_METAFALICA/.
10. Infelious Rhaplanca. 地の贖い~Maoh~
11. 夜明け
12. 風と羅針盤
13. Turii-Panta rhei-トゥーリと星の民
14. EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
15. 遥かなる旅路
16. うみねこのなく頃に
17. 晴れすぎた空の下で
18. うたかたの花
19. 片翼の鳥
20. 埋火
21. ロマの娘
22. EXEC_PAJA./#Misya extracting
23. 金環蝕
24. Pantalea
アンコール
25. EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.~ee wassa sos yehar
志方あきこ フロンティアワークス公式サイト:
http://www.fwinc.co.jp/music/shikata/
VAGRANCY公式サイト:
http://www.vagrancy.jp/
志方あきこ OFFICIAL WEBSITE:
http://shikata-akiko.com/