ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 滋賀 > 記事です。

滋賀

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

裁判員裁判:米原の排水槽殺人 検察側と被告、車の血痕めぐり応酬 /滋賀

 米原市の雑排水槽に交際相手の小川典子さん(当時28歳)を落とし窒息死させたとして、殺人罪に問われた森田繁成被告(41)の裁判員裁判は11日、大津地裁で被告人質問などがあった。被告の車に付着した小川さんの血痕を巡り、検察側と被告が応酬する場面があった。

 車の左後輪付近から検出された血痕が小川さんのDNA型と一致したと追及され、被告は「事件の約1カ月前、小川さんがタイヤ交換に立ち会った際に付いた」と主張。「その夜小川さんに会うと、足の指をけがしていて『(タイヤを交換した友人と)けんかして腹が立ち、鉄をけった』と話していた」と述べた。さらに「事件があった夜、小川さんが第三者に連れ去られて暴行された可能性はないのか」と検察側に聞き返した。

 検察側は、小川さんが被告と交わしたメールでタイヤ交換に触れていないことや、起訴から8カ月後に弁護側がタイヤ交換の話を示したとして、「作り話ではないか」と詰問。森田被告は「違います」と答えた。

 また、事件直後に被告の車を修理した業者の従業員が証言し、被告が「飛び石による破損」と説明する車のフロントガラスの傷について、「飛び石にしては広範囲」と述べた。

    □

 裁判員らは11日午前、開廷に先立ち県警本部で被告の車を検証。検察、弁護人と被告ら約20人が、フロントガラスの破損状況や座席の血痕などを調べた。12日も被告人質問が予定されているが、坪井祐子裁判長は「質問内容が公序良俗に反する可能性がある」として非公開にすることを決めた。【加藤明子】

毎日新聞 2010年11月12日 地方版

PR情報

滋賀 アーカイブ一覧

 
共同購入型クーポンサイト「毎ポン」
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド