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裁判員裁判:米原の排水槽殺人 車内の血痕、原因絞れず 鑑定の大学教授証言 /滋賀

 交際相手の小川典子さん(当時28歳)を殺害したとして殺人罪に問われた森田繁成被告(41)の裁判員裁判は12日、大津地裁(坪井祐子裁判長)で被告人質問と証人調べがあった。11日に続き、被告の乗用車に付着した小川さんの血痕について質問が飛び交った。【加藤明子】

 検察側によると、左後輪のブレーキドラムに2カ所▽助手席ドアの内側▽助手席のリクライニングレバー付近▽前席中央部▽助手席のシートをはがした中のスポンジ▽フロアマット--から見つかった血痕が、小川さんのDNA型と一致した。

 このうち、車内の血痕をふき取った跡について、弁護側は「鼻血をふき取ったという被告の言い分と矛盾するか」、検察側は「暴行によって付着した血をふき取ったと説明できるか」などと質問。車を鑑定した弁護側証人の林葉康彦・九州女子大教授は「いずれも可能性がある」と述べた。

 一方、地裁はこの日の被告人質問を非公開とし、法廷の入り口に「公開停止」の張り紙をして施錠した。理由は明らかにしていない。傍聴に訪れた大津市の自営業の男性(45)は「有罪か無罪かを争う裁判だけに、地裁は説明不足ではないか」と話していた。

毎日新聞 2010年11月13日 地方版

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