(cache) 大津地裁、裁判員裁判で非公開 タンク殺人事件の審理 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 大津地裁、裁判員裁判で非公開 タンク殺人事件の審理

     交際相手の女性を汚泥タンクに落とし窒息死させたとして殺人罪に問われた滋賀県米原市の会社員森田繁成被告(41)の裁判員裁判の公判が11日、大津地裁であり、坪井祐子裁判長は12日の被告人質問が「公序良俗に反する恐れがある」として非公開にすると宣言した。

     大津地裁は、詳しい理由を明らかにしていない。裁判員裁判で審理が非公開になった前例はほとんどないとみられる。被告人質問終了後の審理は、再度公開する。

     憲法82条は、裁判を公開で行うと定め、裁判官全員一致で公序良俗違反の恐れがあると判断した場合、例外的に審理を非公開にできるとしている。

     これまで多くの裁判員裁判では、性犯罪や暴力団犯罪などで被害者や証人のプライバシーなどを特に配慮する必要がある場合、名前を匿名にしたり、別室で証言した映像、音声を法廷に中継するビデオリンクを活用したりしながら審理を公開している。

      【共同通信】