米原女性殺害、裁判員裁判 一部審理を非公開に
昨年6月、交際していた滋賀県長浜市今川町の会社員小川典子さん=当時(28)=を米原市の雑排水タンクに沈めて殺害したとして、殺人罪に問われた米原市坂口、会社員森田繁成被告(41)の4日目の裁判員裁判が11日、大津地裁であり、2回目の被告人質問が行われた。森田被告は、所有する車のマットなどから見つかった小川さんの血痕について「小川さんが車のドアで額を打ち、鼻血を出したことがある」と述べた。
12日午前の被告人質問について坪井祐子裁判長は「公序良俗に反する恐れがある」として非公開で行うと宣言した。
また、被告人質問で、車のマットを取り外して自宅に置いていたことを証拠隠滅と主張する検察側に対して、森田被告は「小川さんとおそろいで新しいマットを買うことにしていた」と話した。
【 2010年11月12日 08時30分 】