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「海上保安官の行動支持」APEC開催の横浜で田母神氏が演説
このニュースのトピックス:領土問題
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の最終日の14日、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)は尖閣問題などについて中国政府に抗議する集会をJR横浜駅前で開催した。田母神氏は中国漁船衝突の映像流出事件で、流出を認めた神戸海上保安部の海上保安官(43)について、「彼の行動を支持する」と訴えた。
田母神氏は中国漁船衝突の映像について、「中国にとって不利(な映像)で、日本はどんどん公開した方がよい」と述べた。その上で、「(行動しなければ)明らかに悪い結果が出るとわかっている場合の行動は許されるべきだ」と続け、今回の保安官の行動を支持した。
また、田母神氏は「これからは保守派が集会や行動を通して、日本政府に(訴えを)届けていくことが必要だ」と力を込めた。
主催者発表によると、集会には約1400人が参加。インターネットの生中継には約3500人がアクセスした。参加した女性会社員(27)は「歴史を知っていれば尖閣諸島の事件を許すはずがないが、同世代の人たちは学校で正しい歴史を教わっていない。自分にできることをしていきたい」と話していた。
集会後、田母神氏は中国など外国メディアの取材を受け、菅直人首相と中国の胡錦濤国家主席の13日の会談について問われ、「日本側は目的、目標を達成するという意識がなかったのでないか」と批判した。