中国・四川省を震源地とする大地震は、現時点で死者が約1万人と伝えられています。地震国・日本に住む者としては他人事ではない気がしますね。ミャンマーの大型サイクロン被害もそうですが、大規模自然災害の猛威に前には、人間はなすすべがないなと感じます。備えあれば憂いなしとは言いますが、実際問題、個人には備えようがない部分がありますし。
それで今朝、通勤電車の中で「SANKEI EXPRESS」を読んでいたら、共同電で「上海でも揺れ」という小さな記事が載っていました。記事には「高層ビルが多い上海では日系企業の一部で業務を中止して退社するなどの影響が出た」「地震に慣れていない上海の中国人社員を中心に動揺が大きい」などとありました。
私はこの記事で、2年近く前の平成18年6月29日、癌で亡くなる約1カ月前だった元上海総領事の故杉本信行氏から聞いた話を連想しました。杉本氏は車いすに座り、声はかすれがちでしたが、私のインタビューに日中関係などについて率直にいろいろと語ってくれました。その中で、例えば将来、上海で大きな地震が起きたら大変なことになるという話が出たのです。杉本氏は、上海の地盤がもろく、またそこに林立する高層ビルの構造もひどくもろいことなどを指摘し、こう述べました。
「現代中国の実像については、中国人自身も知らない面がある。日本は中国に、『数年で使えなくなるようなもろいビルを建てるな。将来に禍根を残すぞ』と忠告すべきだ。それをやってこそ、本当の友人だ。北京五輪の次は上海万博がある。日本としてやれることは一杯ある」
「お友達の嫌がることは言わない、しない」と明言している福田首相に聞かせたいセリフですね。私は今回の大地震でこの杉本氏の警告を思い出し、震源地がもし上海近くだったらどうなったのだろうかと想像してしまいました。私は上海の地層・地盤についても建築事情についてもよくは知りませんが、実際に上海で暮らしていた杉本氏の言葉通りなら、きっと今回以上に悲惨なことになっていたのでしょう。
ちなみに、杉本氏は外務省ではチャイナスクール(中国語研修組)に属していましたが、このインタビューの少し前に出した著書「大地の咆哮」(今は文庫本にもなっています)は、中国にもかなり手厳しい内容でした。そこで私が、「ここまで書いてお立場上、大丈夫なのですか」と聞くと、杉本氏はこう語りました。
「私の場合は、『変なことを書くと中国に嫌われる』という心配はない。中国の目を気にすることはないという客観情勢がある。はじめから、中国を何か気にして書くつもりはなかった」
この客観情勢とは、ご自身の末期癌のことを指していました。とうに死を覚悟した上で本を書いたことについては、「やはり自分がこれまでやってきたことについて訴え、はっきり自分の考えを言っておきたい。生きてきた足跡を残す意味がある」と語っていました。不謹慎かもしれませんが、私は自らの死期を見つめた人の冷静でどこか透明にすら感じる話し方に、インタビューを進めながら一種の感動すら覚えていました。杉本氏の次の言葉も、深く胸にとどめています。
「今の中国人13億人のうち、一体何人が共産党を心から支持しているのか。中国共産党と、一般の中国人は違う」「現代中国は数字の上では経済が成長しているのは間違いない。しかし、それが持続可能なものなのか、砂上の楼閣なのかを見ていかないといけない。とても今のまま成長は持続できない。いつかは破綻する」
さて、杉本氏が上海総領事時代の平成16年5月には、総領事館員が中国公安当局に脅迫され、自殺するという事件がありましたね。この問題に関して杉本氏は「私自身、彼を守りきれなかったことに忸怩たる思いだ。私が今回の出版に取り組んだのも、彼の死がきっかけだった」と話しました。
ただ、この領事館員の自殺事件は、発生から約1年半もの間、当時の小泉純一郎首相には報告されていませんでした。平成17年末の週刊文春の記事で問題を知った小泉氏は「聞いていない」と激怒し、安倍官房長官も外務省や官邸内の情報収集・伝達のあり方の見直しを指示したことは、覚えている方も多いと思います。この問題に関し、平成18年1月12日付の産経はこう報じています。
《事務方トップの二橋正弘官房副長官は6日の記者会見で「私は聞いていなかった」と釈明したが、官邸関係者は「兼元(俊徳内閣情報官)両氏が相談の上、首相に報告しないことを決めた」と打ち明ける。》
二橋氏らが、当時、小泉氏の靖国参拝などをめぐり悪化していた日中関係を慮り、情報を遮断したという見方です。後のに首相になった安倍氏が二橋氏を官房副長官から外したのも、このときの対応が一つの原因となっていると言われます。ただ、このときも「本当に二橋氏らが事務レベルでストップをかけたのか」という疑問は消えず、ずっとくすぶっていました。もっと違うだれかの意思が働いたのではないかと。
そこで私は、杉本氏とのインタビューを終える最後に、この点について「こういう問題は、官僚レベルで話を止める性質のものだろうか。政治家の判断があったのではないか」と意見を聞いてみました。すると、杉本氏は「私が事実関係を知っているわけではないが、それは当然、(二橋氏より)上の判断だろう」と答えました。
領事館員の自殺時、官邸内で小泉氏を除く二橋氏の役職上の上司と言えば、福田官房長官しかいませんでした。福田氏は事件後、すぐに自身の年金未納問題で官房長官の職を辞したわけですが、私は、杉本氏の言葉もあって「福田氏が辞め際に、あの件は小泉さんには伝えるな」と二橋氏らに指示を出したのではないかという疑いをぬぐえないでいるのです。その後、安倍氏が首相を辞任し、福田氏が首相になると、二橋氏は全官僚のトップである事務の官房副長官に返り咲きました。いろいろなことが符合するのです。
記者として取材を進める際に、状況証拠的な話や、断片的な証言をつなぎあわせていくことで全体像がおぼろげに見えてくることはありますが、決め手を欠いたままではそれ以上は追及できません。私の能力不足と根気のなさ、次から次へと別の優先すべき仕事が降ってくることもあり、結局、よくわからないまま放っておいている件も多いのです。
慶応大生が台湾の李登輝氏を学園祭に呼ぼうとした際、途中までは政府もOKの方向だったのに、土壇場でストップをかけたのはだれか。また、女系天皇推進の本当の旗振り役はだれだったのか。結局、私には不明な問題なままとなっているものがいくつもあるのですが、どれも直接当事者かどうかは別として、福田氏の陰がちらつくのがなんだかなあという気持ちがします。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/trackback/573190
2008/05/13 11:47
阿比留さんこんにちわ
みなさんこんにちわ
さやこです
真人間に生まれ変わりました
改めてよろしくお願いいたします
ご挨拶まで
返信は結構でございます
中国の地震で被災された方にお見舞いを申し上げます
他人事ではありませんね
2008/05/13 12:13
2008/05/13 12:22
阿比留 様
四川省の大地震での中国政府の対応・放送について非常に興味を持っています。1万人弱死亡にしては、昨日のTVに映る限り被災地の様子がやけに落ち着いている。報道しない報道できないところがあるのか。また、どういう形で諸外国に援助を求めるか、そもそも援助自体求めるのか等。当地には多数のチベット族やその集落も存在するはずで、彼らにも援助するのか、それともそのまま放置又はこれに乗じて更に弾圧ですかね。
不謹慎承知で言えば、どうせ起きるのなら4、5日早く起きてもよかったのにと思いました。ホーチンタオと福田首相がどう対応するかを生暖かく見届けたかったので。
2008/05/13 12:41
昭和二年の南京事件で、弱腰を見せたことが、その後の侮日、反日の原因となったと言うのも、思い出します。
地震、テロ、ウイルス、が五輪を後押しします。
五輪は中止を余儀なくされるってなことになるかも。
自然災害では責任は問えない
2008/05/13 12:56
日本はいち早く支援を表明していますね。
しかし、まだ中国からの要請は無いとか。
ミャンマーと同じく、物資・金は受け取っても人員の派遣は断るようになるのでしょうか。気になるところです。
上海のビル街の脆弱性、なんだか中国そのものを現しているかのようです。
杉本氏の言葉から、中国は国と言うより共産党が占領統治する地域であるとの思いを強くしました。
2008/05/13 13:01
中国の高層建築の中には、竹材が鉄筋の代わりに使われているものがある、という話を聞いたことがあります。(浙江省杭州市の高層分譲住宅の例など)もしも上海で同じようなことが行われていれば、地震が起きた時の惨状は想像するだに恐ろしいですね。
福田氏の「嫌がることはしない、言わない」というのは、逆を返せば「真の友になる気はない」というつもりなのかなーと思ったりもしますが……そこまで前向きに行間を読む必要もないですよね。(´・ω・`)早期の退陣を望みます。
2008/05/13 13:22
ever様
もし首脳会談前に起こっていたら、それどころじゃないとして、チベット問題などは全く言及されなかった可能性もあると思いますが、まあ、考えても仕方がないことなので…。
2008/05/13 13:25
やせ我慢様
>中国は国と言うより共産党が占領統治する地域であるとの思いを強くしました。 …そうですね。共産党員は一億人に満たないのでしょうから、かなり無理のある統治だとも思います。いろんな意味で厄介です。
2008/05/13 13:57
スレ違いですが、久々に面白いTV番組を見たので、ちょっと紹介させて下さい。
関西で、毎週日曜日の昼に放送されている読売TV「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があります。歌手?のたかじん氏(家鋪 隆仁)がMCで、辛坊治郎氏が司会をする関西の人気番組で、最新の政治・時事・社会
ネタを取り上げてトークバトルします。
きわめて保守的な傾向の強い内容の番組で、辛坊氏曰くパネラーにサヨクの人を呼んでも嫌がって出演しないとの事です。
又、関東でも放送したいと云う話もある様ですが、たかじん氏が関東で放送したらMCを降りると言っている事もあり、まず実現しないと思われます。
過去の放送内容はDVDが出ており、置いているレンタル店もありますので、興味のある方は探してご覧になって下さい。(南京事件、慰安婦問題等も取り上げています。)
前フリが長くなりましたが、今週(5/11)の放送のパネラーは屋山太郎、花田紀凱、宮崎哲弥、勝谷誠彦、国定浩一、桂ざこば、南美希子、山本太郎の諸氏でテーマは「胡錦濤国家主席来日」「メディアが日本を悪くしてるか」等々でした。
日中問題では、孔子の第75代子孫である孔健氏がゲストでしたが、胡主席来日の話題の中で「中国人は死んでも謝らない」と指摘された孔健氏は「謝ったら、お金を請求される、一回認めたら、過去の話も全部あなただと言われる」「過去を水に流すという事は絶対ない、中国人は何十年も恨み続ける」と認めていました。日本人とは、あいまみえる事のない中国人の特質と思います。日本人は、決してこの事を忘れてはいけないと思いました。
日本のメディアの問題では、屋山太郎氏「反権力=正義と錯覚している」花田氏「朝日新聞は特に悪い」と直球のコメントをしていました。
詳細は主婦「くっくりさん」が文字起こしされていますので、興味のある方はご覧下さい。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid486.html
2008/05/13 14:31
2008/05/13 14:40
biomb0326様
「ぼやきくっくり」さんのブログ、興味深く拝読しました。ご紹介ありがとうございます。私は、宮崎氏が言うように、今の活字メディアの力は本当はたいしたことがないとは思いますが、まだ比較的力を持つテレビメディアが、自分で考えずに左系活字メディアの主張をなぞって報道することが実に多いので、その手の活字メディアはまだ一定の影響力を持っているのかなと思うことがあります。
2008/05/13 16:01
阿比留さん、こんにちは。
杉本氏の遺稿「大地の咆哮」は読みました。中々、是々非々で書かれていて興味深いものでした。在職中から奮闘されていたとは思いますが、死期が近いので生きた足跡というのも何か自己を正当化する様で、矢張り官僚気質を感じてしまい、「生きている時にチャンと仕事せい」と言いたくなりましたね。
上海の地盤は本当に弱い様で、あと確か100年で上海=ベニス化と聞きました。日系建設業界が挙ってこの事実を指摘したところで、韓国や中国の建設業者に依頼するので、問題になりません。 結局、自業自得となるでしょう。億ションもピサの斜塔か?
2008/05/13 16:06
tropicasso様
こんにちは。>「生きている時にチャンと仕事せい」と言いたくなりましたね。…うーん、私もずっと彼のことを知っていたわけではないので何とも言いにくいですが、本を読む限り、元気なときから頑張ってこられたように思いましたが…。>あと確か100年で上海=ベニス化…そこに至るまでのことを考えても恐ろしい気がしますね。
2008/05/13 17:47
2008/05/13 19:03
こんにちは。
ミャンマーにつづいて支那でも大災害、おなじ閉鎖的な国ですが事情はずいぶんことなりますね。敬虔な仏教徒のおおいミャンマーは我が国よりも外交下手で自己主張をしませんし、かたや全く国民性が逆の支那はこの災害を世界にたいしておおひに政治的利用をするものとおもひます。さて支那が我が国の支援をどの範囲まで要請(許可?)するのかが興味あるところですが、黙ってゐるミャンマー「軍事独裁」政府へは冷たいままなんでせうね。
2008/05/13 19:08
char様
こんばんは。ミャンマーの対応はまだよく分かりません。とりあえず、きょうフラ・ミン駐日大使が日本に謝意を表明していましたが、援助要員についてはまだ受け入れ準備が整わないとしてビザ発給をしていないようですね。一方、政府はとりあえず、中国に500万ドルを緊急無償資金協力として出すようです。
2008/05/13 19:53
建築関係は私の商売に関わることなので、
看過できません。
表向きの構造も大事ですが、
それ以上に我が国では業者の良心が建物の耐震性を左右すると思います。
やはり「いい仕事をする」建築家に建ててもらえば、多分倒れません。
彼の国でどの建物が大丈夫かという基準は示しようがありませんが。
2008/05/13 20:04
故郷求めて様
四川省の地震でも、耐震基準の甘さやあるいは偽装問題などがクローズアップされることがあると思います。また、それによって中国全土の意識が高まるかもしれません。しかし、今すでに上海に林立している高層ビル群はどうなるのでしょうね…。何も起こらなければいいのですが。
2008/05/13 20:13
阿比留様 こんばんは。
>上海で大きな地震が起きたら大変なことになるという話が出たのです。杉本氏は、上海の地盤がもろく、またそこに林立する高層ビルの構造もひどくもろいことなどを指摘し、こう述べました。
こんな話があります。1998年に長江の流域で発生した洪水により、堤防が決壊した。この堤防は竣工からわずか3年しか経っていなかった。決壊の原因を調査したところ、その堤防には鉄筋がただの一本も使われておらず、コンクリートだけでできていた。
おそらく今の中国には、このような手抜き工事のビルがあちこちにあるのでしょう。
2008/05/13 20:21
阿比留さん、今晩は。
msn産経ニュースでは中国被災者から「それでもトーチを走らせるのか!」と怒りの声続出だそうですね。そりゃーそうでしょう。
こうして、中国全体が政府に対して騒ぎ出せば、自ずと内部崩壊が早まるというシナリオでしょう。鳥フルや手足口病もあり、五輪は相当ご難続きになりそうですね。
結局、共産主義は無宗教ですから、こういう結果になるのですね。仏教的お慈悲の心があれば、被災者vs五輪を祝うなんて両立しませんよね。
ダライ・ラマ法皇の言い分とフー主席の国家転覆を狙う法皇のどちらが正しい言い分かは明白です。
被災者救出の写真は本当にお気の毒です。できるだけ助かる人を世界中の人々の願いとしても一刻も早く救い出してもらいたいですね。祈り。
2008/05/13 20:36
半助様
こんばんは。>その堤防には鉄筋がただの一本も使われておらず、コンクリートだけでできていた。…恐ろしい話ですが、そういう手抜き以前のデタラメ工事がたくさんある可能性は否定できないと思います。なかなか中国も前途多難なのでしょう。
2008/05/13 20:37
tropicasso様
こんばんは。>被災者救出の写真は本当にお気の毒です。できるだけ助かる人を世界中の人々の願いとしても一刻も早く救い出してもらいたいですね。祈り。 …結局、そういうことですね。どこの国であろうと被災者は早く救助し、手当してほしいと願います。
2008/05/13 21:14
十数年前、当地=江蘇省南通市に住みだした頃は、よく市内の道路が陥没する
のを目にしました。何が原因なのかは分かりませんが、陥没した穴を覗き込ん
でみると、アスファルトもその下の砂利も薄っぺらなものでした。
また、市内から揚子江のフェリーの渡し場まで通じる道路が舗装されて、やれ
快適と思っていたら、間もなく小さな穴ぼこが出来だして、1年もしないうち
に穴ぼこだらけの道路になってしまいました。これも、アスファルトも砂利も
薄っぺらなものでした。
上海もこのへんも揚子江下流の大沖積三角州ですから、よく冗談で、上海でも
どこでも、もしも地震に遭ったら街は平らになるぜ、と話していますが、ほん
とに冗談ではなく、ビルを建てている現場を眺めていると寒気がします。なの
でわたしは、絶対に上のほうの階には住まないようにしております。
地震があったら、ボキッと折れて横に倒れて、間違っても下には潰れてくれる
なよ!ーーーと祈りながら・・・・
2008/05/13 21:15
私が「大地の咆哮」から学んだこと。
対中ODAは日本が中国にお願いして始められたこと。
当時(1970年代)の中国は道路、鉄道、港湾の国内インフラが整備されておらず、外貨を獲得する手段を持っていなかった貧しい国だったため、なにをしでかすかわからない国と恐れられていた(今の北朝鮮も同様にインフラが整っていないため、偽札、覚醒剤、武器でしか外貨を稼ぐことができないのと同じ)。
ODAによる中国への実質的な供与額は2兆円以上。
しかし、中国はODAで借りた金は返済しているので、日本に借りはないと思っている。
中国、台湾、日本をめぐる関係。
中国の抱える問題は都市住民と農民との格差。
中国は個人資産や所得を把握していないため、固定資産税や相続税、所得税の累進課税などがないため、資産家は資産が増える。一方で、農民からはさまざまな搾取をしている。
中国最大の問題は水。
などです。
とにかく、日中関係のことがよくわかりました。
興味をお持ちの方にはお勧めします。
いろいろな実話が使われており、非常に面白いです。
2008/05/13 22:08
阿比留記者
> ...杉本氏は「私が事実関係を知っているわけではないが、それは当然、(二橋氏より)上の判断だろう」と答えました...
喧嘩上手?の小泉元首相なら、何らかの形で使用していたであろう「実弾」が見事に隠蔽されたこの事例について、(状況証拠からして)当時の官房長官により指示されたという説をかねてより聞いて居りましたが...また補強されましたね。
しかし、福田総理の目指す日本って一体なんなんだろう...?
中共=他国に国家主権を侵害されても文句を言わず、皇統断絶を促進する行動を採ってその愚を顧みず、国家謀略の犠牲になった一般国民を突き放したまま原状回復への努力もせず、全体主義から民主主義政体への制度転換に成功した優秀な指導者の訪問を拒絶する国家...少なくとも国民国家とは言えませんね。
2008/05/13 22:09
阿比留さん
今晩は。書かれた内容、直観的に納得できるように思います。
この手のことは、おっしゃるように状況証拠だけなので、ご本人のお話がない限りは明確にならないのでしょうね。 願うらくは、この判断が無私の心からほとばしりでたものであるこということです。 このようにして、語られない歴史が堆積していくのですね。
2008/05/13 22:23
阿比留様 こんばんは。
中国四川省の大地震、ミャンマーのサイクロン被害。
この時期に両国に対する大災害。自然の猛威といってしまえばそれ迄ですが、様々な意味を含め、何か警告的なものを感じずにはおられません。
福田首相をめぐる様々な疑惑・・・
昔からよくあった、政治家の収賄・贈賄、スキャンダル等といった簡単なものではありませんね。
正に売国的行動。一刻も早く首相が変わって欲しいものですが、現在の状況下ではそれも難しい・・・
やはり周りから(閣僚・官僚・マスコミ?)プレッシャーをかけて頂けなければ。
今回コキントー来日の折でも馬鹿な発言がなかったのは、それなりにプレッシャーを感じていた結果だと思いますので・・・
2008/05/13 22:25
老玩童 OJIN様
>上海もこのへんも揚子江下流の大沖積三角州ですから、よく冗談で、上海でもどこでも、もしも地震に遭ったら街は平らになるぜ、と話していますが、ほんとに冗談ではなく、ビルを建てている現場を眺めていると寒気がします。…うーん、やはり北京五輪も大変ですが、そのあとの上海万博も一波乱というか、何かありそうな感じですね。まあ、等身大の中国が世界に認知されることは悪いことではないのでしょうが。
2008/05/13 22:27
swanny様
そうですね。ご指摘のような点がたくさん、実際の見聞をもとに書かれているので興味深いですね。最近、書店で文庫本が平積みになっているのを見たので、求めやすいと思います。
2008/05/13 22:45
一閑様
まあ、当のご本人にしてみれば、みんな(政界もマスコミも中国進出企業も)でよってたかって俺に首相になれと担いだんじゃないか、だからその気になったのに…というお気持ちではないでしょうか。私は確かに福田氏に批判的ではありますが、この人をもちあげ、幻想をふりまいて首相に押し上げた人たちの方が罪が重いとも思うのです。
2008/05/13 22:46
echological様
基本的に鈍い私が明確に知らないだけで、どこかの敏腕記者は、事実関係をもっと把握しているのかもしれません。ただ、それが記事となって表に出ているのは見たことがないので、おっしゃる通り、語られない歴史になってしまうのかもしれません。
2008/05/13 22:49
kunimamoru様
こんばんは。>今回コキントー来日の折でも馬鹿な発言がなかったのは、それなりにプレッシャーを感じていた結果…。これは、何度も私が書いてきたようにその通りだと思います。官房長官時代に靖国代替施設をつくろうとして、保守派から大きく批判されたことがトラウマになっていて、首相になってからも本心はあまり出さずにやっているようですね。こっちも、そうである分にはかまわないですし。
2008/05/13 23:57
阿比留様こんばんわ
勝手にトラックバックさせていただきました。ご都合が悪ければ、ご一報ください。
さて、北京、上海にツアーで行くと、ガイドさんがよく「地震がないことに自信があります」と駄洒落のようなことを言います。しかしお客さんの中に、建築関係の人がいるとよく、「これは地震が来たらひとたまりもない」とおっしゃいます。
ホテルに泊まると5つ星でも素人目にも安普請なことがわかります。
特に上海は浦東空港を含む浦東地区は埋立地なので、大地震が来ればすごいことになりますよね。
2008/05/14 07:24
zone0129様
トラックバックありがとうございます。>特に上海は浦東空港を含む浦東地区は埋立地なので、大地震が来ればすごいことになりますよね。 …今回の四川省の地震によって、そうした事態の現実味が増してきましたね。当の上海に住む中国人はどう思っているのか。
2008/05/14 15:52
阿比留瑠比 さま
上海に住んでいるチャットメイトがおりますので、トラックバックさせていただきました。「とうふ・おから工程」なるもので、手抜き工事が横行し、校舎や病院にその被害が集中していることが、なんともやりきません。
2008/05/14 17:28
2008/05/15 15:58
こんにちは阿比留様
入院が長くなり少し感覚もおかしくなっています。日付も曜日も全く関係ない生活です。テレビも夕方のニュース位しか見ることもなく、そのニュースの時間に限って医師・看護師の来室で見逃す事が多くて苦笑しています。
阿比留さんのエントリ更新の度に娘が携帯で見せてくれています。
連日、四川省の地震で新聞は大見出しで(読売・毎日)大変です。
今朝の読売は「国は人の命より警備が大事」「支援物資の奪い合い」等と、やっぱりそうかとうなずく文面です。
人的支援はお断り、物資はちょうだいとミャンマーと同じ態度はその国、政府の人命軽視の現れであります。今朝の辛坊治朗氏の発表では「まさに国家の犯罪」と云っていました。これで毒ギョウザ事件、東シナ海ガス田問題も当分おあずけか永遠に消え去るのかも分りませんね。
その内その内と寝ぼけ福田ポン首相の言い訳の材料になる事と思いますが、一日も早く憲法改正をして参議院を廃止し、政治の在り方を見直さなくては世界の流れについて行けません。また75歳以上の日本をここまで作り上げた高齢者への感謝も忘れた高齢者いじめの制度など、亡国の一途を進むだけと思います。乳母車に乗っているあどけない幼児を見る時、この子供の将来は、その頃の日本は・・・と不安を覚えますが。
2008/05/15 16:00
一度のコメントで入りきれなかったので、続けてコメントさせて頂きます。
先程(午前9時)病院の売店で買った毎日新聞1面下段に小さく「核製造施設破損調査へ幹部派遣」四川省には核兵器の設計・兵器用のウラン、プルトニウム製造施設があり、破損や放射能漏れの有無を調査する目的だとか。発生後三日も過ぎて・・・恐い国だ。
また2面の左下にある「発信箱」の解説室 与良正男氏によると、支持率低下が止らない福田首相に公明党幹部が「新聞の論説委員だけに理解してもらっても仕方がない。みのもんたさんに理解してもらわないといけない」と云ったと紹介してあった。この与良氏も、みのもんたの番組のコメンテーターとして出演しているが、みのの不快な発言にも反論する事は少ないのに、よくもまあ書けたものだが、公明党の大衆迎合にも政治家としての資質は既に無い。一創価学会員の戯言ですね。
驚いた内容の記事の一部でした。
今日も娘に頼んでコメントしています。エントリにあまり関係のないコメントで申し訳有りません。
季節の変り、ご自愛の程。病人の云う言葉ではありませんが(笑)
2008/05/15 16:42
くぼた様
こんにちは。長期のご入院、大変ですね。中国の地震は被害が拡大しているようですね。私もその関係で、あまり書きたいわけでもない原稿の発注を受けて四苦八苦しています(大げさです)。日本からは急遽、数十人が現地に派遣されることになったようですが、この人数ではあくまで限定的な効果にとどまりそうです。仕方ありませんが。>公明党の大衆迎合にも政治家としての資質は既に無い。…公明党は、まさにその大衆迎合を目的として生まれてきた党ですから仕方ありませんね。その公明党に頼り切りの自民党もどうしようもない。日本は内憂外患といった状況にありますが、それでも子供達のためにできることを探し、一歩でも前へ、と思っています。本日はわざわざコメントありがとうございました。一日も早いご回復を祈ります。
21歳女性教諭、園児の命を救い命終「豆腐おから工程」が原因 [ともえサロンは笑顔満開♪]
四川省で起きた大地震による建物倒壊被害が、学校や幼稚園などに集中しているのはなぜなのでしょうか? 毎日新聞のサイトで次のような記事を見つけました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-0000018…
四川省地震の位置関係 [韓国人観察日記]
↓「四川省アバ(阿・土偏に貝)・チベット族・チャン族自治州」の周辺地図。 敬愛する特定アジアニュース様から勝手に引っ張ってきました。 この地図を見るとよくわかるが、震源地の南にあるのが…
支援は必要だが忘れてはいけないこと (四川省大地震) [戦争に負けた国]
四川省での地震による被害は、死者数万人にも達する恐れがあり、交通網の寸断や化学工場の崩壊による薬品流出など、今後の救助活動を困難にする状況も報道されています。 被災された人々を救おうとするのは当然の人…
現代日本観察講(8) ー TV放送各社の認知症認定を考える [何となくドライブ・バイ 覗き見]
TVの見過ぎで空頭化が進むTV放送関係者 国民は今の国内テレビ放送を見ていると、政治も経済、年金、人権、国家安全保障等、生活全般をまともに考えられなくなります。
在上海日本総領事館員が総領事にあてた遺書の要旨 [「思いつきブログ」 hit on!]
○○総領事殿 お世話をおかけして申し訳ございません。 1 カラオケの女性が去年6月、「そのての罪」で公安に捕まるということがありました。後で聞いたところ、不思議なことに1日で釈放されたとのこと…
by kashiwa123
菅政権に思う言葉「バカにつけ…