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【衝撃事件の核心】国際結婚トラブルに新展開 まるで芸者扱い? 女性を操る「置き屋」の実態とは… (1/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
宮城県の農村で相次ぐ国際結婚トラブルが新たな展開を迎えた。韓国人女性と結婚した日本人男性が結婚仲介業者に殴られ、大けがを負っていたことが発覚。日本で長年暮らす韓国人女性らが結婚希望者の女性を預かり、共同生活させる芸者まがいの「置き屋」の存在が明らかになり、女性を送り込む本国の仲介業者の存在も見えてきた。男女問題として手をこまねいていた捜査当局も暴行事件を端緒に、実態把握に乗り出した。結婚詐欺、偽装結婚…。国際結婚ビジネスの闇が暴かれようとしている。(中村翔樹、会田聡)
女性を「商品」呼ばわりする業者…小遣い与えず、軟禁状態に
30代の韓国人女性は今年1月、3カ月間の短期滞在資格で来日すると、宮城県大崎市内のアパートに案内された。6畳と4畳の2部屋にはすでに同世代の韓国人女性3、4人が暮らしていて、女性も仲間入りすることになった。
アパートは「置き屋」と呼ばれ、日本語を勉強するなどしながら、結婚仲介業者から声が掛かるのを待つ。月に数回、米やみそ、しょうゆ、卵、キムチなどの食料が差し入れられるが、小遣いなどは与えられないので遊びに行くこともできないという。
女性は仲介業者の紹介で農村男性に数回会ったものの結婚には至らず、2カ月が経過。事実上の軟禁生活と、業者から「商品」と呼ばれたことが嫌になり、置き屋から逃走した。
地理も分からず、行くあてもない。以前会った50代の日本人男性の携帯電話に連絡すると、車で迎えに来てくれ、そのまま数カ月間同居。その後、韓国に戻って再来日し、結婚した。