2010年9月18日 11時12分 更新:9月18日 11時17分
海江田万里経済財政担当相は18日の就任記者会見で、相続税減免の特典がある無利子国債について「国債の個人保有が少なくなっているので、あってもいい」と述べ、導入を検討すべきだとの考えを示した。
また、「国有財産を証券化して売り出せば、それなりにお金が入ってくる。従来の議論は、財源不足だと増税、国債となったが、新しい知恵を出していい」と、財源確保のための証券化の意義を改めて強調した。
デフレ脱却については「政府・日銀の息はあってきたが、さらに踏み込んで、日銀法改正などを検討していいのでは」と指摘。物価上昇率を金融政策の目標に据える「インフレ目標」導入のための法整備を念頭に置いた発言とみられる。【高橋昌紀】