2010年9月17日 10時55分
【ワシントン草野和彦】米上院外交委員会は16日、今年4月に調印された米国とロシアの新戦略兵器削減条約(新START)の批准を承認した。条約発効には上院本会議での承認が必要で、オバマ大統領は同日、「承認に向けて迅速に取り組むことを求める」との声明を出した。
この日の採決では賛成14人、反対4人で、与党・民主11人と共和3人が賛成した。本会議での採決は11月の中間選挙後になるとみられる。現在の上院(定数100)の構成は民主59人(無所属2を含む)、共和41人で、承認には67人以上の賛成が必要だ。だが中間選挙では民主が議席を減らす見通しで、承認には困難が予想される。