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「夢こそが、私たちのエンジンだ。」 これは最近のホンダのCMでよくみられるキャッチコピーなのだが、 我輩の大好きな言葉で、すごく気に入ってるのである。 若かりし頃（まだ10代のころ）の我輩は バイクのレーサーになるのが夢だった。 学校を卒業してすぐ、親の反対を押して 家を飛び出すように鈴鹿市に夢を追って移り住んだ。 初めての一人暮らし（はじめはご飯も炊けなかった）、 慣れない仕事（職場ではしょっちゅうモメゴトをおこしてはケンカしたり、物を壊したり）、 慣れない生活（よく食べ物を買うお金がなくなっては夜中に農作物を盗みに行ったり）、 で今考えるとメチャクチャな我輩だったが、 そんな我輩もサーキットにいてる時はいつも楽しかった。 モータースポーツを通じて本当に多くの人と出会い、 我輩の事を本気で怒ってくれたり、ケンカしたり、喜びあったり、 時には夢をあきらめて故郷へ帰る友人と別れたり、 本当に未熟な我輩に多くのことを教えてくれた。 その後我輩は、二輪のレースを辞めて、 今の奥さんと出会い、結婚して、子供ができて、 大阪に帰ってきました。 しかし、やはりモータースポーツがやりたくて、 スポーツカーでサーキツトを走ったりしてましたが、 やがてカートもはじめることになりました。 はじめの頃は我輩と妻だけだったが、 やがてもっと多くの人にモータースポーツの楽しさを知ってもらいたくて、 いろんな人を巻添えにしていこうと思いました。 それで少しずつ色んな人に声をかけていきました。 現在、モータースポーツを通じて また多くの友人たちとサーキットで楽しい日々を過ごせています。 理解ある家族も居てます。 これからの我輩の夢は、 もっともっと多くの人たちを巻添えにして モータースポーツを楽しむことです。 モータースポーツを野球やテニスをするみたいに、 もっと身近に感じてほしいのです。 小さな町工場だったHONDAが、 今やモータスポーツの最高峰F1のエンジンを造り、 世界を舞台に挑み続けているように、 我輩なりの夢を追い続けていきたいものです。 夢こそが、私たちのエンジンだ。 |
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