2010年11月14日17時41分
鎌倉大仏を訪れ記念撮影におさまるオバマ米大統領(中央)。左は高徳院住職の佐藤孝雄さん、右は住職の母で鎌倉ユネスコ協会長の佐藤美智子さん=14日午後2時4分、神奈川県鎌倉市、葛谷晋吾撮影
鎌倉大仏を訪れ、抹茶のアイスキャンディーを食べるオバマ米大統領(中央)。右は高徳院住職の佐藤孝雄さん、左は住職の母で鎌倉ユネスコ協会長の佐藤美智子さん=14日午後2時18分、神奈川県鎌倉市、葛谷晋吾撮影
オバマ米大統領は14日午後、少年時代に訪れた思い出の地、神奈川県鎌倉市の高徳院を訪れ、鎌倉大仏を見学した。好物の「抹茶アイス」のキャンディーも振る舞われ、「とてもおいしい」と白い歯を見せた。その後大統領専用機で帰国の途につき、10日間にわたったアジア4カ国歴訪を終えた。
オバマ氏は午後2時すぎ、黒のスーツにノーネクタイのリラックスした姿で境内の参道に姿を見せた。住職の佐藤孝雄さん(47)と母・美智子さん(75)の説明を聞きながら何度も大仏を見上げ、内部を含めて約20分間見学。境内の売店にも立ち寄り、今回同行しなかった長女マリアさんと次女サーシャさんへのおみやげとして、色違いの数珠二つを日本円で購入した。
大仏内部では「日本文化の偉大な宝を再訪できて素晴らしい。この美しさは長年私の中にあった」と台帳に英語で記帳した。孝雄さんは報道陣に「大変気さくな人柄とお見受けしました」と振り返った。
オバマ氏は昨年11月の初訪日時の東京での演説で、母親と鎌倉の大仏を訪れたエピソードを披露し、「私は抹茶アイスクリームの方に夢中だった」と会場を沸かせていた。(村山祐介)