吾日に吾が身を三省す| 曽子曰わく、吾日に吾が身を三省す。 人の為に謀りて忠ならざるか。 朋友と交わりて信ならざるか。習わざるを伝えしか、と。 |
論語と言うものは、孔丘とその弟子達の学びの結果を
まとめた経験書である。
一個人の意見でなく、他の者の意見や経験から編成されている。
だらかこそ、長きに渡って愛読されているのでしょう。
他人を指摘する目的は、相手の考え方の違いや
能力を伸ばしたいと言う善意から来る事なのでしょうが、
その善意が時には相手にとって迷惑な事もあるものです。
三省するとは、文字通り朝昼晩の自分の行いを振り返って
反省すると言うものです。
人は日々傷つけあい、労わりを覚え成長する生き物であり、
それが出来るからこそ社会の中で人としていられるものです。
自分の善意が悪意と受け取られてしまったのであれば、
それは何処かで考え方の相違により誤解を与え、
相手を傷つけてしまったのでしょう。
それを日々顧みて、反省する。
その心が自分を強くし、確固たる信頼に繋がるものだ考えます。
人を傷つける事は、自分も傷つく事。
それを三省し、労わりを覚える事で、
相互に真の信頼関係が生まれます。
と、僕は信じております。
本日の一句労わりは 痛みを知り 相互知る
作:淳風