横浜市で開かれている、APEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議は、2日間の討議を終え、その成果をまとめた共同声明がまもなく発表されます。
APEC閣僚会議は、討議の成果をまとめた共同声明が発表されます。声明では「世界経済は回復の途上にある一方で、この先、保護主義的な圧力が強まる懸念がある」と指摘する見通しです。そのうえで「保護主義の抑止に向け、2013年末まで新たな輸出制限などの措置を取らないことで加盟国が合意する」という文言が盛り込まれる見通しです。この内容は、中国からのレアアースの輸出が滞る問題を念頭に、今回の会議で議長国の日本が合意を目指したもので、保護主義の阻止を盛り込んだことで、問題の解決に向けた土壌を作った形になります。一方、主要な議題となった域内の経済統合については「域内全域で自由貿易圏を構築する構想の実現に向けた道筋を、あさってから開かれる首脳会議に報告する」という内容にとどまる見込みです。今回の閣僚会議では、日本が関係国との協議を開始するという基本方針を決めたTPP=環太平洋パートナーシップ協定など、各国の間で進められている自由貿易の枠組みが議論されましたが、その具体的な内容については、13日に開幕する首脳会議で引き続き議論される見通しです。