11日閉幕したアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）閣僚会議は、世界貿易機関（ＷＴＯ）の多角的通商交渉（ドーハ・ラウンド）早期妥結を促す独立した声明を採択して、保護主義をけん制する立場を鮮明にした。政府は会議閉幕を受けて前原誠司外相や大畠章宏経済産業相が相次ぎ各国閣僚と会談するなど、地域統合加速に向けた取り組みに着手した。
閣僚会議の保護主義抑止に関する声明では、金融危機から回復途上にある世界…
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