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米大統領 TPP通じ輸出増を

11月13日 11時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため日本を訪れているアメリカのオバマ大統領は、アジア太平洋での自由貿易圏をつくることを目指す「TPP=環太平洋パートナーシップ協定」を通じて、高い経済成長を続けているアジア各国との関係を強化し、この地域への輸出を増やしていきたい考えを強調しました。

オバマ大統領は、12日午前、横浜市で開かれた日本経団連が主催したAPECCEOサミットで講演し、「アジアの経済規模は今後5年間で、1.5倍に拡大すると予想されている。いまや日本をはじめ、アジア各国で起きていることはアメリカにも大きな影響を与える」と述べて、アメリカにとっても高い経済成長を続けているアジア地域の重要性が増しているという認識を示しました。そのうえで、「アメリカからアジアへの輸出額はこの5年間で伸びてはいるもののシェアはほかの貿易相手国に比べて低下している。TPPを通じて、この地域の市場開放を実現し、輸出を増やしていきたい」として、みずからが提唱している「輸出倍増計画」の実現を図るためにもTPPの合意を目指す決意を強調しました。