2010年11月13日16時45分
[東京 13日 ロイター] 野村ホールディングス<8604.T>の氏家純一会長は13日、同社の11年3月期当期損益が黒字になる可能性が非常に高いと語った。APEC・CEOサミットの会場でロイターに語った。
同会長は「上半期に比べて足元の状況は改善している」と述べた。 同社が10月29日に発表した4─9月期の連結当期利益は33億7300万円、前年同期比91%の減少となっていた。
ただ、同会長は、北米事業拡大の影響で、収益性は圧迫されていると述べた。同会長によると、野村HDはゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど大手投資銀行とエネルギーや天然資源など特定分野では戦うつもりだが、全ての分野で競争するつもりはないという。また、米国での事業買収は考えていないと語った。