オバマ来日 行動詳細が分からない!
【政治・経済】
2010年11月13日 掲載
APEC警備大騒動
オバマ米大統領が12日夜、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に出席するため来日した。菅首相は首脳会談などを通じ、普天間問題などでギクシャクした日米関係の再構築を考えているらしいが、到底ムリ。既に米国は菅政権を“見限って”いたのだ。
オバマは昨年11月の訪日時に鎌倉で抹茶アイスを食べた話を披露。このエピソードにちなんで、今滞在中の鎌倉観光が計画されている。鎌倉駅周辺は13日午前10時~午後2時と14日午後に大規模な交通規制が予定され、地元商店街では「オバマッ茶ソフト」が売り出されるなど、歓迎ムードだ。ところがこの事態にテンヤワンヤなのが警備担当者たち。地元関係者がこう言う。
「冗談じゃありませんよ。秋の鎌倉は行楽シーズンの上、今は『七五三』の時期でもある。タダでさえ混雑しているのに、オバマ大統領が来たらメチャクチャです。だいたい鎌倉は細い坂道が多く、アチコチに林や路地があるから要人警護に向きません。さらに現場が困っているのが、大統領の詳細日程がほとんど知らされないことです」
実際、神奈川県警のAPEC担当者にオバマの詳細日程について尋ねると「分かりません」と答えるのみ。警護対象の行動予定が不明とは前代未聞だ。一体なぜなのか。
「菅政権の情報管理が全く信用されていないからです。米政府は警視庁のテロ資料流出や、尖閣ビデオ流出騒ぎで、『コイツらに話すと全部筒抜けになる』と警戒している。だから詳細日程を教えず、曖昧にしているのでしょう。米国側は防弾ガラス付きのリムジンを空輸し、シークレットポリス100人態勢で大統領を“自前警護”するらしい。全員、拳銃を持っているから、物々しい限りです。彼らの出番がないことを祈るだけですよ」(事情通)
ホスト国としては何ともシマらない話である。