「IMFの役割、一層重要に」 財務相、専務理事と会談野田佳彦財務相は13日、来日中の国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事と財務省で会談し、世界経済の安定と成長のためIMFの役割が一層重要になっているとの認識で一致した。 会談では財務相が、政府が6月に閣議決定した財政運営戦略や、補正予算による経済対策について説明。各国の出資比率や理事数を見直すIMF改革では歴史的な合意が果たされたと評価した。 専務理事は、世界経済の情勢分析や監視活動にIMFが積極的に取り組んでいく考えを示した。 会談後に記者団の取材に応じた専務理事は「アジア通貨危機の(IMFに対する)悪い記憶を今も抱えるアジアの国々とIMFとの、より良い関係を構築したい」と述べた。 専務理事は13日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の関連イベントに出席するため来日していた。 【共同通信】
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