APEC=アジア太平洋経済協力会議は、13日午後から首脳会議が始まり、会場周辺では、引き続き、警察が2万1000人の厳戒態勢で警戒に当たっています。
横浜市で開かれているAPECは13日午後2時すぎから首脳会議が始まり、警察は2万1000人の厳戒態勢で検問やパトロールを行うなど、警戒に当たっています。会場周辺の道路では、各国の首脳の乗った車の列が会場と宿泊先のホテルとを行き来するたびに断続的に通行止めが行われました。警備の強化に合わせて臨時休業する施設も出ていて、このうち会場の向かいにある遊園地では、入り口の門が閉ざされ、「休園」と書かれた板が掲げられていました。家族で訪れた横浜市内の40代の男性は、「こんなことは初めてで驚きました。遊園地に入れないので代わりの家族サービスをどうするかこれから考えます」と話していました。また、週末には大勢の観光客などでにぎわう赤レンガ倉庫も13日は訪れる人の数は少なく、制服の警察官が20~30メートルおきに巡回して、不審物がないかどうかなど確かめていました。一方、13日は貿易の自由化などに反対するグループや、尖閣諸島の問題などをめぐって中国政府に抗議する団体などが、会場周辺であわせて9つのデモを行いましたが、混乱はありませんでした。警察は14日も引き続き2万1000人の厳戒態勢で警備に当たることにしています。