菅直人首相は13日の日米首脳会談の冒頭、第16代米大統領のリンカーンが1861年に徳川幕府第十四代将軍・家茂に友好的交流を呼びかけた親書の複製を贈った。オバマ大統領は「(リンカーンは)自分が一番好きな大統領だ」と喜んだ。
一方、大統領からは、菅首相が弁理士資格を持つことにちなみ、横浜出身の花火師が1883年に日本人として米国で初めて取得した特許の複製を贈呈した。花火を打ち上げると、中から人形が出てくる「昼花火」という発明だ。日米の国旗をあしらったアジア太平洋経済協力会議(APEC)の記念プレートも贈り、米国が議長を務める来年のAPECと併せ成功を期した。【吉永康朗】
毎日新聞 2010年11月13日 21時08分(最終更新 11月14日 1時02分)