APEC首脳会議 初日の議論終了 地域一体の繁栄を目指す成長戦略の策定で合意
APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議は、13日に初日の議論を終え、地域一体の繁栄を目指す成長戦略の策定で合意した。
会議の冒頭、菅首相は「今回のAPECを新しい時代を画す機会としたい」と述べ、15年ぶりの日本開催で、議長国として会議を成功に導く決意を述べた。
初日の13日は、「世界の成長センター」としてのアジア太平洋地域の成長戦略を、APECとして初めて策定することで合意し、成長と環境の両立などの行動計画を取りまとめることで一致した。
菅首相は「平和でダイナミックなアジア太平洋地域の発展を、皆さんと一緒に祈念して、日本のお酒で乾杯したいと思います」と述べた。
最終日の14日に、菅首相は、TPP(環太平洋経済協定)について、「関係国との協議を開始する」との日本の方針を表明することにしている。
首脳会議は、そのTPPなどを土台に、アジア太平洋地域での自由貿易圏構想を推進することなどを盛り込んだ首脳宣言「横浜ビジョン」を採択し、閉幕する。
(11/14 00:27)