横浜市で開かれているAPEC=アジア太平洋経済協力会議は14日、最終日を迎え、会場周辺では引き続き厳戒態勢で警備が行われるとともに、各国首脳の移動や帰国に伴って高速道路や一般道でも交通規制が行われます。
横浜市で開かれているAPECの首脳会議に伴い、13日、会場周辺では一般の車の通行が大幅に制限され検問が行われるとともに、制服姿の警察官たちが隊列を組んで不審物がないかどうかパトロールしていました。警備の強化に合わせて周辺では臨時休業する施設もあり、会場の向かいにある遊園地では入り口の門が閉ざされ、「休園」と書かれた板が掲げられていました。また、会場から1キロ余り離れた山下公園にある氷川丸でも営業を自粛し、知らずに訪れた観光客らがはり紙の前で足を止める姿も見られました。警察は最終日の14日も、引き続き会場周辺や人が集まる駅などで2万1000人の厳戒態勢で警備に当たります。きょうの会議のあとには、アメリカのオバマ大統領が鎌倉の大仏を見学する予定で、周辺一帯の道路では大幅な交通規制が行われるほか、各国首脳の帰国に伴って、会場から空港に向かう高速道路でも規制が行われます。警察では市民に対してできるだけ公共交通機関を利用するよう呼びかけています。