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菅直人首相は13日夕、中国の胡錦濤国家主席と横浜市内で会談し、沖縄県・尖閣諸島周辺での漁船衝突事件で冷え込んだ関係改善策を協議した。しかし、尖閣領有権をめぐり双方の主張が対立、共通の利益を追求する「戦略的互恵関係」の構築が重要だとの認識を確認した程度に終わった。衝突事件後初の正式な首脳会談となったが、会談時間は22分間にとどまり、関係修復の難しさを逆に見せつける形となった。
尖閣問題めぐり、首相は日本固有の領土との立場を強調し、胡主席も領有権を主張した。同席した福山哲郎官房副長官は双方が主張を展開する中で「首相は日本の確固たる立場を明確に述べた」と記者団に説明。ただ両者の具体的な文言については「外交上のやりとりなので、詳細は控えたい」とした。漁船衝突映像流出事件に絡む発言は「一切なかった」という。
両首脳は戦略的互恵関係について、長期的に安定した発展が両国国民の利益に合致し、地域と世界の平和と発展にとっても非常に重要だとの認識で一致。政府間と民間分野の交流協力促進について合意した。20カ国・地域(G20)首脳会合やアジア太平洋経済協力会議(APEC)での議論を踏まえ、経済分野を含む地球規模の課題での協力強化も確認した。
双方が権益を主張する東シナ海のガス田開発や、中国のレアアース(希土類)輸出停滞問題も取り上げられた可能性があるが、福山氏はこれについても「具体的問題なので(紹介を)控えたい」とした。
会談実現に向けた両政府間の調整は難航し、開始時間の約35分前に急きょ設定された。両首脳の会談は6月のカナダ・トロント以来で2度目。
会談冒頭で、首相は「APECに出席され心から歓迎する」と述べた。胡主席は「お招きいただきありがとう」と謝意を示し「周到に準備されたAPECが成功できると信じている」と応じた。
菅首相は10月上旬、ブリュッセルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の際、中国の温家宝首相と非公式会談し関係改善で一致。10月末にはハノイでの温首相との正式会談がいったん決まったものの、直前に中国側の拒否で開催が見送られ、約10分間の非公式会談にとどまった。
(2010年11月13日23時15分 スポーツ報知)
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