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【神奈川】

APEC横浜 8カ国首脳夫人ら 鎌倉の秋満喫

2010年11月14日

建長寺を訪れ、地元の小学生から扇子を受け取る各国首脳の夫人=鎌倉市で(代表撮影)

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 太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が開幕した13日、日本を含む8カ国の首脳夫人たち一行は、鎌倉市の高徳院や建長寺を訪れた。鮮やかな紅葉に彩られた古都はこの日、ものものしい警備に包まれ、歓迎の声とともに、不満の声も漏れた。 (志村彰太、水野健太、斎藤裕仁)

 高徳院ではまず鎌倉大仏を拝観したが、この間、観光客は入場禁止となった。

 子ども連れで来ていた同市内の主婦戸上郁子さん(38)は「オバマ大統領の夫人を見たかったけど、いなくて残念」。京都府から来た二十代のカップルは「横浜は警備が厳しいと聞いて鎌倉に来たのに、時間がなくて大仏も見られなかった」と肩を落とした。

 ニュージーランドのキー首相夫人の「横浜から鎌倉に来て空気が違うと感じた。鎌倉は素晴らしい」という印象を聞いた同市の松尾崇市長は「今回の訪問で鎌倉の魅力を世界に発信できたことになればうれしい」と話した。

 建長寺でも、拝観者らは寺の入り口で手荷物検査を受けるなどものものしい雰囲気。夫人たちの到着直前には、警察官らが、拝観者を寺社外に誘導。夫人たちが訪れると、小学生らが歓迎し、夫人一人一人に扇子を手渡した。

 同寺に来ていた横浜市保土ケ谷区の女性会社員は「警備は仕方ない。夫人たちに日本文化を知ってもらえれば、うれしいですね」と話した。

 

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