期待通り、漏洩という形ながら尖閣ビデオが公開された。簡単に言えば、「衝突ビデオが見たい!⇒OK、じゃあ衝突しているところをみせてやるよ。」と言う感じのビデオである。衝突するところが映っているから、中共政府が間違ったことを言っていることは分かるが、2回の衝突の映像はあるものの肝心の海上保安庁の職員が閩晋漁5179に乗り込んで拿捕する場面までの映像が無い。本当に海上保安庁の職員が海に落ちたのか、銛で突かれたのかのところが不明である。前編を公開して続編を待てという感じである。これで事実上公開したということにされないことを期待する。
NHK、「おはよう日本」で7分間にわたり詳報して、わざわざYouTubeの宣伝をしたことなどから、人権擁護法案成立への目くらましではないかと噂されているようだが、
『誤認「人権侵害救済法案」考 博士の独り言』
によれば、法務委員会へも未提出の模様。いずれにせよ、スパイ防止法はないし、国家公務員法にも天下り先への情報提供くらいしか、情報漏洩への規定が見つからないから、本来ならきっと大丈夫のはず。
それにしても、ビデオに入っている台詞が非日常的な言い回しで、何とも萌え要素が満載だ。
(網を引き揚げる)反力で後ろに下がっている。
(風とうねりで)本船激しく動揺している。
前進行き脚に変わっている。
該船のエンジン音は一際高くなりました。
9月7日ひとまるまるまる(10:00)
該船揚網中である。
また笛の合図がありました。聴音三回。
後部甲板(こうはん)に人影が見えます。
ついでに
『侵犯船ビデオ流出の“漂流”…激突現場に謎の船影発見 東アジア黙示録 /ウェブリブログ』
の所で、微妙な誤解があったので情報の捕捉をしておいた。
〜引用開始〜
初めまして、
>「本船、そうとう動揺している。本船の動揺、激しい。よなくにの動揺が激しい」
>状況説明をしているのはビデオカメラを回している「よなくに」の海上保安官だ。「動揺している」とは何を示しているのか…この時、シナ侵犯船は停船した状態だった。
本質的な問題ではありませんが、船体が波やうねりで文字通り動き揺れることを「動揺」と言います。精神的な関係ありません。
例えば、
船体動揺、荒天について - 商船三井フェリー
http://www.sunflower.co.jp/cargo/safety/index.shtml
などをご参照。
恐らく該船停止中に画像がぶれていることの説明だと思います。
〜引用終了〜
「よなくに参加する気無いから」と、はてるまの人が言って笑ってほのぼのしていたところが、個人的にはツボだった。誰か英語字幕版を作らないかな。