米ロ首脳会談 オバマ大統領、核軍縮条約「新START」早期批准に向け努力する姿勢強調
APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が開かれた神奈川・横浜市内で14日、米ロ首脳会談が行われ、アメリカのオバマ大統領は、2010年4月に調印した新たな核軍縮条約「新START」の早期批准に向け、努力する姿勢を強調した。
オバマ大統領は「年末までの議会で、新たな核軍縮条約の早期批准を努力すると、あらためて表明した。議会にも、これが最優先事項だと伝えてある」と述べた。
首脳会談ではまず、新たな核軍縮条約「新START」が議題にのぼり、オバマ大統領は、ロシアのメドベージェフ大統領に、議会での早期批准に向けた見通しについて説明した。
またオバマ大統領は、ロシアのWTO(世界貿易機関)への加盟問題で支持を継続することを伝え、メドベージェフ大統領は、アメリカ経済の早期回復に期待感を示した。
会談後、両首脳は、カメラの前で互いを「わたしの友人」と呼び合い、「素晴らしい関係を構築できた」と成果を強調するなど、会談は友好ムードを演出したものになった。
(11/14 15:03)