TPP参加国首脳会議に菅首相が出席、緊密協議の方針表明

2010年 11月 14日 15:36 JST
 

 [横浜 14日 ロイター] 菅直人首相は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて開催された環太平洋経済連携協定(TPP)参加9カ国の首脳会議に出席、貿易投資の自由化で緊密に協議を進める方針を示した。福山哲郎内閣官房副長官が明らかにした。

 菅首相は、TPP参加国首脳会議の議長を務めた米国から、APECの議長国として招待される形でオブザーバーとして出席。11月に閣議決定した包括的経済連携に関する基本方針を説明したうえで、TPPは情報収集を進めながら対応する必要があるとして、国内の環境整備を早急に進めるとともに、関係国との協議を開始することにしたと説明した。また菅首相は、交渉参加9カ国との間で、アジア太平洋地域の貿易投資の自由化について、緊密に協議したいとの意向を示した。参加国からは菅首相の参加を歓迎する趣旨の発言があったという。

 参加国首脳会議では、オバマ米大統領が2011年に米国で行われるAPECで交渉の結論を得ることを目標にしたいと発言。複数の参加首脳から賛同する声が出た。

 
 
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